バレエ・カンパニー

  • author: driftingclouds
  • 2004年10月03日

公式サイト

アルトマンお得意の群像劇。
舞台となるのはジョフリー・バレエ・オブ・シカゴという実在のバレエ・カンパニー

端からは優雅に見えるバレエ・カンパニーだけど、内情は資金集めに奔走し、わがままな古参プリマをなだめ、劇団員同士のいざこざも調停し、主役を務めるはずのダンサーの思わぬけがにも対応しなきゃならない、振付師が誇大妄想気味に語る構想を現実的にする調整もしなきゃいけないし。

ダンサーだって、別れた恋人ともパートナーは組まなきゃいけないし、踊りだけでは生活できないからバイトに精を出し、みんなでアパートをシェアし、コン○ームだって貸し借りしあったりする日々だったり。

そういういろいろは面白かったんですけど、全体に漂う「オレサマ感」はいったいなんだったのかしら?と、解説を読んでその疑問は氷解。
この映画の企画、原案は主役(一応)のネーブ・キャンベルによるものだったらしい。

彼女は15才までバレエをやっていたそうで、その想いが断ちがたくこの映画の企画を思いつき、いっさい吹替えなしでダンスのシーンを踊っているんだそう。
たしかに、なかなかのものだと思いましたよ。もっとも、このカンパニーのバレエって、モダン…というより前衛に近い感じなので、上手い下手の区別って素人には見分けにくいんだけど。

しかし、ちょっと練習してたらいきなり主役に抜擢されたり、男に振られたらすぐ次の男に見初められたり、その男=イケメンシェフ(ジェームズ・フランコ)に上半身裸で朝ご飯作ってもらったり、やりたいほうだいじゃないですか。
だから、最後のダンスの途中で彼女が怪我して引っ込んじゃうのは、アルトマンなりの抵抗なのかと思ってみたりして。

ダンスシーンは、昨今のやたらのカット割りしてなんだかわからなくなっちゃう撮り方と違って、ほぼFixで最小限のカット割りのみというのはさすがベテラン、安心してみられますわ。
その内容が、ちょっと前衛ぽくってよくわからないのは置いといて。

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