2018年09月29日

面白い薬草系リキュールが飲める@バー・アエス

20180608_185151最近秘かな楽しみとして、山手線の各駅でお気に入りのバーを作ろうというものがある。普段は恵比寿・渋谷・新宿・池袋辺りのバーに行くことが多いのだが、徐々にレパートリーを増やしていかないと、マンネリ化してしまう。ということで、まずは各駅にあるバーの情報を色々と探してみた。

そんな中見つかったバーが、駒込のバー・アエスだ。普段は駒込で降りることはほとんどない。だからこそ逆に楽しみな点もある。ネットの情報によると、こちらのお店のマスターは、オーソドックスなお酒はなるべく出さずに、色々と変わったボトルを仕入れているらしい。しかも薬草系リキュールもかなりあるということで期待が高まった。

僕は北関東に出張した日、そのまま家に帰る途中の駒込で下車し、地図を見ながらバー・アエスを探した。バー・アエスは駒込からは非常に近く、歩いて3分ほどだ。こじんまりとしたバーで、内装が綺麗で落ち着ける。早い時間だったのでお客は僕一人。マスターが出迎えてくれてカウンターに腰かけた。

確かにいろいろと変わったボトルがある。ほとんど知らないものばかりだ。外が暑かったので、まずは久しぶりにシャルトリューズのソーダ割をと思ってオーダーしたところ、普通のものではなくて、シャルトリューズ1605で作ってくれた。度数が高く、スパイシーな味わいが強くて美味い!

20180608_190426次に何を頼もうか思案していると、マスターが色々とおすすめのボトルを出してくれた。キナの中でも変わったもの。日本の酒造メーカーが作っているリキュール。グラッパに何か漬け込んだものなど様々だ。詳しいことは空きっ腹に次々とリキュールを飲んで酔いが回ってしまったため覚えていないが、初めて飲むボトルは新鮮で、本当に楽しかった。

20180608_190121マスターは元々北千住にあるバーにお勤めで、数年前にこちらのお店を出したようだ。昔から薬草系リキュールには興味があり、リキュールに限らず、「せっかくバー・アエスに来たのだから、普通の店では置いていないものをなるべく取り揃えよう」という心意気でボトルを収集しているらしい。

目白の田中屋などにも定期的に行き、新しいお酒が入っているとまず試飲してみて、納得のいくものだけ選んで取り揃えているという。こういうマスターが地元にいてくれたらなと思う。いつ行っても新しくて面白くておいしいボトルが追加されているわけだから、お店に向かうのが楽しくなるだろう。

20180608_190116薬草系リキュールなど全然飲んだことがなかった人も、バー・アエスに来てその美味しさに開眼し、今ではすっかりその虜になっている人も多いようだ。僕のブログも細々とではあるが、薬草系リキュールの啓蒙ができたらと思って書いている。しかし、実際に飲むことができるのはバーだけなので、少しでも興味を持った方は是非バー・アエスに行って、色々とリキュールを楽しんでもらいたい。最後に、バー・アエスは薬草系リキュールだけでなく、モルトもブランデーもマスターが厳選した普通でないものがたくさんあるので、お酒好きの方は足を運んでみると楽しいと思う。



関連ランキング:バー | 駒込駅巣鴨駅




drunkonspeech at 11:34|PermalinkComments(0) リキュール(薬草系) | Bar

2018年09月08日

またまた1800年代のコニャック@Bar ODIN

20180803_225543前職のワイン好きの同僚と数年ぶりにあい、恵比寿のビストロで食事をした後、バーに行ってみようかという話になった。その同僚はワインエキスパートの資格も持っており、青山にあるワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァンにも通っていた。僕も昨年、アカデミー・デュ・ヴァンの菊池先生のウイスキー講座に通っていたので、二人で先生がオーナーバーテンダーをつとめるBar ODINに行ってみることに決めた。

今日は入店したのが22時過ぎだったので、カウンターに菊池さんがどっしりと構え、大勢のお客さんにふるまうお酒の準備で大忙しだった。僕たちは菊池さんが沖縄から仕入れたという超巨大な天然スイカを使ったカクテルを作ってもらい、これから何を飲もうかと思案していた。

20180803_221539そこでまずはハードリカーからと思い、ラムをオーダーすると出てきたのが写真のバカルディ。当然ODINで出てくるのは現行品ではない。戦前のバカルディでとても美味しいものだという。写真をご覧いただければわかる通りボトル自体が芸術品になっている。味わいはサトウキビ由来の甘さが自然な形で残り、嫌みがない。このラムが第二次世界大戦を乗り越えてきたのかと思うと感慨深い。

