ディバージェンス-運命の交差点(三岔口)

  • author: driftingclouds
  • 2006年05月12日

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公式サイト

監督:陳木勝(ベニー・チャン) 脚本:岸西(アイヴィ・ホー) 美術:張叔平(ウィリアム・チャン)
寰宇娯楽有限公司、山西電影制片廠 2005年 香港

去年の東京国際映画祭ではあっという間に売り切れていちばん入手困難なチケットだったはずなんですが、私の観に行った回は観客が私と友人含めて5人ですよ、5人!なぜだ!
みんな、自分の好きな明星の映画が公開されないと愚痴る前に映画館に行きましょう。配給だって商売なんだから客が来なきゃ買ってくれないんですよ。

あらすじは面倒なので(をい!)割愛。公式サイト見てください。
いや、真面目に書こうとするととんでもなく長くなりそうなので。
原題の『三岔口』とは京劇の演目で、3人の武術の達人が暗闇で相手が誰かも解らないまま闘うというものだそう。(歌舞伎でいう”だんまり”みたいなもの?)
10年前に失踪した婚約者を探し求める刑事(郭富城/アーロン・クォック)、その婚約者そっくりの妻を持つエリート弁護士(鄭伊健/イーキン・チェン)、謎めいた殺し屋(呉彦祖/ダニエル・ウー)がその3人というわけですね。
派手なカーチェイスあり、アーロンと彦祖の追いかけっこと街市での格闘シーンも見応えがあり、そういう意味では陳木勝らしい映画でしたが、もうちょっとストーリーを整理した方がより面白くなったかな。
闘うべきものが見えないために間違った方向へ行ってしまう男たちの悲劇、としてはよく出来ていたと思いますが、今ひとつ焦点が絞りきれていないのがもったいない。

アーロンはこの役で台湾金馬奬を受賞。なるほど熱演ですね〜こっちが疲れるくらい。
いつまでも熱血青年が似合う、と思ってたんですがアーロンももう41歳。こういうやさぐれた男の役も出来るようになったんだね。うむ。
しっかし、10年前の場面を演じるアーロンの髪型!&アイドル演技(爆)それでも違和感ないのが凄いな。
彼の婚約者への想いがすべての中心にある、と思って観ていくとそう難しい話ではないのかも。

この中でいちばん複雑な内面を持つ弁護士のトウ。正直、彼の役柄がきちんと描ききれているとは言えないのでちょっと最後の方の展開がええ?って感じ。演じるイーキンはけっこう頑張っていたんですけど。
昔『暗戦2』のインタビューで「頭のいい人の役は難しい」と語っていた(たぶん)のを思い出すわ〜(笑)
彼を主人公にもう1本映画が撮れそうですね。

ちなみにイーキン、ちょっと前のインタビューでラウちんのことを”半個師父”と呼んでいた。やっぱり昔説教されたと推測(笑)でもなんで”半個”なんだ?歌は教わってないからか?これね

彦祖の役は『ワンナイト・イン・モンコック』と同じく大陸から来た殺し屋なのだけど、ちゃんと演じ分けが出来ていたのが立派。『美少年の恋』のころはほんとに大…(以下自粛)のにねぇ。
ある意味彼がキーパーソン。なるほど…運命の交差点とは上手い邦題だったかも。

あと、林雪(ラム・シュー)曾志偉(エリック・ツァン)李燦森(サム・リー)羅嘉良(ロー・カーリョン)とか。まあ、林雪とかエリックとっつぁんはいつものとおり…かな。サム・リー、最近こんな程度の役ばっかだけど、それでいいんか?俳優として。
そして、アーロンの婚約者とイーキンの妻の二役を演じるのは李心潔(アンジェリカ・リー)彦祖の相棒に寧静(ニン・チン)スキンヘッドなのは役作りだと思ってたら、普段からああらしい。いったい彼女に何が!?

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