ボンボン

  • author: driftingclouds
  • 2007年05月09日

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El Perro
監督:カルロス・ソリン 2004 アルゼンチン=スペイン

アルゼンチンの南、パタゴニア地方。
20年間ガソリンスタンドで働いてきたファン・ビジェガス(本名同じ)だが、スタンドが売却され職を失ってしまった。
娘のもとに身を寄せ、手作りのナイフなどを売ってみようとするものの、さっぱり売れず肩身の狭い思いをしている。
ある日、車の故障で困っている女性を彼女の家まで送ってあげたところ、お礼にと大きな白い犬を貰う(あるいは押し付けられる)
しかたなく家に連れて帰ったビジェガスだが、ただでさえ余裕が無いのに!と犬ごと家を追い出されてしまう。
だが、ドゴ・アルヘンティーノという種類のその犬のおかげで彼の運命は少しづつ変わっていくのだった…

出て来る人はほとんどが素人で、主役のビジェガスさんは実際に監督の事務所の近くのガソリンスタンドで働いているおじさんだそう。
特にストーリー的には大きな展開とか、盛り上がる部分は無くて、淡々と、ささやかな幸せへと至るって感じなので、そのおじさんと、立派な血統書付きらしいけど、どこかとぼけた表情のワンコのキャラクターがすべてだと思いますです、はい。

主役のワンコ、ドゴ・アルヘンティーノ(と名前がついているからにはアルゼンチンが原産の種類?)という犬(の名前がボンボン)を見た人が、皆、その犬の飼い主ってだけでものすご〜く親切にしてくれるのが不思議っちゃ不思議ですが、それだけ好事家にとってはたまらない犬種なんだろうな〜
そうやって盛り上がる周囲とは裏腹に、流されるままのビジェガスのとぼけた表情が何とも可笑しい。

それにしても、彼の挫折(とは思ってないみたいな淡々とした表情なのが哀愁というか、微苦笑をさそう)の原因と最後の落ちには笑った…
なんつーか、ラテンの国のおおらかさを感じるというのかな、ふっ。

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