インサイド・マン

  • author: driftingclouds
  • 2006年07月14日

0b8ad26d.jpg
Inside Man
監督:スパイク・リー 2006年 アメリカ

好きなんですよ、頭脳戦て。

自信たっぷりの犯人ダルトン(クライブ・オーウェン)が次々仕掛ける巧妙に張り巡らされた計画、それに対する交渉人フレイジャー(デンゼル・ワシントン)の駆け引き。
そこへ、後ろ暗い所があるらしい銀行家ケイス(クリストファー・プラマー)、野心家の弁護士(ジョディ・フォスター)が絡んでくる。

いかに犯人たちは完全犯罪を実行するのか?目的は?対抗する警察の策は?と最後まで目の離せない展開を楽しんだのですが、ただ、ラストはピースがぴったり嵌って…という快感が今ひとつだったのは残念な所。
『インサイド・マン』のタイトルの意味がわかった時にはアッ!と思いましたが。

人質なのにアラブ人と間違われ犯人扱いされるペルシャ人、どこの言語でも必ず理解出来る人間が居る街…
さりげなく、そんな描写で今のNYを切り取ってみせる腕はさすがはスパイク・リーと思わせる所です。

デンゼル・ワシントンの役の性格が今ひとつはっきりしなかったのも惜しいなぁ。
いつもの真面目な役柄と違って、こういうちょっと軽い雰囲気の役は好きなのだけど、彼が実は切れ者という感じがあまりしなかったのよね。
切れ者じゃないとしたら、最後証拠の指輪をダルトンがフレイジャーに託すのが納得いかなくなってしまう。
もうちょっと、軽い中にもちらっと頭脳の鋭さを感じさせるみたいな演出があっても良かったんでは?
『暗戦』のラウちんみたいな感じだったらなぁ。

あ、クライブ・オーウェンが映画の半分ぐらい覆面しているのは私的にはちょうど良かったです(ファンの人すまん)

劇中に流れる『チャイヤ・チャイヤ』というインド音楽(『ディル・セ/心から』の曲だとか)が耳について離れずこんなCDを買ってしまった。
Club Bollywood
『チャイヤ・チャイヤ』はもちろんいいのだが、一曲目の『プリティ・ウーマン』は凄いな〜
去年の東京国際で深夜上映しか無いにもかかわらず即売り切れでビックリした“スーパースター”ラジニの『チャンドラムキ』も公開されるらしいし、来るのか…?インドが。

一応ネタバレな解釈。

結局依頼人は人質の中にいた宝石商のユダヤ人ってことでいいのですかね?
彼はケイスが今の財をなす元になったホロコーストの被害者のユダヤ人と何らかの関係があり、ケイスの悪事を明るみに出す(旧ナチの犯罪に時効は無い)ために証拠の書類と指輪を盗み出すように依頼した、と。
あそこはもう少しはっきり説明しても良かったんじゃないかな〜、

それにしても、あんなとこにトイレ掘ったりして、絶対に匂いでばれると思うんだけど…

トラックバックURL

この記事のトラックバックURL

この記事にコメントする

名前
メール
URL
  • 情報を記憶:
  • 評価:

ページトップに戻る▲