箪笥

  • author: driftingclouds
  • 2004年08月02日

tansu

昨日、飲み過ぎで二日酔いだったのですが、今日は映画の日だったので頑張って出かけました。

だいぶ前からこの映画のチラシは目にしていて、その時はタイトル未定になっていたんですけど、このビジュアルが気に入っていたのです。
「箪笥」とは思い切ったタイトルですが、見終わってみれば確かにそうとしかつけようが無いかも。

始まってしばらく経つうちに「あれ、こういう演出前にも観たぞ…」と思ったのですが、それもそのはず「Three/臨死」の第二話目と同じキム・ジウン監督でした。

以下ネタバレ

だからって、話の展開まで同じパターンなのは芸が無いんじゃないでしょうかねぇ。

最後に明かされる真相というのは、確かに悲しい話なんだけど、そこに至る描写がこけおどしの安っぽいホラーみたいなのはどうなんだろう?

「忘れたくても忘れられない記憶を持つって、どんな気持ちだか分かる?」と言わせるのなら、すべての妄想がそこに起因するものでなきゃおかしいんじゃないのかな。

生理が同じ日に、とか、股間からのびて来る手、とか、性的な暗示がありそうで無かったみたいないい加減さも目立ったし。

バラバラのパズルが最後にぴたっとはまるんじゃなくて、ピースはバラバラのまま、完成図だけ見せられたって感じ。
あの真相ならもっともっと胸に迫って来ても良さそうなものなのに…

ただ、姉妹を演じた女の子たちはなかなか雰囲気があるし、衣装や部屋、色彩(血の色みたいな赤が印象的)など、ビジュアル面ではちょっと心惹かれるものがあったけど。



トラックバックURL

この記事のトラックバックURL

この記事にコメントする

名前
メール
URL
  • 情報を記憶:
  • 評価:

ページトップに戻る▲