2015年03月11日

子連れで料理とお酒を楽しめるレストラン

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子供ができてからというもの、妻と二人でゆっくりレストランでお酒を楽しむということがなかなかできなくなってしまった。もちろん、家の近くの地元やデパートのレストランなどは子連れでも入れるが、そういうところだとお酒が少ないし、何より料理がどうしても今一つになってしまう。

そんな子持ち夫婦の願いをかなえてくれるレストランが神楽坂にある。名前はオステリア・ラストリカート。神楽坂の駅から坂を上って少し行ったところにあるイタリアンで、建物は日本家屋のようになっていて、周囲は風情ある石畳という立地だ。

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このラストリカートが、日曜日の昼間のみ、子連れ家族限定でランチを営業している。つまり、「子供がいては入れない」ではなくて、「子供を連れていかないと入れない」というわけだ。

このお子様連れランチプランはとても人気で、だいたい数か月先まで予約が埋まっている。僕たちはネットでこのレストランのことを知ってから、予約のキャンセル待ちに幾度かチャレンジし、先日の日曜日にようやく訪問することができた。

ラストリカートのシェフやスタッフは、他の一流店出身の方々が集結していて、サービスが非常に素晴らしい。子供がいてもとても親切だから気兼ねなく過ごすことができる。当然ベビーチェアやおむつ交換台なども完備している。そして、子供用の料理もサービスで出してくれる。しかし、子供用と言っても侮れない。例えば赤ちゃんむけに出してくれるミネストローネなどは、大人が食べても思わず笑ってしまうようなおいしさだ。

大人のメニューは折り紙付き。見た目も彩り鮮やかで、どのメニューも外さない。まさに一流イタリアンレストランの味である。おまけにワインやその他のお酒も豊富だから、夫婦でゆっくりと食事とお酒を楽しむことができる。

この日は、私たちはまずスパークリングワインやリキュールのソーダ割りなどを食前酒で楽しみ、料理と共に色々なイタリアのグラスワインを頂いた。レストランのテーブルは広く、テーブル同士の間隔も余裕があるので、子供がちょっといたずらをしたり、手を伸ばしても心配しなくても良い。ほろ酔い加減までワインを飲み、最後はグラッパまで頼んでしまった。

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どうして他のレストランではこのような子連れサービスがないのだろうと思う。ラストリカートではこの企画があまりに人気のため、来年からはこれまで日曜日のみやっていたところを、土曜日のランチも子連れオンリーにするようである。

子持ち夫婦に安らぎの時間を与えてくれるラストリカート。またキャンセル待ちを狙って訪問したいと思う。



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drunkonspeech at 23:53|PermalinkComments(1)TrackBack(0)ワイン | グラッパ

2015年02月14日

究極のコニャックを飲むなら Bar ODIN

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実は最近コニャックに凝っている。元々、ブランデーは嫌いではなかったが、好んで飲んでいたわけでもなかった。ところが最近は、家にポールジローとかテセロンなどといったブランデーを備蓄して、熟成年数ごとの違いとか、同じ熟成年数でも銘柄ごとの違いとか、日本酒の垂直・水平飲みみたいなことをやっている。

8年前に勤めていた大変忙しい会社を辞める時、厳しかった上司が今までのお礼にと、ロマーノ・レヴィというグラッパの銘酒を贈ってくれた。これはその上司に似た非常に強烈なグラッパで、僕は何かにくじけそうになったり、逃げ出したくなったりすると、きまってそのお酒を飲んで自分を勇気づけていた。そのボトルを8年かけて、先日ついに飲み干したのだ。

【伝説のロマーノレヴィ!】ロマーノレヴィ グラッパ 2008 ドンナ・セルヴァーティカ 46% 700ml
【伝説のロマーノレヴィ!】ロマーノレヴィ グラッパ 2008 ドンナ・セルヴァーティカ 46% 700ml

その時、「グラッパやブランデーを何年もかけて飲むというのも良いものだな」としみじみ思ったのだ。それこそワインであれば抜栓後にチビチビ楽しむということはできない。でもブランデーならそれができる。

ここのところよく思うのだが、ワインの高いボトルを次々ととっかえひっかえ飲んでいるような人は、恋人を次々と変えていくのをいとわない軽薄な遊び人に見える。それに対して、一本のブランデーを長い時間かけて味わうというのは、真の大人の男の嗜みだと言えないだろうか。

