キャリア相談もできる隠れ家BARのマスターのブログ@銀座 助家

リクルート−エージェント⇨フィジー共和国の語学学校責任者を経て 飲み屋を開業。創業した池袋のお店を店長に譲り、現在は銀座のどこかでBARを営んでいます。

銀座からの経済予測ニュース その2

景気の潮目の話ですが、
先週も経済に詳しい方々にお伺いしまくった結果の予想ですが、、
リーマンショックのような冬は、こなそう。
長めの暖冬が続きそう。

日本以上に、世界経済が冷えているのが問題。

既に晩秋の様子だが、消費税増税後の2019年 11月くらいから内需も含めてもう一段階じんわり冷え、オリンピック後からおそらく暖冬。
リーマンが100だとすると、20〜max50くらい。
あんなにひどい事態にはならない。ご安心を。

暖冬が長く続く理由は、
内部留保資金を溜め込んだ会社が多く生産性の悪いゾンビ状態でも倒産せずに生き延びるため冷え切りはしない。
が、質の高い労働者が質の低い会社の雇用から解放されず、逆に早期のV字回復はしにくいというビミョーな状況に。。
いや〜 これはモヤっとする。。。

冬の時期にめげずに伸びるオススメ産業を聞いて回ったが特になし。

強いて言うならフィンテック。

ただし、日本のIT企業が海外企業に勝って世界制覇したためしはないので内需限定。
過度な期待はできず。

WEBサービスに牽引を期待したいが、最大手のサイバー社は昨年11月の段階でとっくに採用を絞っている。
社長さんは稀代の博打打ちだ。押し引きの感覚はシャープで用心深い。

メルカリも昨年12月の段階でボーナス半額カットして株式配布に切り替え。
こちらも経営陣は非常にクレバー。
これから株価が上がるヨミならば社員に配ったりはしない。
と定石的に考える。

製薬は不景気に強い業種だがやや下げ。
政府からの薬価引き下げ圧力強く、新薬は各社で発売ペンディング発生中。
決着が着くまで売上増は期待はできない。

製造業は、
精密機械は対中貿易摩擦で既に下げ、半導体は真冬到来。
物のメーカーも昨年下半期から住宅ローン引き絞りで新築マンションが売れず下げ(マンション一棟作ると、400社のメーカーに仕事が回ります)
家電はヤマデンの業績しかり冷えっぱなし。

残るは、自動車、組み込みIOT、インフラ系重工業の海外輸出。
彼らが日の丸の未来を背負ってます。がんばれ!!

インバウンドの旅行は上げだが、
利幅の高い外国人富裕層の取り込みに成功するか否かで個社毎に勝ち負けがハッキリ出る。
インバウンド不動産は勝機はあるが、為替次第。
インバウンド系も貴重な外貨獲得産業。がんばれ!!

HRはIndeedの一人勝ち。
HR関連のSEOを使いこなす人材の価値は爆上げ。

法人と求職者の接触での課金は難しい社会へ。
従って直撃弾を受ける求人ポータルサイト業は根絶やし。
営業職社員は早く異業種に退避しないとマズい。
この機会にSEO/SEMのキャリアに活路を見出すのはどうか。

エージェント業はユルい大量採用求人が減り、レジュメ横流しの馬力勝負をしてきた人は苦戦。
接触単価が下がる分、モヤモヤ求職者さんの相談を受けてスッキリ要件定義をする「求職者側の決定力」のある人事やエージェントの価値はやや上がる。

労務や管理職研修系は引き続き上げ。
少ない人材をどう大切に育成するか?が各社の命題。
当面の間トレンドは続く。

バブル期に儲からない会社は、不景気でもあまり損はしない。
医療、食品、運輸、物流、ゲーム、小売り、ホテル、飲食サービス、習い事などはしぶとい。
普段は不人気の薄給業種だが、異業種から流れてくる良い人材が採用できるようになるので横ばいで粘る。

地主の企業は余裕。
退避したい人に非常にオススメ。

ノンバンク(オリックス)が勝つのは間違いなし。
お金が必要だが、銀行から借りれない会社は増えると。おーい😅
競合もいない。SFCGは大昔にいなくなった。

海外は税率を8.3%まで下げた香港にキャッシュは集まる。
マーケットはベトナムと、インドネシアに勝機か?
若者の人口は多いし、みんな明るく元気です!
2025年以降の人材確保(日本への労働力輸入)に備えて、拠点の開設と現地人材の新卒採用はオススメか。

銀座の現場からは以上です!

※スポーツ新聞の競馬予想くらいに聞き流してくださ〜い🙏
僕にはどうやっても景気はコントロールできないしハズしても責任は取れません!
経済学者にも株屋さんにも、だれにもワカラン話に飲み屋が挑戦してみた(笑)

がんばりましょう。がんばります。





  【〜YAS@助家 著書一覧〜】


転職の赤本

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銀座からの経済予測ニュースその1

景気の潮目がとっくに変わっていることに気付いていない人もけっこういるので(国の発表とか実体伴っていないですから😅)

ちゃんと書こうと思います。
人材系営業、人事、ベンチャー あたりの僕と近しいキャリアの方々向け?には特に役立つかなぁ。

先に結論を書いておくと、
オススメのアクションは、、
<b>
○規模感問わず、財務体質の強い事業会社に退避しておく。



○コンサル側は、コスト削減で真っ先に切られていくのでけっこうキツい。

コンサルのみの経験の人材は供給過多で値段かなり下がります。

○大企業に勤務していても、アウトソーサーや、2軍 3軍 の雇用形態、事業部からクビは切られるので該当する場合、要注意。


○営業部長ならば、景気の冷え込みを見越したクライアント構成に注力先を組み直しておく。


○インダストリー毎に冷え方が違う、企業側の内部留保資金が多いので、前回の世界同時恐慌とは違い、勝ち筋はある。

むやみに怖がる必要もない。適切に舵取りをすれば大丈夫!

