ライブ・フレッシュ

  • author: driftingclouds
  • 2006年08月14日

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Carne Tremula
監督:ペドロ・アルモドヴァル
1997年 スペイン=フランス

新作を見なければ…と言いつつまたもやBOW30映画祭にて。

原作はルース・レンデルの『引き攣る肉』(未読)
フランコ政権下、バスの中で娼婦の母親(ペネロペ・クルス)から生まれたビクトル(リベルト・ラバル)は長じて、イタリア領事の娘エレナ(フランチェスカ・ネリ)に恋をする。
しかし拒絶され、争いになったところへ警官が駆けつけ、ビクトルは誤ってその警官の一人ダビド(ハビエル・バルデム)を撃ってしまう。
4年後、出所したビクトルは、下半身不随になったダビドと結婚したエレーナに近づき…

世間的にはこの次の作品『オールアバウト・マイ・マザー』の方が評価が高いのですが、私はこっちの方が好きですね。
ビクトル、エレナ、ダビド、そして、ダビドの同僚サンチョ(ホセ・サンチョ)、その妻クララ(アンヘラ・モリーナ)の5人が織りなす愛憎劇。
昔観た時はビクトルの一途さに感情移入していたように思うのですが、今になってみるとクララの哀しさに胸が痛みます。
愛を渇望しながらも得られず、間違った愛情の犠牲になってしまう…また、彼女だけが”産む性”としての女性の役割を与えられていないからかもしれません。
逆に今も昔もエレナは好きになれないなぁ。その場に流されるだけみたいで。

そして、ハビエル・バルデムを最初に認識したのはこの映画でしたよ。
改めて観てもほんとに魅力的ですわ、立派な上半身といい、匂いたつようなフェロモンといい…あ、ココでも私のメガネ萌えが…
いや〜ほんとにアルモドヴァルとは男の趣味が合うなぁ(笑)
もちろん演技も素晴らしいんですよ、ええ。
最後の方のあの何とも言えない表情…彼もまた深い愛情故に迷ってしまった哀れな人物なのですね。

それはさておき、アルモドヴァルはこの映画から今までのようなエキセントリックさが前面に出る作りから、より人間の内面に深く分け入っていくようになった気がします。

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この記事へのコメント

KEIさん

ご無沙汰しております。
私も「ライブ・フレッシュ」好きです。ハビエルが出てるからってのもありますがアルモドバルの中ではいちばんアルモドバル臭(?)の感じない映画だからかもしれません。

>改めて観てもほんとに魅力的ですわ、
>立派な上半身といい、
>匂いたつようなフェロモンといい…
 私、車椅子を操るハビエルの上腕が好きでっす。

>あ、ココでも私のメガネ萌えが…
あ〜「電話でアモーレ」はご覧になったんでしたでしょうか?「電話で〜」のめがねハビエルもいいんです。

1. Posted by benita 2006年08月14日 21:13

>benitaさん
>アルモドバルの中ではいちばんアルモドバル臭(?)の感じない映画

原作ものということもあってか(でもあらすじ読んだ限りではかなり違うみたい)、わりとストレートなつくりですよね。最初のバスのシーンなんかは”らしい”ですけど。
ハビエルの二の腕、いいですよね〜
そして、『電話でアモーレ』ですね!観てみますっ、ふふふふふ。

2. Posted by KEI 2006年08月15日 11:37

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