だから最近はBarに行くとブランデーをよく頼む。先日、知り合いと久しぶりに恵比寿のBar ODINに行ったときも、僕はコニャックばかり飲んでいた。

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コニャックを飲むと言っても、ODINで飲むコニャックはレベルが違う。様々な銘柄の様々な熟成年数のものがストックされているが、今回飲んだ中で最も古いのは1895年蒸留のものなのだ。

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もう10年も前、お酒を愛する人とODINで一緒に飲んだ1杯5万円のコニャックは1804年蒸留だったから、そこまではいかないまでも、ODIN以外では普通は飲めないオールドボトルだ。

もうこれは飲んでみないと分からない。思い切ってオーダーしたブランデーを口に含むと、120年前に作られたものとは思えないくらいブドウの香りがしっかり残っている。アルコールのとげとげしさはゼロ。口の中で転がすと、熟成されたブドウの甘みと、シェリーのような味わいがどんどん出てくる。そしてアタックの余韻が半端ない。やっぱり思い切って飲んでみて本当に良かった。

さすがに自宅でこれほどの古酒を飲むことはできないが、改めてブランデーは素晴らしいと思った。今までウイスキーで相当古いものも飲んできたが、ブランデーの古酒は半端ない。せっかくのお酒だから、その貴重さと素晴らしさをよく知っている人と飲みに行きたいものだ。



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drunkonspeech at 10:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ブランデー | Bar

2015年02月06日

東京でテキーラをたくさん飲む

20141007_210618昨年の夏に転職をして、何だかんだと忙しくしているうちに、BLOGの更新がおよそ一年ぶりとなってしまった。とはいえ、この一年間は何もお酒を飲んでいなかったのかといえばそうではなくて、今まで以上に色々なお酒を飲んでいた。暇を見つけて記事にしていきたいと思っている。

今日はそんな中でも、テキーラのお話。昨年の冬に大阪のテキーラバーであるCACTUSに行って以来、テキーラもなかなか良いものだなと思うようになった。するとある日、私のフェイスブックの中に、「テキーラがたくさんあるレストランです」という広告が毎日のように付くようになった。どこで私がテキーラ好きになったか知らないが、せっかくなのでブックマークしておくことに。

20141007_210631そのお店は新宿三丁目にあるAguacateだ。フェイスブックに出ていた写真を見た感じ、そこはこじんまりとしたメキシカン・バルのように思えた。しかし、バックバーには無数のテキーラが並んでおり、東京でテキーラを飲むにはAguacateがいいかもしれないと思い、いつか行ってみたいと思うようになった。

ある夏の日、いつものように仕事をしていると、前職の酒豪女子たちから、「最近上司がムカつくので、濃いお酒を飲みに連れて行ってください!」という嬉しいお知らせが入り、「じゃあ新宿に集合しよう」と、急きょAguacateにいくことになった。

失礼ながらAguacateに実際足を運ぶ前は、「なんだかんだ言ってテキーラが主体のバーだし、そんなに流行ってはいないのだろうな」と思っていた。これが行ってみてびっくり、火曜日だというのに満席なのだ。

地下に続く階段を下りて左に曲がると、正面奥にバックバーがあり、扉とカウンターの間にテーブル席があった。まだ19時だというのに、大方のテーブルが埋まっていて、若い女性同士のグループや合コンっぽい一団がいて、それぞれメキシコ料理をつついている。

20141007_210947僕たちはカウンター近くのテーブルに座って、ひたすらテキーラを飲むことにした。まずはお店のお勧めがセットになったテキーラを、3人でオーダーしていく。すると、マスターが色々なボトルを持ってきてくれてテキーラの説明をしてくれる。

ふむふむ。飲んだテキーラは、三者三様様々な味わいがあって面白い。テキーラというと「一気飲みでしょ」と思っていた僕たちは、「なかなか美味しいものですね」とテキーラの魅力に取りつかれていった。

マスターによるとAguacateは東京で二番目にテキーラを取り揃えているバーのようだ。メキシコ料理が小皿で楽しめるのが当たったようで、お客さんの入りも盛況だという。ただ、僕たちのようにテキーラばかり飲む人は、まだ少ないようだ。当日も、ほとんどの人がコロナビールを飲んでいて、なんだかもったいない気がした。

僕らはそんな周りをよそ目に長期熟成のアネホとか、虫入りのメスカルとか様々なテキーラを飲んだ(正確にはメスカルはテキーラとは言えないらしいが)。日本の焼酎と同じで、メキシコにも様々なテキーラがあるのだということを実感できた夜だった。

