人事ブログ

ディレクションシーズ人事担当のブログ www.d-seeds.com

液晶ソフト開発

液晶ソフト開発7

こんにちは。山口です。

今日は「液晶ソフト開発」についてのお話です。

液晶ソフト開発会社の行く末について考察してみました。

CR義経物語以降、現在の遊技機向けCGはハイエンドの
プリレンダムービーが主流だということはこれまで
繰り返し述べてきました。

大手のCGプロダクションが参入、戦国物を中心とした
リアル系CGが求められ、DSも、その流れを汲んでハイ
エンドCGが制作できる人員を育成、環境を整備して
きました。

ただ、DSは液晶ソフト開発をメインにしているので
CGプロダクションに比べて、コンポジッターが多数
在籍していることが組織の特徴で、彼ら彼女らが
しっかりとした絵作りやエフェクトといったパチンコ
的コンポジットをしっかりと担当してくれています。


CGプロダクションはパチンコ的コンポジットが強くなく
液晶ソフト会社は3DCGが強くない


DSは3DCG、パチンコ的コンポジットの両方を兼ね備えた
組織作りを目指していますね。

コンポジットについて、AE、プラグインをどう使うか、
といったことは簡単で、ものの1ヶ月あれば技術を仕込めます。
AEというソフトはとても優秀で、絵が描けなくても
少しの絵心があれば、それなりのものが表現できます。

DSでは、エフェクトのレイアウト、複合、配色といった
本質を纏めています。それを分かり易く効率的に伝える
ために、チュートリアルにして、実際のトレーニングに
落としこんでいます。


ただ、パチンコ的な表現は一朝一夕では身に付かず
コツを掴むまでなかなか大変なんです。必ずしも、皆が
パチンコを好きで打ち込んでる訳ではないですからね。

プレイするにはお金がかかるので強制できないですし、
ネットで動画を拾うといっても、見たいものが必ず
ある訳でもないし・・・。

コンテやタイムチャート通りに作れば、知識がない人でも
絵的には、それなりに作れますが、どうしても演出が淡白
というか、イマイチなんですね。


DSでは、新入社員向けの研修で、パチンコ、パチスロの
用語テスト、ヒット機種を使った実機研修などを通じて
プレイ経験が少ないスタッフ向けにトレーニングを実施
してきましたが、思うような成果が出ないのでもう一歩
踏み込んだトレーニングをやることにしました。

これまでの研修は若干スタッフの自主性に任せた部分が
ありましたが、とある書籍によると自主的に業務に必要な
ことを勉強したり、スキルを高める行動をする人は全体の
10%しかいないらしいです。

スタッフの自主性は大切ですが、トレーニングを実施する
側も自主性を言い訳にしていたような気がします。
これからは完全に業務に組み込んで、計画的に成果を
叩き出さないとダメですね。

詳細カリキュラムは検討中ですが、格好良いエフェクトが
作れる、パチンコ演出に精通したコンポジッターを早期に
育成します。


というのも、ここ数年、ある一定の販売台数の壁を
超えられずにいます。

映像は一定水準までクオリティが上がってきましたが
今のままだと、映像がいくら格好良くても、ユーザーに
受け入れられる機種が開発できないですからね。


遊技機メーカーが固めた仕様通りに映像を作るだけなら
DSは大手CGプロダクションに勝ち目はないです。


ここ最近は、稼働が良い機種を長い間打ち続けて

発展演出など通常変動が退屈しない作りになっているか、
ガッカリさせない明確な信頼度演出になっているか、
リーチの煽りと溜めは適切か、
大当り消化中にストレスはないか、など

稼働が良い機種の本質を考えています。

ある程度のセオリー、法則は感覚的に掴めてきたので
それをスタッフが理解できるように落としこんで
実際の映像作りに反映させて・・・

これは遊技機メーカーの領域のことともいえるので、
簡単に足を突っ込めることじゃないのですが、液晶
ソフト開発会社として、確立できたらウハウハに
なっちゃいますね。


開発費は高騰していますが、販売台数は明らかに減少
しています。いつまでもこの矛盾した環境がまかり
通るとは考えにくいです。

極論、ムービー尺(予算)を半分に削ったとしても、
ユーザー、クライアントに受け入れられるパチンコを
開発できるのか。こんなことばかり考えています。

商売的に、競合他社との相対比較で、安くて良いものが
作れれば普通に繁盛しますから、稼働が良い機種に共通
する法則、セオリーといった本質を掴んで、再現できる
ようにして、適性な金額、期間でユーザーに受け入れら
れる機種を作りたいと思います。

やるからにはヒット機種を作りたい!
腹をくくって頑張るしかないですね。


今日はここまでです。

それでは!

