2016年11月12日

続・香港でカクテルナイト3

hong-kong-bar-m-bar-01香港の二日目の夜、前職の後輩とMOTT32に寄った後、二次会も行くかと中環にあるマンダリンオリエンタルホテルに行った。その中にあるキャプテンズバーは、香港で一番オーセンティックなバーと称されているが、覗くと何と無くエリートマン気取りの、客層も悪いし、カウンターで本格的なディナーを食べているお客もいて、本格的なバーとしてはちぐはぐな印象だった。

そこで、もうだいぶ前に行って、カクテルが抜群においしかった最上階にあるM Barに行くことにしたが、何と連れの服装がカジュアルすぎて入店を拒否されてしまった。仕方がないので私は、香港最終日で、出張が終わって夕方の飛行機までの時間を使って、M Barを再訪することにした。

ランチを食べた後にM Barに行くと、さすがに客数はまばらだった。僕はレセプションで「この時間でもカクテルは飲めるか?」と聞くと、「もちろんです」という嬉しい答えが返ってきた。僕は景色がいい窓際の席に座り、早速カクテルのメニューを眺めた。

image57年前に来た時とカクテルのメニューは様変わりしている。前日のMOTT32のカクテルは正直外していたので、M Barではあまり外さないようにカクテルを選んだ。頼んだのはHong Kong LegendとHoneydew Sourだ。何と鳴く名前の響きが良かったし、昼から飲むカクテルにしては強くなさそうだった。

image6結論から先に言うと、どちらも本当においしいカクテルだった。東京では決して飲めない、独創的で飲みやすくさわやかなカクテル。ピンクペッパーやキュウリなど、普段は中々お目にかかれないカクテルの素材が使われているが、その味が見事に調和している。色々な世界で名バーテンダーがいるというバーをめぐってきたが、やはり香港のマンダリンオリエンタルのM Barが一番だ。

僕はカクテルを作ってくれた女性バーテンダーに話しかけた。7年前に訪問したときのWingkyさんは既に別のホテルに移られたそうだ。M Barではオリジナルカクテルを随時生み出していて。メニューが一年で一回転することもあるらしい。

本当に凄いことだと思う。これだけオリジナルで美味しいカクテルを毎年量産しているのには頭が下がる。日本のマンダリンオリエンタルホテルのバーも悪くはないが、香港のM Barに比べると二枚も三枚も落ちる。ここだけは、東京よりも素晴らしいと言わざるを得ない、香港に訪れたら必ず行くべきBarだ。

drunkonspeech at 14:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)カクテル | Bar

2016年10月08日

続・香港でカクテルナイト2

HK34日目の香港の夜は、前職で同僚だった後輩がたまたま同じく出張で香港に来ているというので、夜に合流してお洒落な中華レストランに行くことにした。場所は後輩の現地オフィスの若い女性アシスタントが特別に良いレストランを予約してくれた。期待を膨らませ、数年ぶりに彼と香港で再会してレストランに向かった。

そのレストランはMOTT32という名前で、中環の駅の近くにあるスタンダードチャータード銀行本店の地下にある。エントランスに行くとてきぱきとした白人の美人のお姉さんが予約を確認して店内に誘導してくれる。途中、ちょっとした滝のようなものがあり、その奥は暗がりになっている。店内に入ると丸い大きなホールが実に洒落ていてあっけにとられた。

店の右側には本格的なバーカウンターがあり、その内側では大きなボストンシェーカーを振るバーテンダーの姿が見えた。後輩によると、このレストランではカクテルも楽しめるということだった。レストランなのに美味しいカクテルが飲めるとは素晴らしい。

hk2僕たちは男二人にもかかわらず、双方ともカクテルを頼んだ。僕が飲んだのは写真の様なカクテル。非常に凝った作りのカクテルで、なかなか面白い味がする。小豆の様な色をしたカクテルの上に、きな粉のような少し甘い粉がかかっている。中身はウォッカとレモン、それにシャルトリューズが入っているということだったが、その他の中身については良くわからなかった。

hk1二杯目に頼んだカクテルも不思議な味がした。パイナップルのようなレモンのような。雑に作られている感じはしなく、きちんと丁寧に作られていると思うのだが、オリジナルカクテルとしても変化球が効きすぎている。こちらも日本では飲むことのできない珍しい味だが、オーセンティックな感じはなかった。

周りを見ると、ここもSEVVAと同じく、「この人稼いでいるんだろうな」と思われる男女で埋め尽くされている。広い店内は次々とお客で溢れていき、その間をせわしなくウェイターが動き回っていた。昨日同様、香港の貧富の差をまじまじと感じた。料理もなかなか美味しくて雰囲気は十分に楽しめたが、コスパは決して良いとは言えず、もう少し改善が必要と感じた。ただ、場所が香港でも一二を争うくらい地価が高い場所にあるし、香港の地価自体が世界で一番高いはずで、それを考えるとこれくらいのお値段は仕方ないのかもしれない。



