随分前に 【佐藤さん】 からコメントで質問をいただいていたのですが、見落としていました。 ゴメンナサイ。

で、返信を書いたのですが、コメント欄の字数制限を大幅に超えてしまって投稿できなかったのと、ルアーの年代判別に関する質問メールを他にも沢山いただくので、この機会に記事にさせていただきました。

ここに書いたものは、のんだくれが自分で調べた、もしくは海外のコレクターから聞いたものなので間違ってる可能性も大ですが、参考の一つぐらいにはなるかなと思います。

**************************************************

ウィグルワートに限らず基本的にオールドと呼ぶのに明確な判断基準はありません。

乱暴な言い方をすれば70年代モノでもオールドだし、90年代モノでもオールドといえばオールドで、どちらも間違いではありません。

特にオークションなどは本人の思い込みで商品説明が書かれていることが多く、意図するしないにかかわらず現行がオールドとされていることが多いです。 もちろんその逆もありますが、ほとんどのケースは主観で判断されているというのが実情でしょう。

とはいえ、一般的にストームはラパラに売却される直前のメキシコ工場生産モノまで(年代で言うと93年)をオールドと呼ぶ傾向があります。

しかしストームのカラーによる年代判定基準はかなーりアバウトなので現物を見てみないと何とも言えません。

明らかに同じ年代の同じカラーでもネームが違うなんて事がありますので、明確な基準が確立されているヘドンとは違い、具体的に特定できない事が数多くあります。
  
チャグバグの70年代初期カラー、ソリッドホワイトは80年代中盤にごく少数だけ作られたという例もありますので、モノだけで断定はできません。

よって、目のカラー(同じボディカラーでも時期によって赤目版と黄目版がある)や使用されているフック、リングの種類などでトータル的に見てみないと、年代を絞り込むのは難しいです。 
これはアメリカのストームコレクターとも一致した意見で、この辺がオールドが主観で判断されている一番の理由だと思います。

又、ウィグルワートは旧ストームの中ではサンダースティックと並んで最もカラー数が多く、カナダ、オーストラリア、日本限定のカラーに加え、ディーラー注文のアンカタログドカラーも多数存在しておりますので、その辺になってしまうと年代判別は難解を極めます。  
オールドの扱いで全国的に有名なショップでもヲイヲイなケースを見た事ありますから。(笑)

ただ一つ言えることは、佐藤さんのファントムクロー系のカラーは80年代中盤に出てきたものなので、それ以前の年代の可能性は皆無です。

それとパッケージに関してはある程度絞り込めますよ。

〜77年頃 紙&透明プラスライドボックス
〜84年頃 ハードプラスチックケース&紙台紙
〜92年頃 ブリスターケース(ミニカタログ入り)
〜ラパラ売却 ブリスターケース(ミニカタ無し)
(アクアスポーツとダブルブランドで活動していた初期のものはプラケースですが、これはグロップぐらいしか該当するルアーがないので今回は割愛)

しかしルアーの種類によっては80年代でもスライドボックスを採用したものもありますし、ごく短い期間ですがホッテントットとウィグルワートとチャグバグはカードブリスターで出されてた事もありますのでパッケージは判断要素のひとつにしかなりません。
そもそもオークション物はパッケージと中身の年代が違うものがザラにありますので、やはりトータルで見てみないと。
極端な例ですが、【オールドパッケージそっくりのものを中国の工場で作り、それに入れたものを米国巨大オークションサイトで新品箱入りとして出品している】という情報もあるくらいですから。  ← イマイチ信憑性に欠ける話なんですが、ヘドンのグリーンチェックボックスぐらいならニセ物があっても不思議ではない?(笑)

レアケースですが、製造時期と塗装時期の違い、ひいては包装時期の違いから誤認定されるケースもあります。


考古学の様に小さなパズルピースを集めてあーだこーだと推測するのもオールドルアーの楽しみのひとつですので気長にやってみてください。