2005年08月12日

糖尿病とサプリメント

8049118c.JPG

今はアンチエイジングDr.として、QOLドックやアンチエイジング内科外来、プチ病・プチ不調外来など、自由診療での仕事が主であるが、防衛医大病院、自衛隊中央病院勤務時代は糖尿病専門医として、生活習慣病を保険診療下で診ていた。

当時は、サプリメントなどに興味はなく、ひたすら現代西洋医学だけが本物だと思っていた。健康食品はすべてが胡散臭いものだと思い込んでいたのかもしれない。7年前にある本を読んで、その考え方を改めそれからサプリメントを必死で勉強した。

昨日のブログで紹介したように抗加齢医学では、サプリメントを積極的に評価し、使用することも重要。薬と違って、レベルの高い臨床試験などをすべてのサプリメントで行うことが出来ないので、本当に力のあるサプリメントも埋もれてしまっているのが残念でもある。

医者がもっと積極的にサプリメントに目を向ければ、偽物を淘汰することにも繋がることだろう。

今日は午前中、大森の安田病院で生活習慣病外来をやってきた。純然たる保険診療。そこに通う一人の糖尿病患者さんを恵比寿アンチエイジングクリニックでも診ている。実は糖尿病は他の保険診療の病院で治療を受けているのだが、内服の糖尿病薬ではなかなか血糖値が下がらなくなってきており、そちらの病院の主治医の先生からはインスリン注射の導入を勧められていた。恵比寿アンチエイジングクリニックには奥さんと一緒にQOLドックを受けにきて、その時に糖尿病のことも相談された。

もちろんインスリンの導入も正しい治療法のひとつである。7年前の自分なら迷うことなく短気間の入院の下、インスリン注射を取り入れていたと思う。私はインスリン導入もひとつの選択肢であることを説明した上で、カリスマ管理栄養士の伊達先生に食事全体のバランスの問題を見つけてもらい(紋きり型の栄養指導ではないところが伊達先生のすごいところである)、その上でいくつかの糖尿病に効果的なサプリメントを提案した。同時に『1ヶ月見て、もしも血糖コントロールに変わりがなければその時はインスリン注射も考える』という約束を双方で結んだ。

使ったサプリメントは日本山人参とαリポ酸だ。2ヶ月で空腹時血糖値で約40mg/dl、血糖コントロールの指標であるHbA1cは10%台から8%台まで改善してきている。何より本人が喜び、一層血糖コントロールに良い生活をしようと前向きになってきているのが嬉しい。

写真は日本山人参のサプリメントである「アンジェリカ・シコキアーナ 錠剤」。



この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/drseye/50000221