台湾黒電影

  • author: driftingclouds
  • 2005年10月27日

監督:侯季然(ホウ・チージャン)

台湾映画界で1979年頃から1982年ぐらいまで大量に作られた『黒電影』と呼ばれる作品群。
いまでは映画史の中で忘れられた存在になっているこれらの作品の作られた背景、製作状況などにスポットを当てるドキュメンタリ−。

この映画を見るまでは,台湾でそういう映画が作られていたことなどまったく知らなかったので大変興味深い内容でしたが、もう少し色々つきつめて欲しかった気も。
ですが、台湾ではこの時期の映画史というのはまったくの空白になっているとのことで、この作品はこれから始まる研究の第一歩として位置づけられるのではないかと思います。

現実社会で不安や閉塞感を感じると、映画に暴力やエロ・グロな表現が現れてくるというのは万国共通なのかもしれません。
映画の中で取り上げられている作品の一部などを見ても日本の新東宝や東映あたりの作品が思い出され、その辺りの影響はどうなのだろう?という疑問がわきました。
上映後に行われたティーチインでも同様の質問が出て,監督は「確かに日本や香港の映画からの影響はあると思うが、今回は忘れられた映画に光を当てることが目的であり、そこまでは発展させませんでした」とのこと。
作品はほとんどが失われており、一部の作品は巡回映画会をやる業者の倉庫の膨大なフィルムの下の方から見つけ出したものだとか。
そのフィルムも著しく傷んでいて、到底ビデオなどにおこすことが出来ないので映画を映写してその画面をビデオに収めたりしたそうです。
しっかし、また27,8年しか経ってないのにあそこまで傷んでしまうものなのか…高温多湿恐るべしだわ。

陸小芬という当時大人気だったスター女優がインタビューされてたのですが、あのひとは…『客途秋恨』のおかあさん?ええ!?びつくり。

それにしても、中で紹介された映画ちょっと面白そうだったなぁ、どこかでひょっこりネガが出てきたりして、見られるようにならないもんだろうか?

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