エレクション

  • author: driftingclouds
  • 2006年11月22日

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黒社会
監督:杜[王其]峰(ジョニー・トー) 2005年 香港
銀河映像、中國星集団、一百年電影

ちょっと〜監督来日してたんじゃないですか〜!なんで上映に来てくれなかったのぉ?
証拠

いや、東京テアトルさん、これを1だけ買ったというのは片手落ちですよ。ちゃんと2も買ってください。
だって、これは二本で一本の作品だもの。

もちろんそれぞれが独立した作品として楽しめるようになっているのだけど、二本合わせて観ることで、より深い闇が見えてくる。

1のストーリーラインはごくシンプル。
『和聯勝会』の会長選挙に立候補した二人、樂(任達華/サイモン・ヤム)と大D(梁家輝/レオン・カーファイ)の対立と権力の象徴である”龍頭棍”を巡るごたごた。
やってることは単純なのだが、人間関係はかなり入り組んでいる。
さらに、敵だと思った人間が味方になり、味方と思った人間が裏切る。
しかも画面はいつもにもまして真っ暗…

実は、今年の初め香港に行く飛行機の中で観ているのだが、その時は不明なことが多すぎて…今回字幕つきで観て大体は整理出来たけど、完全に理解するにはもう2.3回観ないとダメかも…

終始穏やかで、人当たりの良さそうなヤムヤムと、キレまくり、頭の悪そうな家輝、わかりやすい対立の構図だが、最後までどっちに転ぶかわからない展開は目が離せない。
さんざん暴れたあと、決着がついたら意外な人の良さを見せる家輝の人間くささが面白い。
ただ、演技として難しいのは最後の最後まで本性を見せないヤムヤムの方かも。
いきなりの○○○むさぼり食いで度肝を抜く張家輝(ニック・チョン)、クールな表情で不気味な存在感を見せる古天楽(ルイス・クー)、腹に一物ありそうな林家棟(ラム・カートン)らは2で本領発揮。
林雪(ラム・シュー)はやっぱり林雪だった。笑
王天林(ウォン・ティンラム)をはじめとする長老たちも、よくまあこんなに、と思ってしまう面構えの面々である。
真っ暗な画面の中にぼうっと黒い(顔がぢゃないよ!)人影が浮かびあがる、長老たちが集まってお茶を飲んでいる、そんなシーンがいちいち唸ってしまうくらい絵になる。

暴力と残酷さ、それに笑いのブレンド具合が絶妙(編集は譚家明/パトリック・タム)で、1だけでも映画としてはかなり完成された出来。
これだけ観ると普通にスタイリッシュな娯楽映画に見えるのだが…

2の感想へ続く…

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この記事へのコメント

ええ!監督、来日してたのか〜。
じつは客席で一緒になって観てたりして...。
本当に「2」もちゃんと買ってほしいです。
そうしないと味わいが薄れてしまいますね。

1. Posted by rivarisaia 2006年11月22日 22:25

どうも上映の日には帰っちゃってたみたいで、その前に来て賈樟柯と黒澤明をテーマにしたレストラン(ここのこと?http://www.9638.net/)で会食してたらしいです。
せめてビデオメッセージぐらいくれてもいいのにね〜

2. Posted by KEI 2006年11月24日 00:12

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