○人気のど大手企業の採用と、どベンチャー向けのVCからの投資は既にかなり絞られているので、新興上場の事業会社人事は、採用の仕事はかなりやりやすくなる。

⇨これ、人事のトモダチたちには追い風要因

○財務の強い中小企業とベンチャーは、半年後くらいから逆張りで採用は攻め。投資マネーを食い潰しているだけの実態のないIT系ベンチャーは飛んでいくので、良き若手人材出てくる。

投資家気質や、学生ノリで経営してる会社はいっぱい飛ぶよ〜 アカン会社はちゃんと見切って早く退職しよう。
マトモな経営者さんは金庫の解放のしどき、放り出された人を採用して救いましょう!(ちゃんと堅実に現金溜め込んどいた会社さんね)

○リーマンショック時にハンズオンで切った貼ったの切り盛りしてV時回復経験者のおっさんを今のうちに社内に入れておくと保険として後々役に立ちます。

コスト削減センスのある殿軍退却戦の上手な将軍級人材。
職歴書はよーく読み込んでね!
同じ年収、同じ役職でも、その時、逃げ出したヤツと、逃げずに戦い抜いたヤツがいるから!
役立ち度合い、ぜんっぜん、違うゾ。

は今、申し上げておきます。

銀座のBARには全インダストリーの経営者さんや管理職さんたちから最新の景況感、事業戦略のお話が集まる。
各論は書けないし、話せないけど(笑)
僕の未来予測はたぶん当たるよ!

シンガから帰国したり、一生懸命広告代理店大手に新規営業したり、いきなり銀座に新店舗立ち上げたり、去年は創業した自分の事業を手放して、サラリーマン始めたくらいだから。
ぜんぶ景気変動のヨミに紐付いた舵取りであり、
ヨミには自分のカラダは張ってます。

景気の底まで行った時は、
「やりたい仕事をしたい」などと寝言をヌカしている場合ではない。
「仕事があるだけありがたいと思え」
という世界になります。

キャリアの作り方も、企業の選び方も、
事業の成功パターンも変わるので、時代に合わせてうまく変えていく必要がある。

例えば、、
2009年のインテリジェンス(現パーソル)には、人材やりたい新卒入社ウン百人いましたと。
人材事業の売上高は半減以下になり、仕事は全くない。
求人広告?人材紹介の営業?バカいってんじゃねーよ!クビ切るのに必死だよ!
ってどこの会社に営業しても追い返される。

グループ会社のUSENへ、有線放送の飛び込み営業に全員ブチ込み、ラブホテルへの飛び込み営業 が毎日の仕事になったわけです(風俗産業は働き手が激増するから不景気に強い)
国立大や早慶出身の新入社員も、年収は300万円。ボーナスなとあるはずかない。

それでも「クビにならないだけありがたいと思え!」
っちゅー世界ですね。

JACは判断が早く、新卒150人全員の内定取り消し。
早めに伝え、100万円を包んで渡したあたりは流石は紳士の会社。
結果として大手3社の中では、一番多くの既存社員の雇用は守った英断でした。

人材会社の80%は廃業。
ベンチャーに至っては90%は超えただろう。

たった、10年前の今日は、
そんなカンジでみんなが生きることに精一杯でした。

今は、だいぶマシになったので、
当時を知らない世代は、寝ボケまくっています。
言ってる理想だけ立派で、事業と財務の結果が伴わないお花畑ベンチャーとかに自力でゼニ稼げない第二新卒が転職してる場合じゃねぇっつーの。
やべーぞ。まじで。

ベンチャーはお勉強やサークル活動をしに行く場所じゃないよ。
自分の全てをブチ込んだ総力戦で数字の結果を出しに行く場所だよ。
経験をしていない世代の方々にはわからないとは思うのですが、、、僕は言い続けます。

何がこの先起こるのか、ある程度予測がついてるおじさんの役割を考え続けています。
1人でも多くの20代の若者を助けたい。









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【人材の育成についての備忘録】最速で課題解決をすることは、相手の成長の機会を奪っている説。

僕が店主を務める、
銀座のBAR、助家には、「顧問さん」がいらっしゃいます。

それぞれが、独自の個性、キャリアを歩まれた、人事や、営業や、経営、キャリアアドバイザー 
の世界の先輩方で、超ハードワーカーの方々。
僕からしたら、それぞれがライオン、虎、龍、熊 みたいな。。。
一周回られて、みなさまとっても優しい方々です。

ご来店されたお客様のあらゆる課題、
キャリアのことでも、仕事のやり方でも、会社の経営でも、組織のマネジメントでも、部下の育成でも、
恋愛や、趣味、なんでも、ござれでお客様のお話し相手を、
ボランティアでお願いさせて頂いています。

そして、僕自身も、困った時、悩んだ時に(けっこうある)
お話を聞いて頂ける、最高のセンパイの方々です。


今週は、某大手企業の人事部長を務めていらっしゃる、8つ年上の顧問さんに、
「人材の育成」をテーマにお話をお伺いさせていただきました。
人事部だけで、30人もいらっしゃる部隊の番頭さんで、元々は外資コンサルご出身の方。
採用はもちろん、「育成」に関して、分厚い経験をお持ちです。

今まで僕が我流でやってきた、試行錯誤してきたやり方、
を180度逆方向で見直す視点でしたので、備忘録として書いておきます。



※一言で言うと、「コーチング」という人との接し方のようです。
もしかしたら、一般的なMGT手法で珍しいことでもないのかもしれませんが。。。
恥ずかしながら、僕にとっては新鮮でした。


<例>
・あえて、部下の仕事を見ない(放置する)

