柔道龍虎榜

  • author: driftingclouds
  • 2004年11月23日

throwdown




東京Filmexにて。

黒澤明を師と仰ぐ香港の今のところトップのヒットメーカー杜[王其]峰(ジョニー・トー)が『姿三四郎』にオマージュを捧げた作品………………………らしい。
いや『黒澤明に捧ぐ』といわれても、黒澤さんも困るんじゃ…?な一本
それよりも、この映画に限っては鈴木清順の方が近い気がするよ。
「撮影は最高、俳優も魅力的、ストーリーはなんだかわけわかんない、でも面白い」ってところが。

オープニングはいきなり日本語の姿三四郎(黒澤ではなく竹脇無我バージョン)の主題歌で始まります…
かつて柔道家として将来を嘱望されながら、柔道を辞めバーの雇われマスター兼バンドマンとして酒浸りでギャンブル漬けの自堕落な生活を送る司徒寶(古天楽 ルイス・クー)
ある日、彼のところへ勝負を挑みに来た、柔道に命をかけるバカ青年トニー(郭富城 アーロン・クォック)はすっかり堕落した司徒寶にがっかりするが、実は司徒寶が柔道を辞めたのには理由があったのだ…
ここに、歌手志望のバカ娘 小夢(應采兒 チェリー・イン)が転がり込んで来、師父とその知恵遅れの息子 阿正(「僕は三四郎、君は檜垣」が口癖)、かつてのライバル阿岡(梁家輝 レオン・カーファイ)、勝負好きのヤクザの親分などが現れ…はたして司徒寶はかつての情熱を取り戻せるのか…

この映画の世界では誰も彼もが柔道をたしなんでいるらしくて、乱闘シーンまで柔道で投げあってるのがおかしくて…
しかし、コンクリートの上での柔道は危険なのでやめましょう、命に関わるよ。

賭場から逃げる司徒寶と小夢をず〜っと長回しで追うあたりの撮影は見事でわくわくした。
やっぱり夜のシーンを撮るのが上手いね杜先生は。
脇役までキャラ立ちまくりなのも楽しい。前述の阿正とか親分とかがいい味出してました。

『人はどんな困難なことがあっても前向きに生きていくべきだ』というのがテーマらしいです(監督Q&Aによる)
そんなメッセージをこんな題材で語ろうという杜先生っていったい…と思ったのも事実なんですが…でも見終わってちょっと清々しい気分になったのは、私だけ?
最後の方はけっこうマジで感動してたんですけど。

古天楽ってちょっと雰囲気が昔のラウちんに似ている気がする(色がじゃないよ!)
いや、古仔の方がハンサムだけど…
アーロンもあい変わらず熱血バカが似合いますね(褒めてる)
今回は珍しく林雪(ラム・シュー)が出てませんでした。忙しかったのかしら?

あと、かねてから杜先生の映画には黒澤だけじゃなく日活アクション映画の影響が多分にあるような気がしてるんだけど、Q&Aでそういうこと聞いてくれる人がいなかったのが残念だわぁ。
じゃあ自分で聞けと思うかもしれませんが、そういうことが出来ない小心者なので。

というわけで結局映画と同じくまとまりつかない感想になってしまったわ。
最近文章能力がとみに退化しているかも…
もし日本公開があるならまた観に行くと思います。面白かった。

香港公式サイト

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柔道龍虎榜(2004/香港)

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  • [ funkin'for HONGKONG@blog ] 2004年11月25日 19:39

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