ルアー千一夜 Beginning

オサカナ釣れないのに偏見だけは人一倍の酒呑みがジャンクからお宝まで言いたい放題&勝手にルアーを愛でる。

何年か振りの再開に当たって過去記事を読み返しましたが、当時はそれが間違ってないと信じていたものも含め、随分テキトーなことが書かれています。基本フィクションとしてお読みください。

ダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogast『 そのルアーについてはまたの機会に! 』 みたいな事を書いて

おきながら、大抵書くのを忘れてしまってるんですが、今回は忘れて

ませんよ!  ということで今日のゲストはアーボガストの今は亡き

ダブル水車、ダッシャー。   この間約束した記事です。


ダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogast先日の記事の中ではジャークの親戚がスキニーミニーだとか書きま

したが、このダッシャーの間違いです。 スキニーミニーは小さい方

ですからね。  シツレイシマシタ。

最近ルアーの名前がすぐ思い出せなかったり、全然違う名前を言っ

てたりでルアヲタ失格なんです。(汗)   ついにアルコホールが大脳海馬に回ったか?


ダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogastダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogastこの体躯を見てお分かりの通り、ボ

ディはフルーガーのジャークと共有し

ております。

同じ金型から鋳抜かれながらも片や

フレッドアーボガストで銘を受け、片やフルーガーで銘を受け…  なんて具合に運命が分かれちゃう

なんて、まるで映画のストーリーみたいですな。    ヴァンダム〜!  ←古過ぎ。


ダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogastダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogastフルーガーがフラップによるイレギュ

ラーダートを身上とするならば、こっち

は正当派のダブルスイッシャーでいき

ます… と言いたいところですが、そこ

は曲者のアーボガスト。 フツーのスイッシャーで終わらせるワケありません。

フロントのペラはご覧の通りのヤル気仕様。  このように前方向に角度が付けてあると、通常のペラ

よりもジャークした時により多くのバブルを水中に引き込めるという効果があります。

早い話、ポッパー的な要素も見込めるって事ですな。

コイツは元々、ソルト用のルアーなので水面でジュボッ!とやってサカナの注意を引きつけるという狙い

もあるんでしょう。 やっぱりBait of Champions。 フツーではありません。

ちなみにフルーガー・ジャークのラインアイヒートンには本来ペラが入る分のスペースが残してあるので

そんなところからも同じDNAを持ったルアーであることを確認できますね。


ダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogast最近のアーボガスト… いやプラドコでは見られない塗りも萌えポイント。

使い込んでフレークが落ちたのもイイですが、まっさらのヤツも案外

イイもんですね。

シンプルなブルースケールとのコントラストも泣かせてくれます。


ダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogast全長7インチはあろうかというボディなのに、2フッカーというトコも今の

プラドコでは見られない男気を感じます…  と言うよりも単に3フッ

カーでは十分な浮力が得られなかっただけだったりして。(笑)

プレスの跡がビミョーに残ってるのもこの時期のアーボの特徴。

しかしこんなちっこい金具を相手にあーでもないこーでもないとゴタクを並べてるオサーンってやっぱり

キモいなー。  我ながら情けなくなります。


ダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogastネームもアーボガストらしく背中に。

ボディのサイズゆえネームもデカいので、心なしか誇らしく見えますね。

なんか人生賭けて彫り物背負う任侠道に通ずるものがある… ワケないか。




ダッシャー フレッドアーボガスト dasher fred arbogast02411ジャーク同様、コンディションのイイのは

なかなか手に入りませんが、コイツを使

えばフレッド君がどんな視点でソルトウォ

ーターフィッシングを捉えてたのかが分

かるかも!    …手に入ったとしてもコワくて使えねー!(涙) 

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随分前に 【佐藤さん】 からコメントで質問をいただいていたのですが、見落としていました。 ゴメンナサイ。

で、返信を書いたのですが、コメント欄の字数制限を大幅に超えてしまって投稿できなかったのと、ルアーの年代判別に関する質問メールを他にも沢山いただくので、この機会に記事にさせていただきました。