・すると、できない事柄、失敗が発生する

・1 on 1のミーティングで、部下自身にそれを思い出してもらう

・何故失敗したかを自分で考えてもらう

・どうやったら次に失敗しないかを自分で考えてもらう

・直ぐに回答を求めず、宿題を出して、1週間後に聞いてみる


【大切なこと】

・失敗要因の仮説が自分側にあっても(知っていても)言わない。

・成功をさせる課題解決策の仮設が自分側に合っても(知っていても)言わない

・失敗した仕事を自分が引き継いで(体を張って)、課題解決はしない。




これには、ほんっとーに「ガマン」が必要。





今まで僕がやってきたスタイルは、


他人の課題を聞く→最速で具体的解決策を出して伝える→やってもらって成果を出す

コンサル側だろうが、部下からの相談事だろうが、
これを、徹底してきました。

解決策の精度と、ご提案のスピードが命。
今すぐ、秒速で問題の改善効果のあるTO DOを設定し、すぐに動いて頂く。

解決法がわからなければ、、、
部下やクライアントの現場に、自分の体を使って一緒にやって、一緒に考える。



なにせ、飲食業の業態での「相談」をお受けすると、、、
年間延べ来店人数8000人の方と接します。

営業時間のピークの3時間の間に、同時に5名や、10名の方のキャリアご相談や、
仕事の進め方のご相談をお受けするわけですから、
一つの課題を1分〜3分で解決して回っていく。

「最速で答えを考え、教える」
これが一番良いこと、人を育成し、成長を支援する手法だと思って今までやってきた。

「即効性」という意味でのコンサル力、部下の相談への課題解決の対応力は
社会人2年目あたりから徹底して磨いてきました。
ってゆーか、それの100本ノックを10年以上毎日やりつづけるみたいな仕事人生でした。
今すぐ解決!やっちまえ!オラオラオラ!の鬼軍曹スタイルです。




でも、、、、、




「それって、本当にベストの人助けになっているのかな?」





というのが顧問さんに新しく教えて頂いた視点です。



僕がやってきたこと(体を使いすぎだから、鬼軍曹というよりプロレスラースタイル?)には
デメリットが3点あって、
第一に、時間が足りなくなる(労働集約的)
第二に、自分がいなくなった時に、稼働しなくなる(属人的)
第三に、そもそも人材の成長を長期視点で支援できているか疑問である(効果が短期的)





顧問さんいわく

本当の意味での人材の育成 という観点では、
上司(コンサルタント)が正解を教えることで、

Try&error (挑戦と失敗)の機会を 部下やクライアントから奪っていて、
部下やクライアントは、どんどん自分で考えることをしなくなり、
自分の頭で考えて、自分で課題解決をする力がなくなっていき、

最終的には、使えない人間、考える能力のない人が社会に大量生産されている。






だから、

相手にカンタンに正解を教えず、

自分でやって頂いて、

失敗して頂いて

考えて頂き、待つ。

そうすると、自分で考える力のある人が育つ




「 ガマンが大切」






という考え方を教わりました。




たとえるならば、、、
風林火山の、
林と、山の部分ですね。



侵略すること火のごとし(圧倒的な課題解決策)
疾きこと風のごとし、(最速で出す)

30代半ばまでは、コレ一本が価値だと思って仕事をしてきてしまいました。
これも、もちろん必要な能力だし、これも部下育成や、コンサルの一つの考え方。

顧問さんも、もちろん、コレを過去にやってこられたでしょうし、必要に応じていつでもこれをやれる能力はお持ちです。
でも、対極の持ち球もお持ちなわけで。。。



僕は、経営や事業開発、営業や折衝の押し引きに関しては、
「ガマン」や「動かない」(林 や 山)はかなり意識してやってきました。
知った風なことを、このブログに書いたこともあります。


でも、、、、
「MGT」と「コンサル」に関しては、その考え方は概念自体がなかったっす。


なんで今まで気付けなかったんだ。
どんだけたくさんの過ちを犯してきてしまったんだ。。。

アホすぎる。。。(T_T)(T_T)(T_T)


自己認識はあったけど、それが確信に変わったのは、
僕がもし、大企業でMGTに携わっていたら、
いいとこ、「課長」のMGT能力、MGT知識、MGTスキルしか持ち合わせていないということです。

だって、「最速、最善、今すぐやる!」鬼軍曹スタイル以外の人材育成のやり方を知らなかったのだもの。。。


一流企業で部長職を努めていらっしゃる40代、50代の方々は
こういった視座をお持ちでいらっしゃるのだなぁ。。。全っ然レイヤーが違う。。

と、自分自身の未熟さを思い知るとともに、

まだまだ自分にはこれからの伸びしろがある、
たくさん学べることがある、学ぶべきことがある

そう思えた、大切な教えでした。






そう遠くない先に、40歳を迎えるならば、

静かなること林のごとし(ダマる)
動かざること山のごとし(待つ)

ということもできる、大人になりたいです。

それが、
人が自分で考える力の成長を支援できる

「懐の深さ」や「大人の優しさ」

なのかもしれない
って思いました

「部長の視点」ありがたいお話でした。



もう一回!



ガマンが大切




                          おわり。







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【事業会社側の人事職をご志望される方へ】「採用責任者」の面接時の脳裏の思考回路と、「人事責任者」の採用以外の裏方仕事の役割について

近頃は、銀座のBARで、
「事業会社側の人事の仕事をやりたいです」
「将来はベンチャー企業のCHOとして経営の中の人の部分の統括をする仕事に興味があります」

といったご相談を、20代半ば〜30歳前後の方々から、
ようっくご頂きます。毎週毎週ひっきりなし(笑)

ご相談者のマジョリティが、新卒で人材紹介会社に入社して、
エージェント業のプレイヤーか、MGRくらいの経験者さんです。
求人広告の営業経験者さんも多い。

んでね、みんな、転職エージェントに相談しているのだけど、
その転職エージェントのご担当者のほとんどの方が、「事業会社側の人事責任者経験がない」
ので、ちゃんとしたコンサルティング機能を果たしておらず、

