January 24, 2007

Holiday in EURO...7日目

d93f1681.jpg今日はいよいよヨーロッパともお別れ。幾度と海外を訪れていても、この日を迎えるのは非常に寂しい。できるものなら延長して滞在したい気もするが、また日を過ごせば同じ憂鬱さを感じることになる。むしろ長くなれば長くなるほど離れるときの想いは一層強くなる。・・・とは、長期休暇の取れない時間貧乏の僻みかもしれない。
今日は夕方のフライトとなるためパリの街を少し散策することにした。ホテルをチェックアウトするためレセプションへ降りると、いろいろとお世話になったマダムが迎えてくれる。英語で少し会話した後、別れ際に「メルシーボークー、オルヴォワール!」と手を振ると満面の笑みで返してくれた。母国語で挨拶を受ければ嬉しいものである。英語だと事務的に処理されることも、片言でも言葉1つで対応が変わってくる。言葉ってそんなもの、重要なのは伝える気持ち。

アヴィニョンからTGVに乗車すると、ファーストクラスの座席はビジネスマンでほぼ満席状態だった。考えればマルセイユからパリまで3時間弱。列車はパリ中心街まで乗り入れるため飛行機を利用するよりも利便性が良い。私は指定された座席に着座し車窓からの風景を眺める。車窓からは手入れの良く行き届いた広大な牧場や畑が広がる。この地中海線はパリ近郊までこのような風景が大半を占め、改めてフランスが農業大国であることを実感する。列車は定刻よりも10分遅れでパリ・ガール・ド・リヨン駅に到着した。リヨン駅はいつも来ても賑やか。行き止まり式ホームの突き当たりにあるオープンカフェのテーブルは、沢山の客で埋め尽くされている。私は駅を出るとセーヌ川の方へと歩き出した。考えるとパリの11、12区をこうやって散歩するのは初めてである。ここから見るセーヌ川も美しい。正確にはパリの街並みとマッチしていて旅情を誘うのである。しばらく歩いているとサン・ルイ島とパリ名物のブキニストが見えてきた。そしてその奥にはシテ島とノートルダム大聖堂がそびえている。この辺りまで来ると何度かパリの街は散策しているため土地勘も多少ある。時間を気にしながら服を見に行くことにした。パリに来ると必ず立ち寄る「レクレルール」は世界でも有名なセレクトショップ。ここには世界最先端のファッションアイテムが並んでいる。置かれているアイテムは素晴らしいが値段も比例して素晴らしい。実は以前大阪のハービスにこのお店が入っていたのだけれど、「ライカ」との契約切れで撤退。しかし昨年再び東京・青山にショップを構え、ファッション業界に大きな衝撃を与えた。それくらい影響力のあるショップなのである。結局レクレルールでは目の保養をしただけでお店を出ると、近くにある文具屋さんへと向かう。ココも何度か訪れた事があるのだけれど、日本にはないセンスの良い文具が揃っていて、自分用とお土産用に手帳とペンを購入した。
本当はこのまま1区の方まで散歩したかったのだけれど、フライトの時間も迫ってきたためタクシーで空港へ向かう。セーヌ川沿いからシャンゼリゼ通りに入り、左手にはエッフェル塔をのぞみながら凱旋門のロータリーを抜けていく。別に運転手にお願いしたわけでもないのだけれど、一通りの観光スポットは幸運にも見ることができた?環状線に入るとパリともお別れ。タクシーは空港へ向けてスピードを上げる。パリ市内からは40分ほどでパリ・シャルル・ド・ゴール空港へ到着した。本当にあっという間に流れた8日間。今度この地を訪れるのは何時になるのだろう?今回の旅、現実、そして新たな旅の計画・・・、様々な想いを胸にNH206便で帰国の途へ着く。


photo:フランス・パリ(セーヌ川とノートルダム大聖堂)
camera:EOS 5D
rens:EF17-40mm F4L
other:Av優先、ISO100