ここに書いたものは、のんだくれが自分で調べた、もしくは海外のコレクターから聞いたものなので間違ってる可能性も大ですが、参考の一つぐらいにはなるかなと思います。

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ウィグルワートに限らず基本的にオールドと呼ぶのに明確な判断基準はありません。

乱暴な言い方をすれば70年代モノでもオールドだし、90年代モノでもオールドといえばオールドで、どちらも間違いではありません。

特にオークションなどは本人の思い込みで商品説明が書かれていることが多く、意図するしないにかかわらず現行がオールドとされていることが多いです。 もちろんその逆もありますが、ほとんどのケースは主観で判断されているというのが実情でしょう。

とはいえ、一般的にストームはラパラに売却される直前のメキシコ工場生産モノまで(年代で言うと93年)をオールドと呼ぶ傾向があります。

しかしストームのカラーによる年代判定基準はかなーりアバウトなので現物を見てみないと何とも言えません。

明らかに同じ年代の同じカラーでもネームが違うなんて事がありますので、明確な基準が確立されているヘドンとは違い、具体的に特定できない事が数多くあります。
  
チャグバグの70年代初期カラー、ソリッドホワイトは80年代中盤にごく少数だけ作られたという例もありますので、モノだけで断定はできません。

よって、目のカラー(同じボディカラーでも時期によって赤目版と黄目版がある)や使用されているフック、リングの種類などでトータル的に見てみないと、年代を絞り込むのは難しいです。 
これはアメリカのストームコレクターとも一致した意見で、この辺がオールドが主観で判断されている一番の理由だと思います。

又、ウィグルワートは旧ストームの中ではサンダースティックと並んで最もカラー数が多く、カナダ、オーストラリア、日本限定のカラーに加え、ディーラー注文のアンカタログドカラーも多数存在しておりますので、その辺になってしまうと年代判別は難解を極めます。  
オールドの扱いで全国的に有名なショップでもヲイヲイなケースを見た事ありますから。(笑)

ただ一つ言えることは、佐藤さんのファントムクロー系のカラーは80年代中盤に出てきたものなので、それ以前の年代の可能性は皆無です。

それとパッケージに関してはある程度絞り込めますよ。

〜77年頃 紙&透明プラスライドボックス
〜84年頃 ハードプラスチックケース&紙台紙
〜92年頃 ブリスターケース(ミニカタログ入り)
〜ラパラ売却 ブリスターケース(ミニカタ無し)
(アクアスポーツとダブルブランドで活動していた初期のものはプラケースですが、これはグロップぐらいしか該当するルアーがないので今回は割愛)

しかしルアーの種類によっては80年代でもスライドボックスを採用したものもありますし、ごく短い期間ですがホッテントットとウィグルワートとチャグバグはカードブリスターで出されてた事もありますのでパッケージは判断要素のひとつにしかなりません。
そもそもオークション物はパッケージと中身の年代が違うものがザラにありますので、やはりトータルで見てみないと。
極端な例ですが、【オールドパッケージそっくりのものを中国の工場で作り、それに入れたものを米国巨大オークションサイトで新品箱入りとして出品している】という情報もあるくらいですから。  ← イマイチ信憑性に欠ける話なんですが、ヘドンのグリーンチェックボックスぐらいならニセ物があっても不思議ではない?(笑)

レアケースですが、製造時期と塗装時期の違い、ひいては包装時期の違いから誤認定されるケースもあります。


考古学の様に小さなパズルピースを集めてあーだこーだと推測するのもオールドルアーの楽しみのひとつですので気長にやってみてください。

昨年のICAST以来、こっちのブログを放置してたので更新しないと。

さてさて。
今まで撮り貯めた画像を整理してたら、昨年アップトンズカスタムズのオーナー、ジョシュと釣りに行った時の画像が出てきたので、釣行記としてご報告。

アップトンズカスタムズとは何ぞや? という方がほとんどだと思いますので、ここらでちょっと紹介を。
アップトンズカスタムズとは、ジョシュ・アップトンがオーナー兼デザイナーを務めるハンドポワードワームマニュファクチュアラーです。
元々ショップ店員だった頃から販売目的でカスタムメイドのルアーやワームを製作しており、それが客の間で好評となってそのままブランドを立ち上げてしまった・・・ というアメリカによくある生い立ちからスタートしたメーカーです。