「とりあえず人事求人に応募しまくれ!」の対応になってしまっていて、
みーーーんな応募後に迷子になって僕のお店のBARカウンターにやってくるわけなんです。

毎回、同じ話ばかりを何十回もするのもアレなので、書きますね。
既にご相談いただいた方への「復習」の教材にでもなれば幸いです。


興味を持って、転職先の次のキャリアのお仕事として志望をするのは、結構なことですが、
殆どの場合が、「採用担当者」 レベルの「お花畑」的なラクチンなお仕事のイメージでしか捉えていないですので、
その先の「人事責任者」の世界は、けっこーーーー大変な、生臭い世界になるよー


という僕が経験した実体験のリアルなお話をさせていただきたく、
今回筆を執らせていただきました。
※求人メディアや、Wantendlyには絶対出てこない、「楽しくない人事のお仕事」の世界です。





まずは、人事の世界のセンパイ、曽和さんの執筆された記事から。


採用担当者に向いている人いない人


この記事は、事業会社側の採用担当者さんや、採用担当になりたい方は必見の良文です。
採用チームを編成する経営者さんも、
ご一読をされたほうが良いと思います。

=====================
1. 採用担当者はジャッジとフォローが必要

2. ジャッジする人に大切な「心理的バイアスの排除」

3. 採用フォローに向いている熱い人

4. 採用チームの編成には、ジャッジの人とフォローの人を
=====================

※曽和さんは、リクルートや、ライフネット生命で人事責任者をご経験されている、
僕から見て、圧倒的に本当のことを言う誠実さ、本質を捉えた知識・経験
を兼ね備えたアラフィフのセンパイです。




採用担当者には、
◯客観的にクールにドライに相手を見立てる人

◯採用したい人をフォローして口説く アツい人

の2タイプの役割がありますと。
5年もやれば、みんな両方をある程度はできるようになりますが、、、
確かに「自分はどっちが向くか?」は考えたほうがいいですね。


さて、ここからは、
僕自身の、自分を体を使って実験した
「事業会社側の人事」としての感想を、今回は書かせていただきます。


僕は、普段は、BARで接客をしているので
「明るくゴキゲンなアツい人!」という印象を人様から持たれがちですが、、、
→それはそういう仕事をしているから、接客業の時はソレで良いのです!

「事業会社側の人事」として人様に雇って頂いた時は、
割と前者のクールでドライな役割を担ってきました。

だから、求人サイトなんかには出てこない、
人事のクールでドライな仕事、はたまた血みどろの生臭い仕事(笑)
の経験に関して書いてみます。

ベンチャー寄りの実体験のお話です。
ど大手の人事のお仕事のことはあまりよくわかりません。あしからず。




まず、面接をやるときは、かなり目線はシビアです。
徹底して「ちゃんと儲かる人材」しか採用しません。
(みなさまが知らない、面接官の時の僕の話ですよw)


ニコニコして、面接に来た人のお話や、
お仕事のエピソードを聞いてはいますが、、、

頭の中身は、「カネ」や「リスク」の計算でいっぱいです。
目の前にいる人の1年あたりの採算性×予測勤務継続年数を計り、
その人材のコストパフォーマンスに関して電卓を叩いています。


・いくら儲かる人なのか?

・どこに配属してどんな役割を担って頂くと一番儲かるのか?

・他社ならばいくら出す人材なのか?

・自社からは、いくらのお給料の提示ならば
この人はベストのモチベーションで頑張って頂けるのか?

・最終決済者の社長さんにどう押して、どう給与バジェットを確保するか?

・社長の理念にそぐう人か?
→ココがフィットしないと、後々揉め事を起こし、社長からクビを切られます。

・ストレスに対する耐久力はいかほどか?
→現場での使いやすさ、成長曲線の傾斜度合い

・判断基準における、他者に対する義理 と 自分の実利 の比率
→ヤバい状況になった時に、退職しない度、周囲への強力度、頼りになる度


・本当の転職理由の核心の部分、現職の不満はドコなのか?
→9割型、ちゃんと言ってこないし、隠すから(笑)
キャリアアップが動機のキレイな退職なんて、めったにないっちゅーーのwww


・入社後、いつ頃に、どんな理由で辞めそうな人か?
→入り口の時点で既に、出口のパターン、タイミングを複数想像しています)


そんな事を考えながら面接をして、

取るか?取らないか?
取るならば、給料はいくらか?

を決めているわけです。

「採算性」と「リスク」の視点での金勘定ですね。
自分自身のクールな思考回路がおそろしくなることがあります。。。



もちろん「その人はご入社してシアワセになれるか?」のウェットな部分も、
ムチャクチャ考えますけども。

これは、能力を活かしてご活躍(沢山成果を出してお金を稼いでいただく)
前提条件があってこそ実現の可能性が生まれる事ですから、
冷静で、正確なジャッジメントあってこそです。




僕は、けっこう人が好きで、人に入れ込んでしまう自覚があるから、
(人情味のある江戸っ子だと思うw)
尚更、情でジャッジメントがブレないように強く意識して、人事の仕事には取り組みます。

曽和さんのおっしゃる

◯客観的にクールにドライに相手を見立てる人
であろうとし、
人材のコストパフォーマンスの金額の計算、リスク計算はキッチリやらねばならない。





なぜならば、、、

採用や評価のジャッジが感情でブレたら社内での給与分配に関する不公平感が蔓延するし、
採算性の悪い人を採用したら企業は倒産します。
同僚とお客さま全員に大迷惑をかけちゃいますから、ね。



だから、
採用責任者は、最後の門番として、ご入社の扉はかなり厳しく管理せねばなりません。




採用以外の人事領域をカヴァーする人事責任者であれば、
評価制度と給与制度を作る裁定者の役割も担い、


違反者を取り締まる警察の役割も担い、

さらに言えば、採算性の悪い社員さんは解雇しなければなりません。引導を渡す死神?の役割の仕事です






最後の門番であり、警察であり、裁定者であり、死神。







人事責任者の裏側のお仕事は、かなり心に負荷がかかります。


人事になりたい! と言う、
若手ビジネスパーソンさんたちからは、ま〜見えていませんよね?




