2010年05月23日
パリのアブサン専門店 Vert d'Absinthe
上記のページには色々なアブサンスポットが掲載されているが、今回は一人旅ではなくて妻もいるので巡れるスポットはせいぜい1つか2つだ。そんなこんなで決定したアブサンスポットがVert d'Absinthe。アブサン専門店としてマニアックなアブサンを多数販売しているらしい。
パリに到着した翌日、パリ市中観光ツアーの解散場所がノートルダム寺院だったため、その後、嫌がる妻を連れてVert d'Absintheのあるマレ地区まで約1キロの道のりを歩いた。すると事前にGoogle Street Viewで詳しい場所を調べておいたこともあり、無事にVert d'Absintheに到着。
Vert d'Absintheは非常にこじんまりとしたお店で、中には若い店員さんとオーナーらしき人物がいた。店に入ると、左手にはヨーロッパコンテストのメダル受賞のお酒が綺麗に並べられている。その大半はBar Tramでロージさんが入手していたものだが、中には飲んだこともない銘柄も多数あった。このほとんどは日本には流通していないので、もう少しインポーターには頑張ってもらいたいものである。日本人がこのお店に来ることは少ないらしく、オーナーと店員は面食らったように我々を見ていたが、アブサンをEUで探すときに浴びるそうした視線には慣れっこなので、僕は許可をもらってそこにあるボトルのラベルをチェックした。
そんな中から、まだ飲んだことのないこのボトルをチョイス。恐らくBar Tramにもまだストックされていないのではないか(あったらショック!)。店員さん曰く、香りがとてもよく、若干ビターな味わいもあり、フランスのアブサン愛好家の間でも大変人気名商品だそうだ。しかし、とてもレアなボトルなので、パリで販売しているのは、ECサイトを除けばここ一軒だろうということだった。店員さんはものすごく英語のうまい人だったので、会計をしている間も色々と話を聞くことができた。まずフランスでもやはりアブサンは危険なイメージがあるらしく、好んで飲むのは愛好家中心と言うことだった。一般市民が両手を挙げて飲むことは少なく、普通の人は街先のカフェでパスティスを飲むのに留まるらしい。
いずれにせよ、Vert d'Absintheでのお買い物は終了。非常にクオリティの高いレアボトルを販売していて、店内も危ない感じは一切ない明るいお店だった。ちなみに店員さんはなかなかのイケメンだ。