「ロンゲストナイト(暗花)」役柄チェックパート10

  • author: driftingclouds
  • 2004年09月18日

導演: 游達志、監製,:杜[王其]峰, 韋家輝、編劇:司娉123錦源, 游乃海
香港 : 新影城有限公司、銀河映像有限公司 1998年

「非常突然(未)」「ヒーロー・ネバー・ダイ」とこの作品はジョニー・トーの"暗黒三部作”(この作品では製作)と呼ばれています。
何故、暗黒なのかと言うと最後には登場人物が全員死に絶えるからなんですが、その中でも一番暗黒度が高いと思われる本作。
監督は遊 達志(パトリック・ヤウ)共演は梁 朝偉(トニー・レオン)
「恋する惑星」や「ブエノスアイレス」などで「トニーたん、はあと」となった女子の皆様が本作を観て、心胆寒からしめたであろうことは想像に難くありませんわ。
イメージが壊れるのも恐れず、こういう役を引き受けてしまうのが"役者"トニー・レオンの魅力でもあるんですけどね。

マカオでは暗黒街のボス、ホンの力が弱まって抗争が続いてていたが、新しく台頭して来たボス、ケイとジョージは抗争に終止符を打ち手を結ぼうとしていた。
そんなおり、ケイがジョージの首に500万ドルの懸賞金をかけた(原題の暗花とはこの闇の懸賞金の意味)との噂が流れ、情勢が一気に緊張を深める。
そんな中、不気味な男イウトン(ラウ・チンワン)がマカオに現れる。
汚職警官サム(トニー・レオン)は事態の収拾を依頼されるが、いつの間にやら自分が事件の首謀者にされていることを知る。
果たして手打ちは上手くいくのか、サムの運命は、イウトンの目的はいったいなんなのか…

いやまあ、きっつい映画ですわ。
やや先端恐怖症のケがある私は、観てられなくて目をつぶっちゃう箇所がいくつかあります。
登場人物もすべて、同情の余地のない悪党ばかりだし。

しかしながら、巧妙に張り巡らされた伏線、罠が罠を呼ぶサスペンスフルな展開、タイトルにふさわしくどこまでも暗い映像。
最後のピースがぴたりとはまって描き出される暗黒絵図の見事さには、舌を巻くしかありません。

ほとんど感情を表に表さずに、不気味な存在感を放つラウ・チンワンと、血も涙もない悪徳警官から、追いつめられたネズミみたいな表情へと変化していくトニー・レオンの二人の演技はどちらも鬼気迫るものがあります。

なんと言いましても見所は"眼神"トニー・レオンvsラウ・チンワンの眼力対決でしょうか。
拘置所の中で二人が対決するシーン、この間に物置いたら爆発するね、絶対。
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全体はこういう感じで…
longest


こういう物にはわりと免疫がある私が観てもきっついなぁと思うくらいなので、万人におススメはできませんが、大変良く出来ている映画なので興味があれば是非。

あ、坊主頭フェチな私としては、この映画のスキンヘッドのラウちんはけっこうツボでございます。

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この記事へのコメント

この映画はなんといってもボルシチ(羅宋湯)ですねえ。

1. Posted by せんきち 2004年09月18日 01:37

あれなぜにボルシチなんですかね。マカオ名物?んなわけないか。

2. Posted by KEI 2004年09月18日 23:44

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