2008年05月04日

BYO ワインを持ち込もう1

0d5abc51.jpg旅先でふらりとワイン醸造場に寄った時、掘り出し物のワインをネットオークションで落札した時など、家で飲まずに眠っているワインを持っている人は意外と多い。そして、そうしたワインを自分の家で料理を作って飲むよりも、レストランで出てくる料理と合わせて飲みたいというニーズも意外と大きい。

オーストラリアをはじめとする海外では、自分の手持ちのワインをレストランに持ち込んで飲むことを、BYO = Bring Your Ownと言って、一般的によく行われている。かたや日本ではどうだろう。常連として通ったレストランでワイン会を開きたいと店主にお願いする機会はあるかもしれない。しかし、特に常連としているレストランがなくて、まだ行ったことのないレストランに対していきなり、「ワインを持ち込みたい」というのは気が引けるという人が多いのではないか。

かく言う私も地元以外では特に常連としているレストランはあまりなく、かといって家に大量に保存されているワインを何かの機会に飲みたいとずっと切望していた。そこで、2年前にmixiでBYOのコミュニティというものを開き、「ワインを持ち込んでも良い」と正面きって宣言しているレストランを開拓し、みんなで楽しくワインを飲もうというイベントを始めた。

(参加されたい方はmixiより是非どうぞ)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=668629

今ではコミュの人数も180人を超えるまで大きくなり、これまでに10回もワイン会が開かれた。イベントにはさまざまな年齢・職業の人が集まってくれて、ワインの話だけにとどまらず、普段付き合っている人の間ではなかなか聞けない楽しい話が繰り広げられる。単に飲んで騒ぐだけではなく、ワインを通じて様々な視野を広げることができる。

そこで、東京を中心に、常連でなくてもBYOを快く承諾してくれるレストランを数回に分けて紹介していきたい。

A TES SOUHAITS(アテスエ):フレンチ(表参道)
g281300lBYO抜きでこれまで2回ほど行ったことのあるレストラン。青山学院大学の裏手にひっそりと佇む店は静かで上品だ。中島完シェフは「うなぎの赤ワイン煮」や「うずらの詰め物 ういきょう風味」などのスペシャリテを持つ凄腕のシェフで、よく雑誌などでも取り上げられるほどの人だ。しかし、お店全体は暖かい雰囲気で溢れ、サーブの方もとても親切。

BYO歓迎というポリシーは「ぐるなび」のページにも謳われているほどで、礼儀さえ心得ればまったく問題なくワインを持ち込むことができる。持ち込み料は取らないが、グラス一杯につき一人420円のチャージがかかる(2008年5月時点の料金。なお、ランチの時は700円)。チャージ料には抜栓とサーブのサービスも込みなので安心だ。

私は会社の仲間とシャンパンやワインを持ち込み、おいしい料理とおいしいお酒を堪能できた。

g281300pm1_a料理はコースがお得で、5,800円から設定されている。前菜やメインのメニューをプリフィックスで選べるスタイル。どれもとてもおいしい。「うなぎの赤ワイン煮」などは赤ワインに抜群に合うし、「サーモンのババロア仕立てトマトのゼリー添え」などは白ワインとの相性がとても良かった。

なかなかの実力を誇るレストランなので、持ち込むワインは5,000円以上の若干高めの物のほうが良いと思われる(店側ではそのような制限は一切ないが・・)。料理もおいしく、スタッフの方々の温かみのあるサービスも嬉しい東京で数少ないBYOが気軽にできる優良店だ。



アテスエ
採点:★★★★★


drunkonspeech at 22:54│Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!ワイン 

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この記事へのコメント

1. Posted by 55aiai   2008年05月05日 23:41
たしかに!オージーのBYO文化ってすごいですよね。
私はmixiやっていないのですが、このコミュの中に「salt」は入ってました?たしか3000円くらいチャージが必要でした。
銀座のかわむらというステーキ屋さんはチャージは必要なかったかな?でもBYOがOKだったと思います^^

アテスエはまだ行っていないレストラン。お料理素晴らしそうだなぁ。。。
2. Posted by chun   2008年05月06日 09:21
>55aiaiさん、

書き込みありがとうございます。

saltは持ち込みできるんですか?会社のオーストラリア人の上司がsaltが好きで、会社の近くということもあり私達のチームは良くsaltに行きます。ただやっぱり3,000円のチャージはちょっと高いですね()。基本的に一本2,000円までが嬉しい範囲です。

かわむらはチャージ無しで持ち込めます。やはり食事のお値段が相当なものになるので、ワインもボルドーの良いやつを持って行きたいですよね。

アテスエは古風な味付けに新しい手法を取り入れようとしているんだと思います。レカンとかシェ・イノみたいなコテコテの重いフレンチほどではありませんが、味付けはしっかりしています。僕はランチならそういうのが結構好きなので、気に入っています。

mixiに入られた際、もしくは入りたいという時がもしあれば、お気軽に言ってください。

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Profile
Chun
大学時代に、某雑誌のフードライターのバイトをやり始めたのをきっかけに、お酒の世界にはまる。

その経験を生かし、現在はシニア外国人向けの日本酒・焼酎の会を企画・運営する。

昼ごはん代をケチってお金を貯め、都内のBarやレストラン、ホテルに頻繁に出没。

利き酒師、焼酎アドバイザーなどの資格を保有するが、一番の得意分野は薬草系リキュール。日本では今一マイナーな薬草系リキュールを、全国的に普及させたいという野望を持つ。