シリアナ

  • author: driftingclouds
  • 2006年03月16日

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監督・脚本:スティーブン・ギャガン 2005年 アメリカ

もちろん私自身がこういう大きな世界で動く利権や権力を巡る陰謀に対する知識がほとんど無い…というのをふまえた上で言うのですけれど。

混沌とした映画…
バラバラに見えたおのおののエピソードがどこへ向かうのか把握しきれないまま映画が終わってしまった感じです。
いちおう『CIAは何をしていた?』を原作(私は未読)としていますが、物語自体は完全なフィクションです。もっとも、知識があればこの人物のモデルは誰、と簡単にわかるらしいのですが。

もちろん実際の世界はそれほど単純ではなく、だからこの映画においては石油利権に振り回される混乱ぶりをそのまま見せようとしたのだと思うけど、それにしてもやはり芯になるものは必要だったのではないか?と思います。
後半に至って、リベラルの方向を目指すナシール王子(王子のバックにつくのが中国という所が面白い)とそれを阻止して自分たちの思いどおりの政府を作り、石油利権を守りたいCIA(及び大手石油会社)という構図が見えてきますが、それが他のエピソードをまとめるまでに到っていませんでした。

ということで、制作者の熱意と意欲(とジョージの熱演)は買いますが、今ひとつ訴求力に欠ける映画になってしまったのは残念です。


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