狩人と犬、最後の旅

  • author: driftingclouds
  • 2006年09月02日

8c65b514.jpg

Le Dernier Trappeur
監督;ニコラス・ヴァニエ 2004年 フランス=カナダ=ドイツ=スイス=イタリア

監督は冒険家、登場するノーマン・ウィンターも実在の狩人ということで、ややフィクションが入っているもののドキュメンタリーを見ているような感じでした。
実際に一年間、彼らと生活をともにして撮影したそう。
そういう作為的なところよりも、実際の彼らの生活振り(とても過酷だと思うのに、本人たちは意外に楽しそうに見える。あくまでも見える、だけかもしれないけど)や雄大な自然に感嘆しました。
この風景だけでも大画面で見るべき。

死んでしまった犬のかわりに貰われてきたハスキー、アパッシュが可愛いのだわ。
最初はこんな街育ちの犬なんて使い物にならん!て、まあ実際にもすぐ脚が傷ついちゃったりするしで冷たくされて、一匹だけ獲物の分け前も貰えなかったりするんだけど、あることがきっかけで認められてだんだん一人前の猟犬になっていく、というのがあって、この辺はまあ創ってるんだろうなぁと思いつつ犬の可愛さに負けてしまう。

「狩りをして増えすぎた動物を減らし、森の生き物のバランスをとるのが狩人の仕事」と、PETAあたりが聞いたら頭から湯気出して怒りそうなことを言いますが、ここでは人間も自然のサイクルの一部なのだな、と素直に感じることが出来ました。
実際彼らが穫る獲物の数よりも、無計画な森林の伐採によって行き場を失い減っていく動物の数の方が遥かに多いはず。
彼らの狩人としての誇りに満ちた表情を見ていると、雰囲気は全然違うのですがなんとなく『ココシリ』を思い出したりもしましたね。

トラックバックURL

この記事のトラックバックURL

この記事にコメントする

名前
メール
URL
  • 情報を記憶:
  • 評価:

ページトップに戻る▲