昨年のICAST以来、こっちのブログを放置してたので更新しないと。

さてさて。
今まで撮り貯めた画像を整理してたら、昨年アップトンズカスタムズのオーナー、ジョシュと釣りに行った時の画像が出てきたので、釣行記としてご報告。

アップトンズカスタムズとは何ぞや? という方がほとんどだと思いますので、ここらでちょっと紹介を。
アップトンズカスタムズとは、ジョシュ・アップトンがオーナー兼デザイナーを務めるハンドポワードワームマニュファクチュアラーです。
元々ショップ店員だった頃から販売目的でカスタムメイドのルアーやワームを製作しており、それが客の間で好評となってそのままブランドを立ち上げてしまった・・・ というアメリカによくある生い立ちからスタートしたメーカーです。

アップトンズカスタムズの特徴は、とにかくハンドポワードにこだわったワームを出し続けていること。  一番の売れ筋、9インチストレートを筆頭に、8、10、12、13、そして19インチのモンスターやリーチ、リザード等、ワームのデザインとしてはクラシック・・・ 早い話が古典的(笑)なものばかりですが、全て彼自身の手流しで製作されております。

ジョシュ曰く、ハンドポワード製法は手間が掛かる上に原料のロスが非常に多くてコスト高になるけれど、マシンインジェクションでは絶対に出せない艶とカラーリングが出来、それが南カリフォルニアの水質ではバツグンに効くんだ!と。  
あ、アップトンズカスタムズがどんなワームを出してるのかはこのサイト↓↓↓からチェックしてね。

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そんな自他ともに認めるワームクレイジーなジョシュと話をしてると、ワーム臭ならぬヲタク臭がプンプンと臭ってきます。  とりわけ彼のワームのカラーに対するこだわりはハンパではなく、話題がカラーに及んでしまったが最後、水質、太陽光線、深度などなど、超ディープなエンドレストークに付き合わされるハメに。(笑)

そんな彼と直接会って話がしたいと思ったらワクワクが止まらなくなって、ラスベガスからクルマを飛ばしました。

アップトンズカスタムズはダイヤモンドバレーレイクのすぐそばの街、ヘメットにあります。

モハビ砂漠を駆け抜けて前日の午後8時過ぎにホテル・・・ というよりもモーテルにチェックイン。

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ジョシュに 『 着いたよー 』 と電話すると、 『 明日DVLに釣りに行こう。 朝5時に迎えに行くから。 仕事の話は釣りが終わってから。 』 といきなりの先制攻撃です。  こういう釣り人ならではのスピーディな展開はうれしいですよね。 

その夜は、翌日の爆釣妄想を肴にビール三昧&爆睡・・・ といきたかったのですが、丁度なでしこジャパンの決勝戦が放映されてて、それどころじゃありませんでした(笑)

そして当日。
01 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

暗闇から稜線が浮かび上がる頃にバカでかいGMCシエラが登場し、レイクへ直行、そのままスロープへザブンです。

03 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク
02 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

当日のダイヤモンドバレーは、昨年来た時よりも30メートル以上水位が上がってて、目ぼしいスポットは全て超ディープに。 ショアラインは水没したブッシュだらけで巻きモノは壊滅的状況という、まるでのんだくれの日頃の行いを表すような、あいにくのコンディションでした。
日本のリザーバーで水位が30m上がるなんて有り得ませんが、湖面に出ればテンションも上がってそんなことも気にならなくなります。

04 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

さてさて、これがアップトンズカスタムズのオーナー、ジョシュ・アップトンです。
気の良いおじさんというか、いかにもヲタっぽくてナイスでしょ?(笑)

そんなジョシュが使うルアーは、自分が流したワームのみ。

そこでストレージに収納してあったワームを見せてもらったところ、のんだくれは思わず鼻血が噴き出そうになりました。  なぜなら彼はアップトンズブランドの各タイプ各サイズ各カラーをほぼ全部、トンでもない量を持参してたんです。  その上サンプルカラーもテンコ盛りで持ち込んで、ボートの上はさながらワームファクトリーの様相です。

16 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

これがほんの一部。 こんなバッグがあと4〜5個ありました。
いくらなんでもこの量はトゥーマッチ! と突っ込んでみましたが、彼はニヤニヤするばかり。 
しかし彼と釣りを進めていくうち、この量はあながちオーバーではない事に気付かされたんです。


釣り開始から約一時間。
自分たちも含め、周りのボートも全くのノーフィッシュ。 
ジョシュはひたすらワームのタイプ、カラー、サイズを変えて投げますが、生命反応は得られません。 のんだくれもワームはもちろん、あらゆるルアーを試すもアタリすらありません。 
時々チビスモールが興味を示して浮き上がってくるだけ。(T_T)