関連ランキング:広東料理 | 中環 セントラル



drunkonspeech at 23:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Bar | カクテル

2016年10月04日

続・香港でカクテルナイト

969f076948f819e4_Sおよそ4年ぶりに香港に出張することになった。今回の出張は割と長くて4泊5日である。世界中から集まる投資家のカンファレンスに出席するといえば聞こえがいいが、朝から晩までホテルで缶詰めになってセミナーを聞き、休みとなればネットワーキングと称した人脈交換が英語で始まり行きつく暇はない。そんな感じだから、夜だけは楽しもうと香港に住んでいる前職の後輩たちと連絡を取り、香港のお勧めスポットに連れて行ってもらうことにした。

3日目の夜に行ったのは、SEVVAというBarだ。香港の高級住宅街にある四川料理に舌鼓を打った後、中環まで下って彼がお勧めなBarに連れて行ってもらった。その名はSEVVAだ。太子大廈(Prince Building)という高層ビルの25階にあり、こんな感じで香港の100万ドルの夜景がオープンエアーで楽しめる。

e192873ffa503039_S2店内はとてもシックで、テラスに出ると高給取りそうな白人たちがソファー席でくつろいだり、スタンディングスペースで談笑したりしている。後輩はここの常連らしく、店員に頼んで一番景色が良い真ん中のスタンディングに通してもらった。

基本的にいろいろなお酒がある、ビール・ワインからカクテル・スピリッツに至るまでだ。ただ、せっかく香港のおしゃれスポットに来たのだから、ここでしか飲めないカクテルをいくつか頼む。最初に頼んだカクテルはモヒートの変形版。中に唐辛子が入っていて、レモンの酸味と相まってピリリと美味い。もう一つはマルガリータに少し手を加えたもので、ディタが入っているのか、なかなかうまい。

そうこうしていると、女性のグループが写真を撮ってくれと話しかけてくる。聞けば本土から来た女性の様で、きわどいドレスを着てなかなか挑発的だ。僕たちが金融機関で働いているというと、どこか食事を食べに行こうと言われたが、もう僕らは満腹だったし、若干の怪しさもあったので丁重にお断りした。彼女たちは別のテーブルに移っていった。

こういうシーンはリーマンショック前の金融バブルの頃に東京でも良く見られた。六本木ヒルズ横のビアバーには夜な夜な女子大生や若いOLが集まって、外資金融マンを物色していた。こんなイケイケの雰囲気が香港にもまだあるのだなとしみじみ思って店を後にした。

香港の夜景を楽しむにはもってこいのルーフトップバーだ。できればナンパ目的ではなく、大切な人と気持ちよくお酒を飲む絶好のスポットだと思う。



関連ランキング:アジア・エスニック(その他) | 中環 セントラル



drunkonspeech at 10:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)カクテル | Bar

2015年03月11日

子連れで料理とお酒を楽しめるレストラン

last1


子供ができてからというもの、妻と二人でゆっくりレストランでお酒を楽しむということがなかなかできなくなってしまった。もちろん、家の近くの地元やデパートのレストランなどは子連れでも入れるが、そういうところだとお酒が少ないし、何より料理がどうしても今一つになってしまう。

そんな子持ち夫婦の願いをかなえてくれるレストランが神楽坂にある。名前はオステリア・ラストリカート。神楽坂の駅から坂を上って少し行ったところにあるイタリアンで、建物は日本家屋のようになっていて、周囲は風情ある石畳という立地だ。

last2


このラストリカートが、日曜日の昼間のみ、子連れ家族限定でランチを営業している。つまり、「子供がいては入れない」ではなくて、「子供を連れていかないと入れない」というわけだ。

このお子様連れランチプランはとても人気で、だいたい数か月先まで予約が埋まっている。僕たちはネットでこのレストランのことを知ってから、予約のキャンセル待ちに幾度かチャレンジし、先日の日曜日にようやく訪問することができた。

ラストリカートのシェフやスタッフは、他の一流店出身の方々が集結していて、サービスが非常に素晴らしい。子供がいてもとても親切だから気兼ねなく過ごすことができる。当然ベビーチェアやおむつ交換台なども完備している。そして、子供用の料理もサービスで出してくれる。しかし、子供用と言っても侮れない。例えば赤ちゃんむけに出してくれるミネストローネなどは、大人が食べても思わず笑ってしまうようなおいしさだ。

大人のメニューは折り紙付き。見た目も彩り鮮やかで、どのメニューも外さない。まさに一流イタリアンレストランの味である。おまけにワインやその他のお酒も豊富だから、夫婦でゆっくりと食事とお酒を楽しむことができる。

