キング・コング

  • author: driftingclouds
  • 2005年12月31日

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監督:ピーター・ジャクソン  ニュージーランド=アメリカ 2005年

公式サイト

『指輪物語三部作』は一人の映画監督が、一生に一度造る事が出来るかどうかというレベルの作品でした。
だから、それを造ってしまったピーター・ジャクソンの次回作というのは期待しつつも心配ではあったのですよ。本人も半分ぐらいに痩せちゃったし。

さて、その結果は…

PJは子供の頃、1933年版の『キング・コング』を観て映画監督になろうと決めたのだとか。
その初心をこれだけ世界的な巨匠になっても忘れずに持ち続けているのが凄いところ。
あこがれの作品へのリスペクトを保ちつつ、更に素晴らしい作品に仕上がっております。

SKULLS ISLANDに行ってからのスペクタクルな部分に目を向けがちだけど、そこに行くまでの大恐慌時代の描写やヒロインのアン(ナオミ・ワッツ)や映画監督のデナム(ジャック・ブラック)の人となりが示され、彼らが追いつめられて船に乗り込むまでの描き方も見事だと思いました。
ジャック(エイドリアン・ブロディ)が最初インテリでひ弱そうなのに、いきなりヒーローになっちゃうところはちょっと??でしたけど。

CGの発達により1933年にはなし得なかったビジョンを実現させているのが見どころの一つ。
エンパイアステートビルでのシーンなんて高所恐怖症の私には手に汗握る恐ろしさ…比喩ではなく、ほんとに手にじっとりを汗をかいてしまいました…
蟲は要らん…と思ったんだけど、ぐちゃぐちゃドロドロはPJのトレードマークみたいなもんだからしょうがないか。

それだけじゃなく、コングの演技が本当に素晴らしいのですよ。
モーションキャプチャーにてコングを演じたのは『指輪』のゴラムと同じアンディ・サーキス。
彼の名演によってこの映画が愛の物語であるという事がより明確になったと言えるでしょう。
コングが最後に見せる表情にはぐっと来ました。
ところどころ、コングの動作がぎこちないように見えるのは、おそらく1933年版を踏襲しているからだと思ったのですが…なにしろ、むか〜しTVで観たきりなので確証はなしです。

ジャングルでも真冬のニューヨークでも薄物のドレスで駆け回るという、こういう映画の正しいヒロイン像を演じきったナオミ・ワッツ、いかがわしい人物をいかがわしい…だけじゃない背景を感じさせたジャック・ブラック、一癖も二癖もある船長のトーマス・クレッチマン、コリン・ハンクス、ジェイミー・ベル…ときっちりと俳優のキャラが立っているところも◎。

今年の締めくくりにふさわしい3時間。是非、劇場で。

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ピーター・ジャクソン『キング・コング / KING KONG』☆今年1本目☆

『キング・コング』(今年1作目) 公式サイト:http://www.kk-movie.jp/top.html原題:KING KONG製作:2005年アメリカ監督:ピーター・ジャクソン出演:ナオミ・ワッツ/ジャック・ブラック/エイドリアン・ブロディ 1930年代初頭のニューヨーク。野心家で大胆不敵な映...

  • [ honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜 ] 2006年01月19日 21:28 5

この記事へのコメント

最初キングコングのリメイクって聞いたときは心配でしたが、予告編を見たら面白そうで一安心。本編は予想以上に良かった。コングたんに泣かされるとは思いませんでした。

DVD化されたら、コングたんをあの島から、どうやって連れて帰ってきたのかを是非見せてほしいです。

では、良いお年を。

1. Posted by KIKI 2005年12月31日 08:56

>コングたんをあの島から、どうやって連れて帰ってきたのか

アハハ、それ私も気になりましたよ〜下手したら船よりデカかった気がするし。

今年もお世話になりました。良いお年を。

2. Posted by KEI 2005年12月31日 23:33

僕は原作を見てないんだけど、わざわざコングを連れて帰るなら、コングが倒した○○を持って帰った方がよほど衝撃的なんじゃないかと・・。
映画自体はスゴイ面白かったのに、そこだけ僕の小姑心にひっかかったんで。

3. Posted by こつてり 2006年01月01日 10:19

>こつてりさん
さすが小姑は目の付けどころが違うね。
そりゃ、たぶん…○○は腐るからぢゃ?途中でサメに喰われるかもしれないし。

4. Posted by KEI 2006年01月04日 00:23

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