しかしジョシュが上げたこのバスから状況が一変します。

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『 タカ、13インチのブラックグレープを使え。 スプリットショットでフックは2/0だ。 』 と言うや否や、大爆釣ラッシュ状態に突入します。

06 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク
05 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク
12 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

それまで何を投げても無反応だったにも関わらず、ブラックグレープに変えた途端に釣れ始め、サイズはともかく写真撮るのもバカらしくなるくらいの連チャンモードに突入です。

これにはさすがに驚かされました。

しかしこれが大量のワームを持ち込んだ理由だったんです。
彼曰く、ワームのカラーはアングラーが思っている以上に重要で、ラメの有無はもちろん、同じカラーでもワームのサイズが違うとバスの反応は劇的に変わるんですと。

彼がワームを頻繁に変えていたのはアタリカラーを探すためで、さらに一度リグったワームは二度と使わないので、それであの膨大な量のストックが必要だったんです。

実際、2〜3回投げて反応がなければカラーを変えていましたし、バスのファイトやバイトでワームがズレたら新品に変えてたぐらいですから、一回の釣行でのワーム消費は相当なもんです。  昔はフックの刺し位置が気に入らなかったらすぐに捨てたぐらいだから、今はまだマシな方だと笑ってましたが(笑)

ちなみに当日ラッシュとなったカラーは濃いめのグレープカラーの間に薄いグレープを挟んだベイン(静脈の意)カラーと言われる種類。  ジョシュはそのアタリカラーを導き出した当日の過程をマシンガントークで教えてくれましたが、はっきり言って忘れました(笑)

彼が長年の経験から導きだしたヒットカラーを探し出す手順をまとめると、上中下三部作の本が書けてしまうくらい壮大なものになりますが、かなーりざっくりと乱暴に説明するとこの3ステップになります。

 .椒肇爐凌Г帽腓錣擦襦 
◆“娠が無ければカラーのトーンを落とす 
 さらに反応が無ければ正反対のカラーに変える

 銑の中には 『 極端にサイズを変える 』 というステップがそれぞれ入っています。 つまり6”をいきなり13”に変えたりその逆をやったりということ。 これは同じ形状のワームでもリグやサイズが違うと動きが変わるので、それによって光の反射具合、つまり見え方が違うんだと。
ハンドポワードは表面の艶がインジェクションワームとは違うので、これだけでも大きな違いになるとのこと。

更には水質や光線量によってラメフレーク入りなのかベインカラーなのかチャートテールなのかを見極めていくという、カラーに無頓着なアングラーが聞いたら気が遠くなるような作業を経てその日のアタリカラーを絞り込みます。  バイトがあっても “釣れるバイト” が出るまでワームを変え続けるっていうんですから、ちょっと凡人にはムリなオシゴトです。

とはいえ、,離椒肇爐凌Г帽腓錣擦謄汽ぅ困鯤僂┐襪世韻如大抵のケースは解決するらしいので真剣に試してみる価値アリですぞ。

14 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

バイトラッシュが落ち着いた頃には陽も上がっていたので、遅い朝食を取ります。
この日のメニューは、有り得んデカさのサンドイッチ。  これを2人で… と思ったら同じものがもう一つ出てきました(汗)  でもなんだかんだと言いつつ陸に上がるころには全部平らげちゃいましたけどね。

午前中でそこそこ釣れちゃったので午後からは冒険タイムの始まりです。

15 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

お約束の19”モンスターにバスプロショップス謹製ナイトロミノーを投げまくります。

・・・が、釣れない。 ひたすら投げるもバイトすらない。
しかも43度という気温の中でのキャストはオサーンの体力を激しく奪っていくので釣りどころじゃありません。
よって必然的にキャスト回数が少なくて済むワームの釣りに戻ることに。(´Д`|||)

13 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク
11 アップトンズカスタムズ ダイヤモンドバレーレイク

すると今度は9インチのスモークペッパーカラーが大当たり。

周りのボートが完全沈黙する中での爆釣なので目立つこと目立つこと。(笑)

その後調子が出てきたんですが、アタリも取れないほどの強風が出てきたのでやむなくストップフィッシングとなってしまいました。



・・・とまあ、最大でも4ポンドぐらいのヤツしか釣れませんでしたが、それでもカラーによる釣果の違いをまざまざと見せつけられて今までにない衝撃的な釣行でした。

しかし、その後で見せてもらった彼のファクトリーでそれ以上の衝撃を受けることに・・・・

その内容は次回をお楽しみに。