ラブン

  • author: driftingclouds
  • 2006年10月28日

Rabun
監督:ヤスミン・アハマド 2003年 マレーシア

ヤスミン・アハマド監督のデビュー作。もとはTV用に作られたものらしく、ビデオ撮り。

定年を迎えた初老の夫婦。
旦那の方は糖尿病で目が悪い(ちなみにタイトルのRabunというのはマレーシア語で「よく見えない」という意味らしい)が、妻はまだまだ元気いっぱい。
就職したばかりの娘(名前は『細い目』と同じオーキッド)と暮らしているが、都会の暮らしは危険がいっぱいだと言い、週末に田舎の家に行くのを楽しみにしている。

一本のストーリーというよりも、夫婦が遭遇する様々な出来事をスケッチのように綴った映画です。
とにかく、この夫婦がチャーミングで可愛らしい。
ちょっと子供みたいなお父さんと、しっかり者で明るいお母さん。
辛辣な事をぽんぽん言い合っているので、仲が悪いのかと思いきや、まったく逆。
いい年なのに一緒にシャワーを浴びたりしてて、娘の友人?親戚?がそれを見て目を丸くしていたりするくらい。
目の悪いお父さんが、いろんなものを見間違えてとんちんかんなことを言ったりするのも愛らしいし、それを一緒に楽しんじゃうような余裕のあるお母さんも素敵な人。
『細い目』の両親も同じような雰囲気だったけど、モデルは監督の両親なのかしら?
私の観たのは、ティーチインの無い日曜の上映だったのですけど、そっちに行った人、どうでした?

都会の人間は冷たく、田舎の人間は素朴だとか、赤の他人より、親戚の方が信用出来る、といった幻想って、万国共通なのね〜
夫婦は、そのせいで騙されたりするのだけど、くよくよしたりせず、つねに前向き。
最後はみんな仲良くめでたしめでたし、というのは根っからの悪人はいない、という楽観主義のたまもの?
でも、その楽観主義が根底にあるのでとても爽やかな気分で観る事の出来る作品でした。

本当は他の2作品も見たかったのだけど、残念ながら時間が取れず…
特集上映するくらい推したいのなら、上映は休みの日に組んでくださいよ〜!頼むよ、テルちゃん!

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