ちょうどセットメニューのテキーラを味わいつくしたところで、もう一人の友人がジョインし、最後はカラオケで日頃のストレスをみんなで発散した。おいしいテキーラを適量飲んだので翌日もすっきり。これから東京でも、もっとテキーラを飲ませるお店が増えてくるかもしれない。



関連ランキング:メキシコ料理 | 新宿三丁目駅新宿御苑前駅新宿駅



drunkonspeech at 16:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0)テキーラ 

2014年02月08日

ガーナ生まれの卵のカクテル Bar Four Seasons

BF1大学時代のサークルの後輩が結婚してマレーシアに行くことになった。その後輩と僕は全然違う大学なのだけれど、ネットで僕が書いていたブログを見てくれて、英語のスピーチについて色々とやり取りをした。アドバイスしていたのはBOP活動についてだったのだが、就職後も関連する仕事に就いて、インターナショナルな展開を行う中でマレーシアの人と出会ったということだ。本当に凄いと思う。

もう一つ凄いのがその後輩のお酒の強さとセンスの良さである。とにかく酔わないし、どんなお酒でもその良さを分かっている。薬草系リキュールでも強いカクテルでも、普通は頼まないよなというものでもなんでもいける。最近は強いお酒を飲む人が減っていて、僕の周りにはビールかワインを飲む人ばかりなので、そういう人と飲むのは実に楽しいのだ。

しばらく東京に戻ってくることもないということだったので、せっかくだから銀座のBar Four Seasonsに行くことにした。Four Seasonsは銀座の超人気店の一つで、オーナーバーテンダーの勝亦さん、脇をしっかり固める吉本さんをはじめ、カウンターに入っているバーテンダーの方の腕は皆一級品である。おまけにカクテルの材料となるお酒や食材が豊富だから、気兼ねなくマニアックなカクテル(とは言っても最近は飲まれることがなくなったスタンダードカクテルのこと)を頼めるのだ。

その日もフルーツ系カクテルから始まり、本当にいろいろなカクテルを飲んだ。その中でも終盤に色々と頼んだのが、生卵を使ったカクテルだ。ガーナで生まれたハイライフや、今ではほとんど飲まれなくなったコーヒー・カクテルなど、色々なグラスを楽しむことができた。

BF2ハイライフはさっぱりしていて実においしいカクテルなのだが、日本ではほとんど頼まれることがない。その由来は、ガーナの首都アクラにあるアンバサダー・ホテルのチーフバーテンダーだったギュスターブ・ミンタ氏が、ホテルの客のために考案したというもの。レシピはウォッカ、ホワイト・キュラソー、パイナップルジュース、卵白で、その材料からわかる通りとても爽快。卵が入っているから悪酔いもしない。ハイライフという名前からわかる通り、上流階級を夢見るガーナの人々の心を表した素晴らしいカクテルだ。あまりオーダーされることは少ないらしいが、飲んだことがない人はぜひ頼んでみると面白いと思う。

BF3もう一つ頼んだのはコーヒーが入っていないのにコーヒーという名前の不思議なカクテル。これは稲氏が書いたカクテルブックの中で私が飲み逃していた残りのカクテルだが、材料にポートワインと卵が使われるのでなかなか飲む機会がなかった。それにもう忘れ去られているカクテルで、レシピはインターネットで検索しても出てこないので、自分で本のレシピをメモしておくほかない。稲さんの本が出たのは2000年だから、それほど幻のカクテルではないものの、なぜかインターネットでは全く検索されないのだ。

【コーヒー・カクテル】
ポートワイン:45ml
ブランデー:15ml
オレンジキュラソー:2 dashes
卵黄:1個分
粉砂糖:1 tsp.

吉本さんにレシピを渡して作ってもらったのだが、作ってもらっている最中に、なんと3年ほど前に初老のお客様が同じカクテルを頼まれたことを思い出したと言っていた。さすが銀座。こんなカクテルをまだ頼むお客さんがいるというのが凄い。

味は非常に複雑で、コーヒーの味がすると言えばするかもしれないし、全く別物と言えば別物のようなカクテルだ。でも嫌いな味ではない。他のバーでは材料がそろわなくてなかなか頼めないので、フォーシーズンズに行った際はぜひ頼んでみるとよいだろう。

さて、結婚してマレーシアに行く後輩はアフリカに行くこともあるという。特にガーナには素晴らしいチョコレートがあるようで、ちょうど旅行してみようという話になっていたようだ。その際は是非アンバサダー・ホテルでハイライフを頼もうという話になった。熱帯気候のガーナで生まれたさわやかなカクテル。僕も是非一度本場に行って、締めの一杯として飲んでみたいものだ。