アップトンズカスタムズの特徴は、とにかくハンドポワードにこだわったワームを出し続けていること。  一番の売れ筋、9インチストレートを筆頭に、8、10、12、13、そして19インチのモンスターやリーチ、リザード等、ワームのデザインとしてはクラシック・・・ 早い話が古典的(笑)なものばかりですが、全て彼自身の手流しで製作されております。

ジョシュ曰く、ハンドポワード製法は手間が掛かる上に原料のロスが非常に多くてコスト高になるけれど、マシンインジェクションでは絶対に出せない艶とカラーリングが出来、それが南カリフォルニアの水質ではバツグンに効くんだ!と。  
あ、アップトンズカスタムズがどんなワームを出してるのかはこのサイト↓↓↓からチェックしてね。

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そんな自他ともに認めるワームクレイジーなジョシュと話をしてると、ワーム臭ならぬヲタク臭がプンプンと臭ってきます。  とりわけ彼のワームのカラーに対するこだわりはハンパではなく、話題がカラーに及んでしまったが最後、水質、太陽光線、深度などなど、超ディープなエンドレストークに付き合わされるハメに。(笑)

そんな彼と直接会って話がしたいと思ったらワクワクが止まらなくなって、ラスベガスからクルマを飛ばしました。

アップトンズカスタムズはダイヤモンドバレーレイクのすぐそばの街、ヘメットにあります。

モハビ砂漠を駆け抜けて前日の午後8時過ぎにホテル・・・ というよりもモーテルにチェックイン。

P1350766

ジョシュに 『 着いたよー 』 と電話すると、 『 明日DVLに釣りに行こう。 朝5時に迎えに行くから。 仕事の話は釣りが終わってから。 』 といきなりの先制攻撃です。  こういう釣り人ならではのスピーディな展開はうれしいですよね。 

その夜は、翌日の爆釣妄想を肴にビール三昧&爆睡・・・ といきたかったのですが、丁度なでしこジャパンの決勝戦が放映されてて、それどころじゃありませんでした(笑)

そして当日。
01 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

暗闇から稜線が浮かび上がる頃にバカでかいGMCシエラが登場し、レイクへ直行、そのままスロープへザブンです。

03 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク
02 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

当日のダイヤモンドバレーは、昨年来た時よりも30メートル以上水位が上がってて、目ぼしいスポットは全て超ディープに。 ショアラインは水没したブッシュだらけで巻きモノは壊滅的状況という、まるでのんだくれの日頃の行いを表すような、あいにくのコンディションでした。
日本のリザーバーで水位が30m上がるなんて有り得ませんが、湖面に出ればテンションも上がってそんなことも気にならなくなります。

04 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

さてさて、これがアップトンズカスタムズのオーナー、ジョシュ・アップトンです。
気の良いおじさんというか、いかにもヲタっぽくてナイスでしょ?(笑)

そんなジョシュが使うルアーは、自分が流したワームのみ。

そこでストレージに収納してあったワームを見せてもらったところ、のんだくれは思わず鼻血が噴き出そうになりました。  なぜなら彼はアップトンズブランドの各タイプ各サイズ各カラーをほぼ全部、トンでもない量を持参してたんです。  その上サンプルカラーもテンコ盛りで持ち込んで、ボートの上はさながらワームファクトリーの様相です。

16 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

これがほんの一部。 こんなバッグがあと4〜5個ありました。
いくらなんでもこの量はトゥーマッチ! と突っ込んでみましたが、彼はニヤニヤするばかり。 
しかし彼と釣りを進めていくうち、この量はあながちオーバーではない事に気付かされたんです。


釣り開始から約一時間。
自分たちも含め、周りのボートも全くのノーフィッシュ。 
ジョシュはひたすらワームのタイプ、カラー、サイズを変えて投げますが、生命反応は得られません。 のんだくれもワームはもちろん、あらゆるルアーを試すもアタリすらありません。 
時々チビスモールが興味を示して浮き上がってくるだけ。(T_T)

しかしジョシュが上げたこのバスから状況が一変します。

07 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

『 タカ、13インチのブラックグレープを使え。 スプリットショットでフックは2/0だ。 』 と言うや否や、大爆釣ラッシュ状態に突入します。

06 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク
05 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク
12 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