人事に加えて、経営企画も兼務する役割だったら、、
入り口の「門番」中身の「裁定者」「警察」出口の「死神」に加えて、「金庫番」も兼務っすからね。。。
さらにシビアな仕事になります。


何故ならば、
事業において「新しい事を始める」時は、
大抵の場合、多額のお金がかかります。

基本的に、総予算のバジェットは決まっていますから、
お金を作るならば、コストカットが必要です。

誰かを降格させて減給、クビにするか、外注先を切る。
誰かが、泣いたり、悲しんだり、怒ったりするジャッジメントをして、
遂行し、予算を再度組み直すのが役割です。

ドコを切って、いくら予算作って、
誰に対して増額して配り、残った予算をマーケ? ITシステム?何に投資するか?
って事を毎日考えて、社内外問わず生臭いハードネゴ、
切った張ったの金勘定をやらざるを得ない役割なワケですよ。


オーナー企業で、社長さん直轄での人事責任者をやってみてください。


「あの社員、会社の外に出したら、年収幾らの価値があるかい?」

「あの社員は私のキゲンは取ってくるが、裏ではかなり仕事をサボっている気がするのだが実際はどう?」

「あの社員はどうクビにするのが一番見え方がキレイで、俺は悪者として恨まれないかな?」


といったエグい内容のご相談を社長さんから頂くことは、日常茶飯事です。
「人に関するプロ」としての見解を、番頭として即座に回答することを求められます。


その時になんと答えるか次第で、、
同僚社員たちの給料が決まり、解雇や異動が決まりうる責任がある。

無論、自分が口説いて採用し、可愛がって育ててきた部下を降格したり、減給したり、切る話もされます。
これはかなりツラいですよ。



当然、たくさんの人に恨まれたり、仕返しに陥れられたりすることも起こります。



「入り口」だけではなく、「中身」と「出口」までやる人事責任者



ストレスは、やばい、です。

これは、申し訳ないっすけど、


やった人間にしかわからない


と、思う。
やったこともないのに、
人の相談に対して知った風なことを言って金を儲けているヤツには、
正直、腹が立ちます。

存在するのは仕方がないと思うけど、
トモダチとしては付き合えません。

僕は、自分自身でこの役割を、倒産寸前のベンチャーや(後日、ちゃんと上場させた、してたけど)
ドライな大手外資ブランド企業で、ゼロイチ立ち上げでやってみた。

まー、前回の時は、ストレスがヤバすぎて、
神経痛になったし、頸椎ヘルニアになったし、1年でムリになったよね(笑)
カジっただけだけど、、ヤバさは一生忘れない。

すごく学びにはなりました。


相対的な比較をすると、
営業系職種の管理職の方が、遥かに気がラクです(こっちも経験あり)
要は、みんなで楽しく稼ぎまくればいーんだから。
構造が単純。ミッションが明確。
金を稼ぎさえすれば褒められるし、みんなハッピー、自分の身も安泰。

切った張ったの裏方の調整をやる人事責任者の仕事と比べたら、
お気楽極楽なガキ大将仕事ですよ。



人事部長 や 管理本部長 のお仕事を続けていらっしゃる先輩の方々は、
一体どんなメンタルの強さなのか。。。
このストレスを受けながら、ミッションから逃げ出さない、働く強い動機、
将来目指しているところはドコなのか。

本当にすごいと思います。






まぁ、このへんが、あまり世に出てこないし、
「採用担当者」という人事の入り口の仕事では触れることのない人事の「闇」の部分。
大変な役割の一部なのだと思います。




この視点、視座の転換するポイントは、
年齢や経験の長さではなく



「事業会社での、人事責任者経験の有無」





の問題です。

年を食っていようが、当事者としての実戦での経験のない人には視座がないし、
相談に対して有効なアドバイスもできません。



「人事になりたい!」という未経験の20代さんや、
エージェント側のみの経験者サンは楽しい未来を想像してお話してくれますが、、、
97%くらいの人は、「採用担当者」のイメージしか想像ができていません。

それって、
説明会の司会でカッコよく話すステキなおねーさんや、
自分に寄り添って口説き落としたカッコいい採用担当のおにーさんのイメージですよね?

それは、新人のペーペーがやるお花畑の世界のお仕事!
楽勝だし、そりゃあみんなやりたがるよね(笑)

経営幹部ポジションの採用に関わらないレイヤーのエージェント業や、求人広告営業のみの経験も同様で、
会社の「入り口」のキレイな部分しか見ることもありません。

僕が人事責任者をしていた頃のハナシですが、
部下の「採用担当者」の人には、意図的に「お花畑」しか見せません。
そもそも、その業務自体が、お花畑感 の大切なお仕事だから(笑)

年齢の若い採用担当者に、人事の仕事の中身や出口の部分、
ドロっとしたところ、クールでドライな視座、を見せると、混乱したり失望したりして、
応募に来た求職者に対して、入社を、前向きに口説く能力が半減します。

見栄えが良くて、話好きで、とっても前向きで、キラキラした元気なコ
くらいが、採用担当者 や ジュニアレベルのエージェント
には入り口の仕事にはちょうどいいんです。

ともすると、思考が浅い、アホな人のほうが成果を出しやすかったりもするw
だから、大企業の新卒採用では、1年目の新入社員(一番物事を知らない人)
を10人とか、20人とかを採用担当のリクルーターとして大量に配属して投入するわけで。
※んで、一番賢くて(腹黒くて?)ストレス耐性が高い1人〜2人を選抜して2年目以降に人事部に残すと。

これは、エージェント業のプレイヤーか、MGRくらいの経験者さんに関しても同様。
外資系企業の人事部の採用専任者「リクルーター」ポジションの経験者さんも同様。
お花畑の世界の仕事しか知りません。