20180803_223534次に出てきたのが写真の1800年代のコニャックだ。菊池さんが10年以上前にテセロン社の倉庫で見つけて売ってもらったそうだ。ここまでのコニャックはテセロン社にとっても家宝だろうから、並大抵のバーテンダーに売ることはないだろう。ましてや、値上がりだけを見込んで札束にモノを言わせるような某国の人達は触らせてももらえないと思う。そういう意味で、この国宝級のコニャックを日本で飲ませてもらえるのは全て菊池さんのおかげだと考えられる。

私はODINで何回か1800年代のコニャックを飲ませていただいたことがあるが、このボトルが一番古いものだと思う。菊池さんの話では、江戸幕府が異国船打ち払い令を出した年だというから果てしないものを感じる。味わいはこちらもブドウの味わいがしっかりと残っている。良いお酒は原料の良いところが200年近く経ってもしっかり残るのだろう。アルコールは優しく、すんなり体の中に入っていく。

もう二度と飲むことができないであろうラムとコニャック。ここまで来ると文化財レベルである。そういう貴重なお酒を飲んで、一生忘れない思い出を作ってくれる菊池さんとODINに改めて感謝である。



関連ランキング:バー | 恵比寿駅代官山駅中目黒駅




drunkonspeech at 14:27|PermalinkComments(0) ブランデー | ラム

2017年02月21日

子連れで高級フレンチ サンス・エ・サヴール

sabur1結婚して子供が生まれると、妻と美味しい料理を食べながらゆっくりお酒を飲むという機会もなかなかなくなる。東京には子連れを歓迎してくれる高級レストランがあまりないので、美味しい料理を食べに行くとなると子供を誰かに預けるしかない。欧米ではそういうことも普通にするのだろうが、日本人の私たちにとってはかなり抵抗がある。

仮に子連れOKなレストランがあったとしても、子供が騒ぎ出してしまうとどうしても周りを気にしてしまう。当の私たちも、昔は子供がレストランで騒いでいると閉口したものだ。そういう夫婦の悩みを解決してくれるのが、サンスエサブールのキッズウェルカムデーだ。

サンスエサブールはひらまつグループのレストランで、丸ビルの高層階に居を構える高級店だ。普段から子供を連れて行くこともできるらしいが、他のお客さんを気にする人も多いだろう。そういう人たちのために、2カ月に一回キッズウェルカムデーという企画が開催される。

sabur3このキッズウェルカムデーは、普段と違い、「子供がいないと来店できない」というシステムになっている。周りは当然子連れだけになるので、多少自分の子供がうるさくしても気にならない。当日は高級なお子様セットも用意されていて、むちゃくちゃおいしいスープやハンバーグなどを食べることができる。子供のうちから舌が肥えすぎるのはどうかと思うが、たまの贅沢だと思えばよいのだと思う。

sabur5大人は当然フルコースを食べることができ、色々なワインやお酒を飲むことができる。ワインはもちろんのこと、食後にはブランデーやマール、グラッパなどを楽しむことができる。キッズウェルカムデーには、高級デザート取り放題のビュッフェが併設されることも多いので、食後酒も進む。

sabur4このキッズウェルカムデーの日には、レストランの中心におもちゃコーナーが置かれたりして、お客さんの子供同士仲良くすることができる。当然、上品なお子さんが多いので、自分の息子も騒ぎまわることはない。良い感じにマナー講座にもなっているのだ。

何よりたまに夫婦で高級料理を食べるというのが何よりの時間だ。結婚して子供ができると、今まで以上に奥さんを放っておく旦那さんも多いと思う。そんな時は、サンスエサブールを予約して、奥さんに対して日頃の感謝をするというのも良いだろう。

値段はそれなりにするが、ひらまつの株主優待券などを駆使すれば意外と割引が効く場合がある。そこまでんしなくても、奥さんと子供のために、たまの出費でも楽しめるような余裕を持っておくことが重要なのではないだろうか。



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drunkonspeech at 13:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ワイン | ブランデー

2016年11月12日

続・香港でカクテルナイト3

hong-kong-bar-m-bar-01香港の二日目の夜、前職の後輩とMOTT32に寄った後、二次会も行くかと中環にあるマンダリンオリエンタルホテルに行った。その中にあるキャプテンズバーは、香港で一番オーセンティックなバーと称されているが、覗くと何と無くエリートマン気取りの、客層も悪いし、カウンターで本格的なディナーを食べているお客もいて、本格的なバーとしてはちぐはぐな印象だった。

そこで、もうだいぶ前に行って、カクテルが抜群においしかった最上階にあるM Barに行くことにしたが、何と連れの服装がカジュアルすぎて入店を拒否されてしまった。仕方がないので私は、香港最終日で、出張が終わって夕方の飛行機までの時間を使って、M Barを再訪することにした。

