ブロークン・フラワーズ

  • author: driftingclouds
  • 2006年05月05日

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監督:ジム・ジャームッシュ 2005年 アメリカ

そうか『ストレンジャー・ザン・パラダイス』はもう22年も前の映画なのか…
ついでに『ゴーストバスターズ』も…(ていうか同じ年の映画だったのか!)
なぜかここに来て役者人生が全盛期を迎えつつあるビル・マーレイと、長編は6年ぶりとなるジム・ジャームッシュのそんな意外なシンクロニシティに驚いたりして。
いや、それにしてもそりゃみんな歳取るわけだよ。

元プレイボーイ、今はただの中年おやじのドン・ジョンストン(この名前のギャグはあまり通じてなかったみたい)(ビル・マーレイ)が、謎の元恋人らしき人物から息子がいると聞かされ『舞踏会の手帖』よろしく昔の恋人を尋ね歩くことになるのだが…

中年にさしかかった男が急に自分に子供がいると聞かされる…ってのはヴェンダースの『アメリカ、家族のいる風景』(そういやこっちにもジェシカ・ラングが!)もだし、観てないけど彭浩翔の『伊沙貝拉』もそうらしい、さらに言うなら、同じビル・マーレイの『ライフ・アクアティック』だってそうだった、なんか最近流行のパターンなのですか?
まあ、男のファンタジーよね、これが女だったらそんなことあり得ないもん。(とかいいながらそういえば、『アリーmyラブ』にそういうエピソードがあったことを思い出したけど、あれは特殊なケースだからなぁ)

何書こうとしてたんだっけ?そうそう、ビル・マーレイについてでした。
彼のいつもなに考えてるのかよくわからない、とぼけた顔は昔から変わってないんだけど、それがここへ来て中年男の哀愁として花開いた(?)感があります。時間ってのは不思議なもんだわ〜、ってのはこの映画とも通じるよね?と、強引に結びつける。
この映画もまず、ビル・マーレイありきな作品。
彼の醸し出す気だるげな雰囲気、テンションの低〜いウケの芝居が、ジャームッシュ独特のオフビートなリズムと、エチオピアンジャズの不思議な響きとあいまって、しみじみおかしくてチョピリほろ苦い何とも言えない味になってます。
マーレイにはアメリカのジャージ王の称号を与えてあげよう。(笑)
昔を振り返ることで見えてくる現在の大切さ…などというご大層なものでなく、要するに今を生きてくしかしょうがないんだよね、という諦めみたいなもの。まあ、それも悪くはないのかも、なんてね。

ジャームッシュもこういう映画を撮るようになり、それにしみじみするような年齢に私もなったのだなぁ。
と22年の歳月に想いを致すのであった。

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この記事へのコメント

>アメリカのジャージ王の称号
賛成〜!!
GWに行ったら始まる時間間違えて立ち見→横に移動して体育座りして見ました。体育座りって小学校以来でかなり尻痛かったけど、面白かった!
あのお友達も最高でしたね。

中年男に子供がいると知らされる、って話、彭浩翔いわく「男は30過ぎるとどっかに自分の子供がいるかもしれんと考えるもの」だそうです(笑)

1. Posted by maiko 2006年05月09日 23:12

>maikoさん
ジャージ王、やっぱりですよね。彼に対抗出来るのは『フェイク』のアル・パチーノぐらいかと。
あのお友達、いい味出してましたよね〜
すぐそばにいるのに、お互い携帯で話してるところか、好きでしたわ。

>男は30過ぎると…
君たち…だから男ってのは…(笑)

2. Posted by KEI 2006年05月11日 01:03

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