だってさ、お金が沢山あってブランドがある大企業の採用担当者の仕事なんて全然しんどくないんですよ。
いっぱい採用予算使って、いっぱい給料積んで採用できる。
カンタンカンタン。
物量をブン回すプロマネ能力はつくけど、、、
外の世界で通用する、成果を出せるチカラがあるかっちゅーと「?」です。

ど大手相手に採用バッティングで勝ってきた、準大手の採用担当者
のほうがはるかに強いし、仕事ができます



人事のお花畑の部分しか知らない人は、数字はよく売るし、人数だけはよく採用します。
知らない分、ガンガン人を採用したり、ヤバい転職先に躊躇なくブチ込んだりできる。
※エージェントでも、ハイレイヤーの領域の担当をしている方は、外側からさわりの部分だけは「非当事者」としては触れてはいますのでカンどころはお持ちです。
でも、経営や人事の深いところ、中身の部分の、ストレス、苦労、哀しみ、金勘定 は全っ然知らんと僕は感じちゃうな。知ったフリして話すのだけは上手なヤツの多いこと多いこと。。。

金勘定の経験がない、部下を育てたことも、クビにしたこともない人による人事系職種のキャリアアドバイスってどーしても薄っぺらいし、結果として「人を不幸にしてるんじゃね?」
と感じる仕事をしてしまっている人は少なくないなぁ。。。(T_T)





僕もそうだったんだけど、、、
「採用」の入り口の部分って、瞬間的な「スクリーンショット」にすぎないんです。

20代前半の頃は、エージェント業で
「お客様に最高の会社にご入社頂けた!!」パチパチパチ!って喜べたし、

20代後半では、ベンチャーの採用責任者として
「社長!!こんなに高学歴で、こんなに有名企業の優秀な人を、沢山採用できました!(ドヤ顔)」
でしたけど ※これ、新任の若手採用MGRあるある、いるいる(笑)


それって、その瞬間の「スクショ」のお話でしかなくて、
その人がほんとうの意味でその会社に入社してよかったのか?
その企業はその人材を採用してよかったのか?
なんて、少なくとも5年後、10年後にならないとわからない
お話なんですよね。



今の僕は、37歳ですが、ようやく人事の世界の「中身」や「出口」の部分に触れ、
人事の仕事の奥の深さ、難しさ の入り口にようやく立てた感覚です。





だから、採用の入り口の部分「スクショ」の仕事しか経験していない人事は大抵の場合、思考が浅い。
自分がやれる仕事の内容も極めて限られてしまうので40歳以降のキャリアにはかなり苦戦します。


ハッキリ言うけど、転職市場に出しても、人材紹介会社の営業職 以外からはオファーがもらえないっす。

だって、「採用担当者」だけをやらせるリクルーターだったら、
若くて見栄えの良い人を配置したほうが、良き新卒や20代社員は採用しやすいでしょ?
新卒の採用説明会の司会に、40代 50代のおじさん、おばちゃん、出てこないでしょ(笑)

人事の世界では、「採用担当者」は全っ然長く続けられる仕事ではないってことです。


事業会社側の「採用担当者」をやりたがるのは構いませんが、
年を取った時にクビにされます。特に、外資企業ね。

分不相応に高い年収がもらえることはあるけど、
使い捨てにされないように気をつけてください。








「採用担当者」の その先のキャリア。
将来的に、進んでいかなければならなくなる「採用責任者」や「人事責任者」の役割のお話を書いてみましたが、、、
それでも本当に、「人事」やりたいですか?

「エージェント業がしんどい」とか「営業職はしんどい」と言ってるよわっちいコが、
「人事」のキャリアを継続できるとは、僕は思いませんよ。






最後の門番(この人は儲かる人間か?を冷静/ドライに計算してジャッジする)

警察(違反者を取り締まる)

裁定者(お金の配り方を決め 賞罰を決める)

死神(儲からない人間をクビにする)

金庫番(切った張ったの予算管理)





あなたは上記のお仕事に向いている適性のある方ですか?

その道をやり続けて、40代、50代まで生き延び続ける覚悟はありますか?


って、僕は、問いたい。
※もちろん、「光」の部分の楽しい仕事、楽しい瞬間もたくさんありますよ!


僕は、純粋な人材エージェント業の経験って、社会人の最初の3年弱しかなくて、
以後は、上記のような事業会社側の人事責任者の経験がマジョリティです。
クールに状況を俯瞰してしまうクセが付きました。



したがって、
◯採用したい人をフォローして口説く アツい人
の役割は、割と若い人や、懐疑志向性の薄い天然の明るい人が向いていると思っていて、
僕は、あまり得意ではありません。

だって、その選択が10年後に正解になるかどうかなんて、その人次第なんだからさ。
「君は絶対にうちの会社が一番フィットしている!」なんて言えないし、責任取れないよ(笑)

自社がぜひ採用したい人材でも、もっと良い他社の求人に内定してたら、
迷わず、「そっちいったほうが良いよ!」って言っちゃうし、
退職も、次の進路がその人にとってbetterな選択であれば全っ然引き留めません。

ある意味、アツさ、ゼロ。
その人が幸せになればソレが一番だと思っているから、
去る者は追いかけない。

だから採用のクロージングも、退職交渉の引き留めも、ホットな役割の人事のお仕事は、
あまり得意じゃないです。

いろいろと、知れば知るほど、考えることがどんどん増えて、
単純に入社を勧めたり、人材を熱烈に口説いたりはできなくなりました。




以上が、事業会社側の人事の時のお話です。
クール と ホット は同一人物にはやりにくいかもしれませんね。。
採算性のキツい会社で、「金庫番」兼務の人事の役割ばっかだから、
クールにならざるを得なかったんすよね。


※いろんなタイプの人事の仕事、人、見解がありますから、
ここまでの話は、あくまで、カジっただけの人間による、ご参考情報の一つ くらいのお話と捉えてください。





で、ですね。
今度は、コンサル側の立ち位置での仕事のスタンス、経験のお話ですが、、、


コンサル側(キャリアアドバイザーや、エージェント、相談できるバーテンダー)
に回ると、、、

みなさまが店内でよく見かける、
超アツい?性格の良い人になります。なれます♡

なぜなら、

能力や適性は冷静に見立てますが、




お話をお伺いして、見極める目的は、


その人の良いところを探し、良き未来のビジョンを描くであり、


採算性のジャッジメントではない。




からです。

ヒジョーーーーに前向きで楽しい!

