炎のジプシーブラス

  • author: driftingclouds
  • 2004年07月26日

brassonfire

ルーマニアの片隅からやって来た、地図にも載ってない、電車も止まらない、ジプシーだけの住む人口400人の村ゼチェ・プラジーニからやってきた、ファンファーレ・チォカーリアの活動を追ったドキュメンタリー。



村人同士の喧嘩すら「ふぬけたラッパの音聞かせるんじゃない!」「お前こそ気の抜けたような太鼓たたきやがって!」なんて感じのこの村は、男子の8割ぐらいが何かの楽器を演奏するらしい。

文字を持たないジプシーのDNAに刻み込まれた音楽は、とてつもなく陽気で、騒々しくて、自由で、でもどこか物悲しい、彼らの生き方そのもののよう。
一口にジプシー音楽と言ってもいろいろあるけれど、ここでは管楽器が主体。
それも、とにかく猛烈なスピードで吹きまくる!
世界最速と言われているとか。

私はエミール・クストリッツァの映画が大好きなので、「アンダーグラウンド」や「白猫・黒猫」でおなじみの曲がガンガン演奏されるのが嬉しかった。
そっか〜、ルーツはここだったのね〜
村自体もまさにリアル・クストリッツァワールドだったし。

どんなに世界的な名声を得ても、それに踊らされることなく、ちゃんと地に足の着いた考え方をしているのがいい。
それもやっぱりジプシ−の血の誇りなんだろか。

映画の最後の方で彼らは東京へやってくるけれど、無粋な警官の手で路上ライブを阻止されそうになる。
彼らにしてみれば、身体のうちから自然に音楽がわき上がって来ただけなのにさ〜
あ〜あ、まったくこんな映像が世界に流れちゃって恥ずかしいよ〜、とちょっとブルー。
そのあとのライブの盛り上がりで溜飲が下がったけどさ。

それから、吉祥寺バウスシアター、音小さいよ!!あのめくるめくような音に身を浸してこそなのに〜
というわけで、8月の来日公演のチケット買いました。
この目で(つ〜か耳で)確かめてくるわ、世界最速を。

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