液晶ソフト開発6

こんにちは。山口です。

今日は「液晶ソフト開発」についてのお話です。

液晶ソフト開発という仕事は、ゲーム開発と比べて不人気な仕事といえます。
ソフトウェア開発、映像制作業とはいえ、ギャンブル向けの仕事が応募する
ハードルを上げているように感じます。

とある、CG業界の方のブログにテレビコマーシャルや映画向けのVFXの会社が
慢性的な人手不足に陥っているとの記載がありました。理由としては、専門
学校生のほとんどがゲーム業界かフルCG映画に関わる就職を希望していて
いることが多いから、とのことです。

今、ゲーム会社への就職はとても厳しいし、フルCGの映画なんて国内で
そんなに作られていない現実を考慮すると、人材が欲しいVFXや液晶ソフト
開発会社と就活側は、悲しいくらいのすれ違いをしていると思います。

せっかく専門学校でCGを学んでも、ゲーム業界志望でゲーム会社への新卒
入社が厳しく、CG制作を諦めるようなことだけはしてほしくないですね。


その方のブログの最後の締めくくりとして、次のような記載がありました。


「やりたい人が少ないということは、将来が安泰(笑)」


多くのニーズがあっても、やりたい人が少ない分野の競争は激しくない
ですよね。経営戦略でも、レッドオーシャン、ブルーオーシャンという
言葉があるくらいですから、的を得ているなと。

人気がないからといって、表現力や技術力が低い訳でもないですし。

DSも人材が足りないことを嘆いている場合ではないですね。
色々な角度から応募者へのアプローチを考えてみる必要がありそうです。

実際に環境が劣悪な人気のある会社に就職する人も多いですよ。
家にも帰れず、生活するのもやっとの賃金で、入社して1年経たずに
転職活動してますからね。

そういった若者を短期間で回すことで成り立っている会社もありますから。

夢とか、やってみたい気持ちは理解できますけど、自分の将来を大事に
考えて欲しいと本当に思います。


ただ、大手のゲーム、CG会社に入れるのであれば、入った方が良いと思います。
会社に合う合わないは別として、その後の人生の選択肢が多いはずです。

やりたい業種とはいえ、環境が劣悪なところは相当な覚悟がないと
心身ともに持たないですよ。

ただ、業界への足がかりという役割が確かにあるので何とも言えないですね。


会社選びは慎重に。


今日はここまでです。

それでは!

液晶ソフト開発5

こんにちは。山口です。

今日は「液晶ソフト開発」についてのお話です。

パチンコ、パチスロ問わず、アニメ版権は根強い人気がありますが
どうして3DCGで表現する台が多い理由を知っていますか?



一概には言い切れませんが、ボリュームが多くなってしまって
アニメ(作画)では対応することが難しくなってしまったのが
大きな理由だと思います。

プロジェクトで使用されるROM容量にもよりますが、TVアニメ
ではなく、劇場版クラスの長尺が必要になってきているので
日本で腕の良い原画さんを数多く集めることはほぼ不可能では
ないかと思います。

それに、パチンコ、パチスロは完成したアニメーションがいくら
格好良くても、パチンコ、パチスロとして良くできているかと
いったことが最も重要です。

ドキドキできるか、信頼度が分かり易いか、といった点で
不十分だとリテイクが必要になってきます。

後は、絵的に敵キャラの迫力が足りないから煽ろう、とか、
俯瞰で、や、別アングルで、などカメラに関係することは
2Dでは対応がなかなか困難です。

コンテの段階で最終型が想像できないことは未熟と言われれば
それまでですが、コンテの段階で、できる限り詰めても、その
時々のトレンドを考慮しなければならない場面があります。

こういったことが、アニメ版権を3DCGで表現することに
なった理由ではないでしょうか。


無駄なリテイク作業はDSにとって、絶対に回避しなければ
ならないことですが、面白くない(売れない)台にだけは
絶対にしてはならないんです。

そんな台を作ったら次がありませんからね。

とはいえ、何でもかんでも対応するということではないですよ。
目指すゴールと予算を考慮して、「できる限り」やるというのが
正直なところです。

その「できる限り」の幅が会社の競争力や本気さの表れです。
DSは単なる受託開発ではなくクライアントと一蓮托生の関係を
望んでいるので、その幅は他社より大きいと思いますよ。

より良く、DSが大事にしていることです。


今日はここまでです。

それでは!

液晶ソフト開発4

こんにちは。山口です。

今日は「液晶ソフト開発」についてのお話です。


パチンコ、パチスロには版権とオリジナルというものが
ありますが、皆さんは知ってますか?