ラクチンでストレスのない仕事です。




どんな人にも必ず良いところがあるし、
大活躍できる仕事があるよ!
一緒に探していこう!
がんばろーぜ!!

という、超ポジティブな姿勢で、出会った方全員に対して、全力でシアワセにするために接することができる。
そーゆー仕事のほうが、僕は、楽しい!
いわゆる、キャリアカウンセリングや、エージェント業ですね。

まさに、パラダイス。お花畑のお仕事です(笑)

だから、採用関連のお仕事に関しては、コンサル側の方が、性に合うと現時点では思います。



ちなみに、、、
「自分がオーナーを務める事業での採用」は、なかなか楽しいですし、ストレスは少ないです。

第一に、自分が好きな人だけ採用すればいい。
第二に、自分がクビにしたくない人は、クビにしなくても良い
第三に、人事制度も、給与設定も、自分の一存で決めることができる。

BARの採用なんて、業種柄、副業のアルバイトの方の採用がメインだし、
ノリで、楽しくやればいいわけですよ!

人様のお金をお預かりして、人様の人生をお預かりする、「正社員の採用をする人事責任者」よりは遥かにキモチが楽です。
だってさ、失敗しても、自分のサイフからお金を支払って、謝れば済むだけの話なんだから。







最後に、今後僕自身が注目している人事の仕事の役割やトレンドですが、

事業会社側の人事の深みや、やりがい、価値は、「採用」 よりも 「育成」 に比重がある

と、1000人以上の人事さん、エージェントさんのお酒のお相手をさせて頂いて、僕は思います。
育成は、コンサルや、アウトソーサー、エージェントには切り出しにくい仕事だし。

これは、僕がこれからもっと経験を積んでお勉強をしていきたいなぁ。。。
と感じているテーマです。

少子化で人口減るんだしさ。
質の高い人なんて採用できないんだから、フツーの人が、質の高い仕事
を出来るようになる育成と、仕組みづくりのが、国としては大切なフェーズに変わっていると思うのです。

ベンチャーでは、異質な人材の長所を伸ばす自由な仕組み作り、ハイレベルな人材が集まる柔軟な雇用形態。
大企業では、テクノロジーと育成システムの融合が肝になってくると思います。



ないしは、外国人労働者の受け入れと育成です。
これは、鉄板です。
就労VISAの規制、入国管理法も改正が間近ですし。

そのへんがトレンドというか、ソコが得意な人事になることが
人事さん自身のキャリアを長期的に守り、
この国の良き発展に寄与できるスキルになることは間違いないと思います。





というわけで、
今日はこのへんまでにしまーす。

一言で「人事」とか「採用」といっても、
担う役割、必要な力、かかる負荷
ってポジションによって全然違うので、
実質上、何を期待される役割か?

を、しっかりと念頭に置いた上で、
人事系の求人は見立て、長期的スパンでシアワセになれるキャリアパスを描いてくださいね!!!


若いくて可愛くて元気のある女の子は、、、
「採用担当者」や「人事アシスタント」の求人ポジションにはカンタンに通りますが、、、
新卒採用の客寄せパンダや、役員の目の保養 の役割で終わって使い捨てにされないようにね(爆)

ちゃんと おばちゃんになってからの自分の身を守れるキャリア、
「労務」とか「育成」とか「キャリアのアドバイザー」まで続くキャリアを作るんだよ!

男だったら、ファイナンスの勉強もちゃんとして
銭勘定まできっちりやって、
経営企画✕人事責任者くらいをやれないと、
一番子どもの教育費用がかかる40代半ば以降に、稼げなくなるぞ!







LIVEでのご相談は、銀座のBARカウンターまで!
また来週!!
※隠れ家なので、住所も、店の連絡先も書かないけど(笑)








  【〜YAS@助家 著書一覧〜】


転職の赤本

→出版から4年が経つロングセラー。Amazonのカスタマーレビューも抜群ですよ!
自己分析から、良き会社の選び方、面接対策までを網羅。就活生さんにも非常にオススメです。


年収300万円の残念な働き方〜1万人に会って分かってきた年収の壁を打ち破る方法〜
→元転職屋さんが書く、転職せずに仕事力を上げ、キャリアを強くするためのノウハウ本。

20代のリアル転職読本
→満を持して書き上げた最新作!
第二新卒〜30歳くらいまでの人のキャリア 転職活動の悩みに対してQ&A形式で即答。
良き転職エージェントの選び方、各社の比較や転職サイトの選び方まで書いてあるリアルな転職裏話本。

銀座のBARの店名を決めました。「助家」にします。

昨年12月23日に開業してから早、10ヶ月。
カンバンも出さず、店名も決めず、
100%口コミのみでの営業をしてまいりましたが、
ようやく、お店のコンセプト「店名」を決めました。


BAR 助家(たすけや)です。


人助けをして、人に助けられて生きる。

助け合いの空気に満たされた、安心してくつろいで頂ける「家」のような空間を目指したい。


そういう想いを店名に込めさせていただきました。


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名刺のロゴに関しては、

徳川家の家紋✕ 鈴の絵柄(僕の苗字 鈴木から取った) にしました。

「世直し人助け」をして回る 徳川家の家老、水戸黄門さん
彼の印籠に刻してあるアレです。
黄門様 にはとてもじゃないが、なれませんので、

黄門様の付き人の「助さん」
→剣を持つとまあまあ強いが、おっちょこちょいで、美女に弱いドジな三枚目役
のキャラクターと掛けて「助家」です。



独立以来、7年間で溜めた貯金をほぼぜんぶ突っ込みましたので、
なかなか作りの良いお店です。
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お酒も、料理も、毎日現場で作らせて頂いています。
僕は、経営業よりも現場業務のほうがだいぶ好きなので、毎日がとてもシアワセです。
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通常のBARと少しだけ違うのは、
店員さんに「顧問さん」がたま〜にいらっしゃるところです。
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みなさま、それぞれ得意ジャンルは違えど、
人事部長さんや、営業部長さん、キャリアカウンセラーさんをご経験された、
懐の深い、聞き上手な方々です。
彼らが、お仕事の立場を離れて、友人としての立ち位置で、フラットにお客様のご相談に乗って頂けます。


