ゴールデン・スワロー(金燕子)

  • author: driftingclouds
  • 2004年10月27日

ということで、今回は香港映画の新旧を図らずも堪能することになったわけですが
まずは旧の方。張轍(チャン・チェ)

この張轍という人は呉宇森(ジョン・ウー)のお師匠さんとしても知られている方。
香港の黒澤とも言われる巨匠の代表作2作品。

『ゴールデン・スワロー(金燕子)』

金燕子というのは、同じく香港映画の巨匠 胡金銓(キン・フー)の『大酔侠』の主人公の名で演じているのも同じ鄭佩佩(チェン・ペイペイ)…といってもわからない人が多いと思いますが『グリーン・ディスティニー』で章小怡(チャン・ツィイー)の師匠 碧眼狐狸(ジェイドフォックス)を演じたのが彼女です。
もちろんこの映画ではもっと若くて可愛らしいお姿ですが。

公式サイトの紹介があまりにトホホなのでご紹介しておきます。以下そのまま引用。

『振られた男が腹いせに、自分の名前で連続殺人をはじめた。女性アクション映画『大酔侠』の傑作続編。』

振られた男って、あんた…

本当のストーリーはこんなです。

金燕子は命を救ってくれた"金鞭"韓滔(羅烈 ロー・リエ)と山奥で静かな生活を送っていたが、訪ねて来た友人から銀鵬という男の噂を聞く、金燕子はそれが弟弟子の小鵬ではないかと思う。
幼い頃に悪人に家族を皆殺しにされた小鵬は金燕子の師に育てられ、すべての技を伝授されるほどの腕になるが、復讐をあきらめられず姿を消してしまったのだった。
やはり銀鵬は小鵬(王羽 ジミー・ウォング)だった。金燕子を捜すため、悪人を殺しては彼女のかんざしを現場に残していたのだった。
ある日、金龍教の支部が襲われ、残されたかんざしから金燕子の仕業と思った金龍教は彼女に追っ手をかける。襲われた金燕子と韓滔はそれぞれに小鵬を捜しに旅立つ…

金燕子と韓滔はなんとな〜くいいムードなのですが、そこへかつて淡い恋ごころを抱いた小鵬との関係が絡んで来て、三角関係に陥ってしまうんですな。
金龍教という共通の敵があるんだけど、お互いも金燕子を巡って反目しあうというややこしい状況で、金燕子は金燕子で気持ちはどうなんだと詰め寄られるんだけど「そんなこと言われても…韓滔は優しくていい人なんだけど、初恋の男も忘れられないの〜」と煮え切らない態度なのが状況を悪くします。
けんかをやめて〜ふたりを止めて〜私のために争わないで〜♪思わず歌ってしまうよ…

いやまあ、こんなぐちゃぐちゃしたお話だけじゃなくてちゃんと?戦いのシーンも満載されてるんですけどね。
一人で金龍教に乗り込んでいったジミーさんが敵を次々倒していくところとか(親玉が1対1で決着をつけようといったわりには手下を次々と繰り出して来て、そのたびに「○○を殺したな、生きては帰れんぞ!」と言うのが異常に笑いのツボに入ってしまって…)最後の血戦などはなかなか見応えありました。

鄭佩佩さんの剣戟シーンが前作ほど多くなかったのは、やはり張轍監督が男性を描くことに主眼を置いているせいでしょうか。

あと,この映画の中でジミーさんが刀を構えるときに鞘を片手に持ってるんですよね。
「キル・ビルvol.1」でルーシー・リューが短刀を同じように構えていたのを思い出し、日本にはないあの構えはどこから来たんだろう?と思っていたんですが、案外この辺がルーツなのかも。

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この記事へのコメント

TBさせて頂きました!
ジミーさんは、例によって熱いですし。「大酔侠」でのチェン・ペイペイさんも初々しくて良いですけど、本作もまた魅力的ですよね♪

1. Posted by nezha 2009年05月03日 10:35 5

>nezhaさん
はじめまして。
こんな昔のエントリーを掘り起こしてくださってありがとうございます。
ペイペイさんの出番はあまり多くないですが、確かに、こちらの方が大人の女って感じですね。

2. Posted by KEI 2009年05月10日 23:20

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