2009年07月30日
ビンテージ物の熟成リキュール
先週、銀座のBar EVITAに久しぶりに行ってみると、ちょうど座った席の前にあるリキュール棚に珍しいリキュールボトルがたくさん並べられていた。マスターの亀島さんに聞くと、Bar EVITAはこの度5周年を迎え、その際にこれまで隠し持っていたレア物のリキュールを前に出したということだった。亀島さんもお人が悪い。こんなに珍しいリキュールがたくさんあるのだったら、もっと前から出してくれればよかったのに。
そんな経緯で飲んだのがこの3杯のリキュールだ。
一杯目はシャルトリューズにオレンジが混ぜられた変わったリキュール。シャルトリューズはリキュールの中でも特に好きで、色々と珍しいものをたくさん飲んできたがこれは初めてだ。だいぶ前に売られていたものだそうで、現在は手に入れることはできない。飲んでみると薬草の味とオレンジのフレーバーが微妙にマッチしている。少しオレンジフレーバーが主張しすぎていてびっくりするが、中々面白い味だ。
2杯目はシャルトリューズのようなアブサンのようなリキュール。もう50年ほど前にフランス(?)で作られたものだそうで、当然ながら普通に買うことはできない。コルクは半崩壊状態で、改めて歴史を感じさせられる。注いで見ると写真のように驚くほど美しいグリーン。一口飲んでみると、ハプスブルク・アブサンを思わせるような強烈なアルコールの揮発が唇を刺激する。味はドライで、ターメリック香が強いがアブサンではない。でもシャルトリューズでもない。現在では同じジャンルの酒を見出せない、非常に珍しいリキュールだった。
3杯目はグラン・マニエのビンテージ物。グラン・マニエはお菓子を作るときにも使う有名なリキュール。オレンジの香りと上品な甘さが人気。そのグラン・マニエの30年ほど前(?)のオールド・ビンテージ。亀島さんのご好意で、現在売られているものとビンテージ物を比較して試飲させていただいた。するとその差は一目瞭然。ビンテージボトルは果実由来のオレンジの香りが豊か。甘さもしつこい甘さではなく、ねっとりとした甘さ。甘味料的な甘さは感じられず、飲み干すと豊かな余韻が口中に残る。きっと現在売られているものは人工的な香料がそれなりに含まれているのだろう。それとは全然違った味わいを試すことができた。その日は飲み会の帰りだったため、お酒も結構飲んでいたし、EVITAに到着した時間も遅かった。そんなこんなで今回のリキュール堪能はここで終了。他にも珍しいリキュールがたくさん陳列されていたが、今日はここまで。次回EVITAに行く楽しみがまた増えてしまった。
| 採点:★★★★★ |


















