父子

  • author: driftingclouds
  • 2006年10月31日

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After This Our Exile
監督:潭家明(パトリック・タム) 2006年 香港 
映藝娯楽有限公司(Focus Films)
Focus Film内のページ(英語)

まずは最優秀アジア賞、最優秀芸術貢献賞の受賞おめでとうございます。
潭家明、15年ぶりの新作ということですが、そういえば私何か作品を観た事あったっけ?と考えてみたところ『最後勝利』が彼の作品でした。あれはなかなかいい映画だったなぁ。
それにしても、これもFocus Filmsの作品だったとは。華仔がこの映画祭の影の主役なのか?

これは漢字タイトルより、英語タイトル『私たちの流浪の後に』の方が映画の内容をよく伝えている気がします。

映像は素晴らしく美しく(撮影は李屏賓/リー・ピンピン、彼にMarkという英語名があることを今回初めて知る)、俳優も熱演。子役の呉景滔(ン・キントー)はけなげで涙を誘う名演だし、確かに堂々たる作品ではあるのですが、じゃあ、この映画を好きか嫌いかと言われたら、あんまり好きじゃないですわ。

郭富城(アーロン・クォック)が演じる父親のダメっぷりをこれでもか、これでもかと見せるのはクドいと思う。あまりの事に笑っちゃうくらい。
監督は「登場人物を良くわかってもらうには、これだけの時間が必要だった。」と舞台挨拶で言ってたけど、もっと短い時間でも深い感情を描く事は可能だと思うけどな。
しかも、私には登場人物の気持ちがあまりよくわからなかった。
母親(楊采[女尼]/チャーリー・ヤン)って、そんなに簡単に子供を捨てられるものなのか?(あの後迎えに行く気になれば行けたはずなのに)
子が親を思う気持ちの深さと、親の子に対する気持ちの薄さがどうもアンバランスで居心地が悪かったです。

ラストシーン、やはり親子の絆はそう簡単には断ち切れないということなのか、あのシーンにはぐっと来たけど、何しろ終電の時間が迫っていたので、ゆっくり余韻に浸る余裕など無く、エンドタイトルと同時に劇場を飛び出し走るも乗り遅れ…(私の最寄りの駅まで帰るには終電の1本前に乗る必要があった)
その気持ちの余裕の無さが辛口評価になったのかも…

上映時間(157分!!)がわかった時点で開始を30分早めるとか出来なかったのかしら?
当然電車の時間だってわかってるだろうし、早めても告知する時間は充分あったはず。
しかも、映画の最初は音が出ず、途中何度も音声が不調になる場面があって一緒に観ていた監督に申し訳ない気持ちに。
ホントちゃんとして欲しいわ。

あれこれ検索してたら、舞台挨拶(動画)とティーチインの採録してあるサイトを発見。
ここ

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