それまで何を投げても無反応だったにも関わらず、ブラックグレープに変えた途端に釣れ始め、サイズはともかく写真撮るのもバカらしくなるくらいの連チャンモードに突入です。

これにはさすがに驚かされました。

しかしこれが大量のワームを持ち込んだ理由だったんです。
彼曰く、ワームのカラーはアングラーが思っている以上に重要で、ラメの有無はもちろん、同じカラーでもワームのサイズが違うとバスの反応は劇的に変わるんですと。

彼がワームを頻繁に変えていたのはアタリカラーを探すためで、さらに一度リグったワームは二度と使わないので、それであの膨大な量のストックが必要だったんです。

実際、2〜3回投げて反応がなければカラーを変えていましたし、バスのファイトやバイトでワームがズレたら新品に変えてたぐらいですから、一回の釣行でのワーム消費は相当なもんです。  昔はフックの刺し位置が気に入らなかったらすぐに捨てたぐらいだから、今はまだマシな方だと笑ってましたが(笑)

ちなみに当日ラッシュとなったカラーは濃いめのグレープカラーの間に薄いグレープを挟んだベイン(静脈の意)カラーと言われる種類。  ジョシュはそのアタリカラーを導き出した当日の過程をマシンガントークで教えてくれましたが、はっきり言って忘れました(笑)

彼が長年の経験から導きだしたヒットカラーを探し出す手順をまとめると、上中下三部作の本が書けてしまうくらい壮大なものになりますが、かなーりざっくりと乱暴に説明するとこの3ステップになります。

 .椒肇爐凌Г帽腓錣擦襦 
◆“娠が無ければカラーのトーンを落とす 
 さらに反応が無ければ正反対のカラーに変える

 銑の中には 『 極端にサイズを変える 』 というステップがそれぞれ入っています。 つまり6”をいきなり13”に変えたりその逆をやったりということ。 これは同じ形状のワームでもリグやサイズが違うと動きが変わるので、それによって光の反射具合、つまり見え方が違うんだと。
ハンドポワードは表面の艶がインジェクションワームとは違うので、これだけでも大きな違いになるとのこと。

更には水質や光線量によってラメフレーク入りなのかベインカラーなのかチャートテールなのかを見極めていくという、カラーに無頓着なアングラーが聞いたら気が遠くなるような作業を経てその日のアタリカラーを絞り込みます。  バイトがあっても “釣れるバイト” が出るまでワームを変え続けるっていうんですから、ちょっと凡人にはムリなオシゴトです。

とはいえ、,離椒肇爐凌Г帽腓錣擦謄汽ぅ困鯤僂┐襪世韻如大抵のケースは解決するらしいので真剣に試してみる価値アリですぞ。

14 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

バイトラッシュが落ち着いた頃には陽も上がっていたので、遅い朝食を取ります。
この日のメニューは、有り得んデカさのサンドイッチ。  これを2人で… と思ったら同じものがもう一つ出てきました(汗)  でもなんだかんだと言いつつ陸に上がるころには全部平らげちゃいましたけどね。

午前中でそこそこ釣れちゃったので午後からは冒険タイムの始まりです。

15 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

お約束の19”モンスターにバスプロショップス謹製ナイトロミノーを投げまくります。

・・・が、釣れない。 ひたすら投げるもバイトすらない。
しかも43度という気温の中でのキャストはオサーンの体力を激しく奪っていくので釣りどころじゃありません。
よって必然的にキャスト回数が少なくて済むワームの釣りに戻ることに。(´Д`|||)

13 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク
11 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

すると今度は9インチのスモークペッパーカラーが大当たり。

周りのボートが完全沈黙する中での爆釣なので目立つこと目立つこと。(笑)

その後調子が出てきたんですが、アタリも取れないほどの強風が出てきたのでやむなくストップフィッシングとなってしまいました。



・・・とまあ、最大でも4ポンドぐらいのヤツしか釣れませんでしたが、それでもカラーによる釣果の違いをまざまざと見せつけられて今までにない衝撃的な釣行でした。

しかし、その後で見せてもらった彼のファクトリーでそれ以上の衝撃を受けることに・・・・

その内容は次回をお楽しみに。


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