この日は、私たちはまずスパークリングワインやリキュールのソーダ割りなどを食前酒で楽しみ、料理と共に色々なイタリアのグラスワインを頂いた。レストランのテーブルは広く、テーブル同士の間隔も余裕があるので、子供がちょっといたずらをしたり、手を伸ばしても心配しなくても良い。ほろ酔い加減までワインを飲み、最後はグラッパまで頼んでしまった。

last3


どうして他のレストランではこのような子連れサービスがないのだろうと思う。ラストリカートではこの企画があまりに人気のため、来年からはこれまで日曜日のみやっていたところを、土曜日のランチも子連れオンリーにするようである。

子持ち夫婦に安らぎの時間を与えてくれるラストリカート。またキャンセル待ちを狙って訪問したいと思う。



関連ランキング:イタリアン | 飯田橋駅牛込神楽坂駅神楽坂駅



drunkonspeech at 23:53|PermalinkComments(1)TrackBack(0)ワイン | グラッパ

2015年02月14日

究極のコニャックを飲むなら Bar ODIN

20141226_205854

実は最近コニャックに凝っている。元々、ブランデーは嫌いではなかったが、好んで飲んでいたわけでもなかった。ところが最近は、家にポールジローとかテセロンなどといったブランデーを備蓄して、熟成年数ごとの違いとか、同じ熟成年数でも銘柄ごとの違いとか、日本酒の垂直・水平飲みみたいなことをやっている。

8年前に勤めていた大変忙しい会社を辞める時、厳しかった上司が今までのお礼にと、ロマーノ・レヴィというグラッパの銘酒を贈ってくれた。これはその上司に似た非常に強烈なグラッパで、僕は何かにくじけそうになったり、逃げ出したくなったりすると、きまってそのお酒を飲んで自分を勇気づけていた。そのボトルを8年かけて、先日ついに飲み干したのだ。

【伝説のロマーノレヴィ!】ロマーノレヴィ グラッパ 2008 ドンナ・セルヴァーティカ 46% 700ml
【伝説のロマーノレヴィ!】ロマーノレヴィ グラッパ 2008 ドンナ・セルヴァーティカ 46% 700ml

その時、「グラッパやブランデーを何年もかけて飲むというのも良いものだな」としみじみ思ったのだ。それこそワインであれば抜栓後にチビチビ楽しむということはできない。でもブランデーならそれができる。

ここのところよく思うのだが、ワインの高いボトルを次々ととっかえひっかえ飲んでいるような人は、恋人を次々と変えていくのをいとわない軽薄な遊び人に見える。それに対して、一本のブランデーを長い時間かけて味わうというのは、真の大人の男の嗜みだと言えないだろうか。

だから最近はBarに行くとブランデーをよく頼む。先日、知り合いと久しぶりに恵比寿のBar ODINに行ったときも、僕はコニャックばかり飲んでいた。

20141226_205845

コニャックを飲むと言っても、ODINで飲むコニャックはレベルが違う。様々な銘柄の様々な熟成年数のものがストックされているが、今回飲んだ中で最も古いのは1895年蒸留のものなのだ。

20141226_214756

もう10年も前、お酒を愛する人とODINで一緒に飲んだ1杯5万円のコニャックは1804年蒸留だったから、そこまではいかないまでも、ODIN以外では普通は飲めないオールドボトルだ。

もうこれは飲んでみないと分からない。思い切ってオーダーしたブランデーを口に含むと、120年前に作られたものとは思えないくらいブドウの香りがしっかり残っている。アルコールのとげとげしさはゼロ。口の中で転がすと、熟成されたブドウの甘みと、シェリーのような味わいがどんどん出てくる。そしてアタックの余韻が半端ない。やっぱり思い切って飲んでみて本当に良かった。

さすがに自宅でこれほどの古酒を飲むことはできないが、改めてブランデーは素晴らしいと思った。今までウイスキーで相当古いものも飲んできたが、ブランデーの古酒は半端ない。せっかくのお酒だから、その貴重さと素晴らしさをよく知っている人と飲みに行きたいものだ。



関連ランキング:レストラン(その他) | 恵比寿駅代官山駅中目黒駅



drunkonspeech at 10:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ブランデー | Bar
Profile
Chun
大学時代に、某雑誌のフードライターのバイトをやり始めたのをきっかけに、お酒の世界にはまる。

その経験を生かし、現在はシニア外国人向けの日本酒・焼酎の会を企画・運営する。

昼ごはん代をケチってお金を貯め、都内のBarやレストラン、ホテルに頻繁に出没。

利き酒師、焼酎アドバイザーなどの資格を保有するが、一番の得意分野は薬草系リキュール。日本では今一マイナーな薬草系リキュールを、全国的に普及させたいという野望を持つ。
Recent Comments
Recent TrackBacks