版権とは北斗やエヴァなどのアニメや歌手、芸能人などを
起用したタイトルで、一方、オリジナルは、海シリーズなど
世界観、キャラなど全て自社で開発を行うタイトルを指します。

最近は、海シリーズを除いて版権タイトルばかりが
開発されている状況です。

その理由を考察します。


■版権
最初から、世界観、キャラがあるので、それを元に開発が
進められるという大きなメリットがあります。版権料は高い
ですが、皆が知っているので、広告宣伝費がオリジナルに
比べて安く済むます


また、アニメであれば、映像素材が豊富でアニメシーンを
繋ぎ合わせたりもできるので、開発期間に目を向けると
版権に分がありそうです。


■オリジナル
版権料はかかりませんが、皆が知らないのでPRに多額の
広告宣伝費が必要となります。世界観、キャラ全てが一からの
開発となりますが、開発者のオリジナルへのモチベーションは
とても高いです。

また、オリジナルのパチンコがアニメ化されたりといった
これまでにない広がりもあったりもします。


オリジナルを開発するには、版権に見劣りしないキャラクター
デザインやコンセプトアートを作ったり、演出、絵コンテなど
版権だけを開発する会社と組織の作りが若干違うのでは
ないでしょうか。

いつかオリジナルやりたいねっていうの話は出たりしますが
本当に高いハードルなんですよ!

残念ながら、今のDSにはそういった体制はありません。
版権タイトルを中心に開発を行っています。

まずは、版権タイトルで実績を叩き出して、発言力を高めた上で
DS希望版権→オリジナルとステップアップしたいですね。


今日はここまでです。

それでは!

液晶ソフト開発3

こんにちは。山口です。

今日は「液晶ソフト開発」についてのお話です。

■ハイエンドCG
パチンコCGに求められるクオリティがここ数年で
飛躍的に高くなりました。

FFクラスの映像を使ったパチンコがたくさんありますが
CGの凄さとパチンコの面白さは全く別物です。
ゲームと同じで、いくら凄い映像を使っても面白くない
ものは面白くないんです。

ただ、どうしても他機種との相対比較になるので
見劣りするのは許されないという状況が続いています。

仕事が増えるのは喜ばしいことではありますが
開発期間が長くなると映像が劣化してしまうので
大量のリソースを投入して短期間で仕上げないと
いけません。

そうなると、大手プロダクションを除いて、1社では
対応できないので開発費をたくさんかけて色々な
会社に分散することになります。

これに、広告、ゲーム、アニメ不況などが重なった
ことが近年パチンコ仕事をする会社が増えた要因かと
思います。

高いコストは遊技者の懐に直結するので、この路線が
いつまでも続くということは考えにくいですね。
全体のパイは縮小していますし、ゲーム業界と同じ
道を歩んでいるという考えも、あながち間違いでは
ない気がします。

ただ、定期的にとんでもない大ヒット機種が生まれて
市場が凄く活性化するのも遊技機業界の面白さかも
知れませんね。

当面の間はCG全盛のトレンドが続きそうです。


■開発機種数の減少
ここ最近は、人気機種とそうでない機種とで販売台数に
天と地ほどの差が生まれています。

売れない機種は悲しいくらいに売れないので、作り込む
ために開発期間が伸び、年間の開発機種数は減少傾向に
あるようです。

ハイエンドCGの影響で仕事は増えたように見えますが
全体ではあまり変わっていないのかも知れません。


そうなると、これからの開発会社に求められることは
内外は別として、短期間で大量のハイエンドCGを作る
能力でしょうか。

ただ、開発機種数が減っているので仕事が終わっても
次の仕事が始まらない可能性がある、そうなると、
大量の仕事に対応できる人員を常時抱えるのは大きな
リスクとなりますし、社外に依頼して品質を保てるのか、
などいろんな問題をはらんできます。

これらが、大手CGプロダクションに業務委託や
契約社員が多い理由かも知れませんね。

開発機種数が減るということは、1次請けが減って
2次、3次請けが増えることなので、開発会社間の
優劣がますますついてくるでしょう。

一機種ごとに会社の存続をかけた生存競争が繰り
広げられているので、プレッシャーもありますが
反面そのやり甲斐もとてもありますよ。


DSのように、液晶ソフト開発会社でハイエンドCGに
本気で挑戦している会社は稀で、多くの会社が大手CG
プロダクションションに委託したり、オーサリングと
いうポスプロ的業務に特化している会社が多いと聞きます。

これも一つのビジネスモデルとして成立していますが
DSはハイエンドCGへの挑戦を続けていきますよ。

身の丈を大きく超えるような拡大路線は歩みませんが
典型的な人ありきの商売なので、新卒、キャリアともに
積極的な採用と既スタッフへの教育、設備投資を行い
良いものづくりをして、クライアント様からの信頼を
これまで以上にガッチリと掴みたいですね。

乱世はチャンスがたくさん転がっているので
ベンチャーDSにとっては喜ばしい限りです!


今日はここまでです。

それでは!

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