ラブゴーゴー

  • author: driftingclouds
  • 2007年05月26日

232
公開時のパンフ

愛情来了
監督:陳玉勲(チェン・ユーシュン) 1997年 台湾

この映画のことを考えるとアドレナリンが上がり、「わ、私はこの映画が大好きだ〜〜〜!」と叫びたくなってしまうのですが、そんな変な奴は私だけですか、そうですか。

台北のとあるパン屋を中心に、デブで冴えないパン職人のアシェン(陳進興/チェン・ジンシン)、毎日レモンパイを買いにくる美女、実はアシェンの小学校の同級生リーホァ(堂娜/タン・ナ)、気の弱いセールスマンのアソン(施易男/シー・イーナン)、アシェンと同じアパートの住人売れないミュージシャンのシュウ(馬念先/マ・ニェンシェン)、同じくアパートの住人、愛すべきおデブちゃんリリー(廖慧珍/リャオ・ホェイチェン)などなどが織りなす恋の物語…いや、どっちかというと恋未満の物語、かな。

一人の美女を除き、誰も彼も恋愛ものの主役にはなれそうにない人々だけど、「誰にでも、恋の季節はやってくる」(公開当時のコピー)との言葉通り、一生懸命自分の物語を生きている。
夢物語じゃないから、現実は厳しい、デブで冴えないうえに音痴のアシェンはテレビで笑い者になるし、リリーのもとには王子様はやってこない。
アソンの護身用グッズは売れないだろうし、シュウは夢破れて稼業を継ぐしかないだろう。
それでも、誰のもとにも平等に明日はやってくる。
たとえ実らなくとも、恋をした時のドキドキするような、ワクワクするような気持ちは何ものにも代えがたい宝物だから、それを糧に明日も逞しく生きていくのだ。
彼らの奮闘ぶりを、爆笑しながら泣き、泣きながら爆笑してしまう、ちょうど、あるシーンでリーホァがそうなるように。
すべての登場人物が可笑しくて、カッコワルくて、そして、本当に愛おしい。
本当に本当に私はこの映画のすべてが好きだ〜〜〜!!

チョットオチツケ、オレ。

監督の陳玉勲はこの映画を撮ったあと、10年も新作を撮っていません。
パンフでは次回作の構想なども語っているのですけどね。
やはり、台湾の映画作家は儲からない商売なので、どうやら最近はCMなどを撮っているらしいのですが、これほどの才能の持ち主が…もったいないことですよ。
周防さんだって譚家明だって、久々に帰って来たんだし、次は彼の番だと思うんだけど、誰かお金持ちがぽ〜んと資金提供してくれないもんかな〜
宝くじでも当たればな〜私が出資者になるんだけどな〜と夢見てみたりして。

おまけ
陳玉勲が撮った五月天のMV
心中無別人
[敢/心]人
他にも知ってたら教えてほすいわ〜

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[映画] LOVE GO GO 愛情来了

「LOVE GO GO」は金城一紀さんの「映画篇」の一話、「ドラゴン怒りの鉄拳」の中で、ビデオ屋のお兄さんが夫に死なれて生きる気力を失くした女性にすすめる台湾映画です。 物語の主人公が「登場人物がみんな愛しい感じ」と言っていたように、この映画ではみんながだれか

  • [ 日々の書付 ] 2011年05月12日 18:42

この記事へのコメント

どわ〜〜〜
私も大大大好き!!!!!!!
全エピソード、全シーン好き。

中でも、リリーを見ていると、その行動に共感するし可愛く思えてきちゃう。
映画館で見てから、香港でVCD買って何度も見直すたびに一緒になってベッドで足をバタバタさせます。

アシェンのエピソードも最後のオチまでよくて、一緒に泣き笑いました。そっか、私はこの映画を見て10年ぶりに「リトル・ミス・サンシャイン」で泣き笑いしたんだ。。
あのレモン・パイ、同じようなのがないかずっと探し続けて、昔住んでた所のケーキ屋さんで見つけた時には感激したよ。

すんません、「ラブ・ゴーゴー」好きな人見つけてコーフンしました。

1. Posted by maiko 2007年05月28日 02:56

>maikoさん
おお、同士よ!(笑)
私もリリーが最高に可愛くてしょうがありませんよ。
アシェンの歌うウーバイの歌も最高〜
本当に何から何まで大好きです。

2. Posted by KEI 2007年05月29日 00:24

はじめまして。
「ラブ・ゴーゴー」、強く印象に残っている映画です。
ユーロスペースにて、落ち込んでいるときに一人で観て、映画終わった後は「アレ?何で落ち込んでいたんだっけ?」となったことを覚えています。
あれ以来なので、細かい内容までは忘れてしまいましたが、あの個性的な三人の顔、屋上のシーンなどは思い出せます。
こちらを読んでまたもや観たくなりました。
DVDは出ているのでしょうか?調べたのですが見つからず・・・
しばらくPCが故障していたので、今頃のコメントで申し訳ありませんでした。

3. Posted by はま 2007年06月12日 12:51

はまさん、はじめまして。
>落ち込んでいるときに…
それだけパワーのある映画だったってことですよね。わかります〜
DVDは以前出ていましたが、とっくに廃盤になってしまいました。
大きなレンタル屋さんなら置いてあるかも。
というか、実は一カ所中古で置いてある場所を知っているのです。もし、どうしても手に入れたい!ということであれば、メールくださればお教えします。(都内です)
最近そこに行ってないので、まだあるかどうかは不明ですが、半年以上そのままだったので確率は高いと思いますわ…

4. Posted by KEI 2007年06月14日 03:06

KEIさん、返信ありがとうございます!
都内ですね。後ほどメールさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

5. Posted by はま 2007年06月15日 09:58

はじめまして!

私もこの映画大好きです。
試写会で見てから気づけば10年過ぎてしまいましたが、
いまだにこの映画以上に「好き」な映画はないです。
勢いあまってあのパン屋さんも探しに行ってしまったくらいです。
(取り壊されてしまったあとでしたが…)

PVのことは全然知らなかったので
見られてとてもうれしかったです。
ありがとうございます!
でもやっぱり、映画の新作が見たいですね…(>_<)

6. Posted by びわ 2009年05月17日 14:22

びわさん、はじめまして。
す、すみません、こんなに長いこと放置していて。

ほんとに私もこの映画が大好きなので、古いエントリーなのに見つけてくださって嬉しいです。

あのパン屋さん取り壊されてしまったのですか。残念です〜
それだけ時間が経ったということなのでしょうか。

いまだにこの映画が大好きな人がたくさんいるのだし、なんとか新作撮ってもらえるすべは無いのでしょうかねぇ…

7. Posted by KEI 2009年05月23日 23:34

ラブゴーゴーで知り、熱帯魚ではまりました。陳監督はあれだけ才能があるのだから、
新作を撮らないのって、人類に対する犯罪みたいなもんですよ(笑)
登場人物への愛と、ちょっと渇いたお・か・し・みを娯楽映画のフォーマットで
描ける監督ってそれほどいないと思います。その癖物語に深みがあって、10年以上
経っても鮮明に思い出します。キューバ映画に「バスを待ちながら」という映画が
あるのですが、そのタビオ監督は視点が陳玉勲監督と似ている気がしています。

8. Posted by Takuya 2010年02月03日 03:08

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