池袋で、「キャリア相談のできるBAR」として7年ほど自分自身を相談相手として
やってみて、著書も3冊も書かせて頂き、まぁまぁうまくいったのですが、

開業して4〜5年を過ぎたあたりから、
「本当に自分が知った風なことを言って良いものなか?」
自問自答するうちに、
しばらくは、僕自身も学ぶ側として、人事や、ビジネスの世界を勉強をする側になろうと決めました。





コンサルティング業全盛の世の中ですが、


対個人のキャリア相談は転職ありき
対法人の経営相談は、パッケージソフトウェア販売やコンサルティング契約ありき
にどうしても寄りがちです。

上場企業は、株主の利益のために、高収益性を追うのが至上命題ですから、
それは仕方がないことであると、僕も理解をしています。
(それも、超立派な社会的役割です)

でも、アドバイスや業務改善をしたら何でもかんでもカネ、カネ、カネ
取れるだけたくさん取れば良し!という潮流だけでは、なんか、悲しいなぁと。


なので、僕は、助家では、

非上場、100%僕の自己資本 無借金経営の立場を活かし、
売上の業績目標や、高収益を追うのをヤメて経営をしてみました。




昨年12月の開店以来、1年弱やってみたのですが、、、
みなさまに助けて頂いた結果、なんとか成り立って存続できそうです。



松下幸之助さんの、「水道哲学」しかり、
最高に良い物を、最低の価格
でのご提供を目指してみることは、
商売人として一番粋な、目指してみる価値のある姿なんじゃないかなーと。


なので、助家では、

最高にお客様のシアワセの実現に向いたコンサルティングを、
最低価格でお客様にご提供


させていただくべく、顧問さんへは無給
 ※お酒と食べ物の現物支給
の条件で助家のお客さまのお話のお相手をお願いをさせて頂きました(ムチャクチャだw)


その結果、
1時間のコンサルティング単価、ウン万円はするであろう、立派なビジネスパーソンの先輩方が、
500円〜の募金(テーブルの鈴を鳴らして頂くと発動)
のコンサルティング料でお客様の人生のご相談になんでも乗って頂けます。


全ては、快諾をしていただいた顧問さんの方々の、善意



によって、成り立っております。
本当にありがたいことです。


このBARから、世の潮流に逆張りで、
「善意での人助け文化」
を発信していきたい、発信し続けたいと思います。

文化の発信、カルチャーの伝播は、
売上の規模の大小にかかわらず、できますものね。





というわけで、
「助家」の名前に負けないようにお店を運営していきたいと思います。


僕は、元々はそんなに利他の善意ばかりでもない人間であり、利己的で、お金もまぁまぁ好きです。
酒も、女性も、バクチも大好き(笑)な俗物です。


でも店名に「助家」という名前をつけたからには、
これからの自らの行動規範を律して良き人間になっていきたい。
という想いも込めています。


たくさん人助けをして、
たくさん人様に助けて頂いて、
銀座の夜の街で生きていきますので、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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 BAR助家 店主 鈴木 康弘 2018/11/05








  【〜YAS@助家 著書一覧〜】


転職の赤本

→出版から4年が経つロングセラー。Amazonのカスタマーレビューも抜群ですよ!
自己分析から、良き会社の選び方、面接対策までを網羅。就活生さんにも非常にオススメです。


年収300万円の残念な働き方〜1万人に会って分かってきた年収の壁を打ち破る方法〜
→元転職屋さんが書く、転職せずに仕事力を上げ、キャリアを強くするためのノウハウ本。

20代のリアル転職読本
→満を持して書き上げた最新作!
第二新卒〜30歳くらいまでの人のキャリア 転職活動の悩みに対してQ&A形式で即答。
良き転職エージェントの選び方、各社の比較や転職サイトの選び方まで書いてあるリアルな転職裏話本。
Profile

YAS@銀座 助家

<本名>鈴木 康弘(とこなつ家店主)

<経歴>
米国カリフォルニア州で幼少時代を過ごす
2004年3月早稲田大学 商学部卒業

2004年4月〜2006年10月
(株)リクルートエージェント
にて企業の採用支援と、第二新卒者の転職支援を経験。

2006年12月〜2010年4月
南太平洋フィジー共和国にて
語学学校FreeBirdInstitute
サポートオフィスMGR 兼 本社取締役

2010年10月〜
転職相談のできるBAR
Dining DJ Cafe とこなつ家 起業

<教育基本方針>
〜向き不向きよりも前向きに〜  
    
やんちゃな日本人を
もっともっと増やしたい!
世界中を元気にしたい!

<好きな言葉>  
「知好楽」
by孔子
「love,peace,freedom」   
by Bob Marley
「我が生涯に一片の悔いなし」
byラオウ 北斗の拳

<好きなものたち>
海/山/寺
料理/麻雀/飲み会/バイク
熱い人/アホな人
べっぴんさん
DJ/バンド/海外放浪

<Personality>
マイペースな寂しがり屋
大人数での団体行動は苦手
だが一人では死んでしまう!

人を愛し
人に愛され
自由でいたい
そんだけの単純な人間です。

飲みのオファー⇒基本的に断りません。

皆様こんな小生ですが、
どうぞ宜しくお願い致します。

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