ランチを食べた後にM Barに行くと、さすがに客数はまばらだった。僕はレセプションで「この時間でもカクテルは飲めるか?」と聞くと、「もちろんです」という嬉しい答えが返ってきた。僕は景色がいい窓際の席に座り、早速カクテルのメニューを眺めた。

image57年前に来た時とカクテルのメニューは様変わりしている。前日のMOTT32のカクテルは正直外していたので、M Barではあまり外さないようにカクテルを選んだ。頼んだのはHong Kong LegendとHoneydew Sourだ。何と鳴く名前の響きが良かったし、昼から飲むカクテルにしては強くなさそうだった。

image6結論から先に言うと、どちらも本当においしいカクテルだった。東京では決して飲めない、独創的で飲みやすくさわやかなカクテル。ピンクペッパーやキュウリなど、普段は中々お目にかかれないカクテルの素材が使われているが、その味が見事に調和している。色々な世界で名バーテンダーがいるというバーをめぐってきたが、やはり香港のマンダリンオリエンタルのM Barが一番だ。

僕はカクテルを作ってくれた女性バーテンダーに話しかけた。7年前に訪問したときのWingkyさんは既に別のホテルに移られたそうだ。M Barではオリジナルカクテルを随時生み出していて。メニューが一年で一回転することもあるらしい。

本当に凄いことだと思う。これだけオリジナルで美味しいカクテルを毎年量産しているのには頭が下がる。日本のマンダリンオリエンタルホテルのバーも悪くはないが、香港のM Barに比べると二枚も三枚も落ちる。ここだけは、東京よりも素晴らしいと言わざるを得ない、香港に訪れたら必ず行くべきBarだ。

drunkonspeech at 14:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) カクテル | Bar

2016年10月08日

続・香港でカクテルナイト2

HK34日目の香港の夜は、前職で同僚だった後輩がたまたま同じく出張で香港に来ているというので、夜に合流してお洒落な中華レストランに行くことにした。場所は後輩の現地オフィスの若い女性アシスタントが特別に良いレストランを予約してくれた。期待を膨らませ、数年ぶりに彼と香港で再会してレストランに向かった。

そのレストランはMOTT32という名前で、中環の駅の近くにあるスタンダードチャータード銀行本店の地下にある。エントランスに行くとてきぱきとした白人の美人のお姉さんが予約を確認して店内に誘導してくれる。途中、ちょっとした滝のようなものがあり、その奥は暗がりになっている。店内に入ると丸い大きなホールが実に洒落ていてあっけにとられた。

店の右側には本格的なバーカウンターがあり、その内側では大きなボストンシェーカーを振るバーテンダーの姿が見えた。後輩によると、このレストランではカクテルも楽しめるということだった。レストランなのに美味しいカクテルが飲めるとは素晴らしい。

hk2僕たちは男二人にもかかわらず、双方ともカクテルを頼んだ。僕が飲んだのは写真の様なカクテル。非常に凝った作りのカクテルで、なかなか面白い味がする。小豆の様な色をしたカクテルの上に、きな粉のような少し甘い粉がかかっている。中身はウォッカとレモン、それにシャルトリューズが入っているということだったが、その他の中身については良くわからなかった。

hk1二杯目に頼んだカクテルも不思議な味がした。パイナップルのようなレモンのような。雑に作られている感じはしなく、きちんと丁寧に作られていると思うのだが、オリジナルカクテルとしても変化球が効きすぎている。こちらも日本では飲むことのできない珍しい味だが、オーセンティックな感じはなかった。

周りを見ると、ここもSEVVAと同じく、「この人稼いでいるんだろうな」と思われる男女で埋め尽くされている。広い店内は次々とお客で溢れていき、その間をせわしなくウェイターが動き回っていた。昨日同様、香港の貧富の差をまじまじと感じた。料理もなかなか美味しくて雰囲気は十分に楽しめたが、コスパは決して良いとは言えず、もう少し改善が必要と感じた。ただ、場所が香港でも一二を争うくらい地価が高い場所にあるし、香港の地価自体が世界で一番高いはずで、それを考えるとこれくらいのお値段は仕方ないのかもしれない。



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drunkonspeech at 23:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) Bar | カクテル
Profile
Chun
大学時代に、某雑誌のフードライターのバイトをやり始めたのをきっかけに、お酒の世界にはまる。

その経験を生かし、現在はシニア外国人向けの日本酒・焼酎の会を企画・運営する。

昼ごはん代をケチってお金を貯め、都内のBarやレストラン、ホテルに頻繁に出没。

利き酒師、焼酎アドバイザーなどの資格を保有するが、一番の得意分野は薬草系リキュール。日本では今一マイナーな薬草系リキュールを、全国的に普及させたいという野望を持つ。
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