関連ランキング:バー | 銀座駅有楽町駅銀座一丁目駅



drunkonspeech at 21:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)カクテル | Bar

2014年01月28日

ふと出会ったリキュールのオールドボトル Bar Calso

caruso先日、久しぶりに飲みたいなと思っていた人と飲みに行けるチャンスに恵まれ、意気揚々と新宿のBar Tizianoでフルーツのカクテルでも飲もうと思っていたのだが、色々なアンラッキーが重なり当日その人と連絡が取れなくなってしまった。でも何かの拍子に急に連絡が取れたときに、僕が既に家に帰ってしまっていたら悪いなと思って、一人でしばらくその人を待つことにした。

待つ場所はどこでも良かったのだが、まあせっかくTizianoに行こうと思っていたんだからそこでカクテルでも飲むかと、鎌田さんがカウンターに立つBarにお邪魔した。お店に入ると相変わらず素晴らしいフルーツのオンパレードで、僕はもう季節がぎりぎりになった巨峰や梨のカクテルなどをオーダー。いつかかってくるかもしれない携帯電話に目をやりながら出てきたカクテルをいただく。

カクテル自体はさすがという素晴らしい味だったが、常連のお客様でカウンターが埋まりだしたのと、何となくそわそわして3杯目まではいけなかったので短時間で退店。まだ早い時間でもったいなかったので、一度訪れてみたいと思っていたBar Carusoを訪問した。

caruso1は新宿三丁目の繁華街から少し遠いビルの2階にある。看板はほとんど出していないので注意深く周りを見ることが必要だ。エレベーターの扉が開くと、そこはいきなり真っ暗で、カーテンをめくりあげてマスターの鈴木さんが迎えてくれた。さすがに人気店だけあって既にカウンターはほぼ満席。僕は一番奥の席に案内され、ホワイトレディーを注文した。

最初は少し緊張していたのだが、鈴木さんはとてもフレンドリーな方でいろいろ話しかけてくれた。出てきたホワイトレディは少しパンチが効いていて、気持ちが落ち着かない僕にはちょうど良かった。このお店の暗さも心を落ち着けるのにちょうどよいのかもしれない。

暗闇に目が慣れてくると、バックバーにあるボトルがおぼろげながら浮かんでくる。よく見るととても古いペルノーと、その横にあるこれまた終売品のコーディアル・カンパリが置かれていた。

20131121_202936ペルノーは50〜60年代に流通していたもので、コーディアル・カンパリは80年代に出回っていた古いものらしい。今日は何となく不運が重なったけど、最後に少しは挽回できそうだなと思った。ペルノーのオールドボトルは他ではあんまり見かけないし、コーディアル・カンパリは数日前に大槻さんのリキュールブックを見ていて、「そういえば飲まないまま終売になってしまった」と落胆していたからだ。

Carusoにはどちらのボトルもまだあるはずだから、好きな人にはぜひ早めに行ってもらいたい。ペルノーは現行品よりも味が強く、少しドライな感じがする。アニスの風味が今よりも少し強いようで、それが薬草系リキュール好きの僕にはちょうど良かった。コーディアルカンパリはねっとりとしたオールドボトル特有の甘さが広がり、赤いカンパリとは全然違う面白い味だ。鈴木さんによると、日本でもごく稀にオールドボトルが出回るみたいだ。

結局その日は悪運が重なり、一人で帰路につくことになった。一人で飲むのはやはり寂しいものだが、そんな中でも前から飲みたいと思っていたボトルに出会えてよかった。一緒に飲むはずだった人は薬草系リキュール好きだから、次回飲むときの楽しみが増えたということにしよう。



関連ランキング:バー | 新宿三丁目駅新宿御苑前駅新宿駅



drunkonspeech at 00:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)リキュール(薬草系) | Bar
Profile
Chun
大学時代に、某雑誌のフードライターのバイトをやり始めたのをきっかけに、お酒の世界にはまる。

その経験を生かし、現在はシニア外国人向けの日本酒・焼酎の会を企画・運営する。

昼ごはん代をケチってお金を貯め、都内のBarやレストラン、ホテルに頻繁に出没。

利き酒師、焼酎アドバイザーなどの資格を保有するが、一番の得意分野は薬草系リキュール。日本では今一マイナーな薬草系リキュールを、全国的に普及させたいという野望を持つ。
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