2012年03月

破壊措置命令

本日330日、田中直紀防衛大臣は北朝鮮が4月中旬に衛星ロケットと称する弾道ミサイルの発射に対して、沖縄周辺海域への不時落下から我が国国民を守るため、「破壊措置命令」を発令した。

具体的には海上自衛隊のイージス艦を3隻、沖縄及び先島諸島周辺海域に派遣するとともに、航空自衛隊のペトリオット地対空ミサイルPAC3型を配備する。

ペトリオットについては2009年に北朝鮮が東北地方上空を通過させた際は、浜松の高射教導隊から移動したが、今回は、沖縄本島では恩納、知念に既に配備されているペトリオット部隊で対応し、加えて、宮古島、石垣島の適地に追加配備するものである。

ペトリオットは主として、指揮統制車、レーダー装置、ミサイル発射装置、アンテナマストグループがあり、移動に数十台の車両が必要である。

これは防衛省のいう「動的防衛力」の実動行動といえ、評価できる。

ただし、尖閣諸島の領有に関して、中国の無法ぶりが問題となっている今、本来、先島諸島にペトリオットPAC3を配備しておくべきである。

また、今回のケースはあくまで不時落下に備えたものであるが、北朝鮮は我が国本土のほとんどを射程に入れたノドンミサイルを200基程度保有しているという。

これは弾頭を持ち着弾点で爆発し、周辺を破壊しようとするものである。

破片が飛んでくるのとは訳が違う。

国民は真の脅威を認識し、充分な備えをするよう予算措置、法制整備を真剣に考えなければならない。

北朝鮮のミサイルは、10分程度で我が国国土に到達する。

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写真は護衛艦「こんごう」(派遣された「きりしま」と同型艦 海上自衛隊)
 

衆議院 安全保障委員会

先週16日金曜日13時から始まった衆議院の「安全保障委員会」において、新党「絆」の渡辺義彦議員が質問のトップバッターに登場しました。
 質問趣旨は航空自衛隊のF4-EJの後継機FXについてでした。防衛省は候補機3機即ち、米国政府提案のF-35A、F/A-18E、英国政府提案のユーロファイター・タイフーンのうち、最も先進技術を取り入れたF-35Aを選定しました。それはそれで正しいと思いますが、F-35Aには選定時より、価格維持、納期について疑問があり、2月中旬ぐらいから顕在化してきています。そこで、日米関係を壊すわけにはいかないので、F/A-18を予備機として作業を並行実施したらどうかとの提案でした。
 田中防衛大臣の答弁趣旨は「万一の仮定の話で特定機種については言及できない」とのことでした。最も大事なのは、我が国の防空網に空白が生じないことです。万一に備えるのが防衛省・航空自衛隊です。渡辺義彦衆議院議員の提言は適切であると思います。

東日本大震災一周年を迎え

平成24年3月11日、東日本大震災一周年を迎えました。

犠牲になった方々、いまだ行方不明の方々に、心からご冥福をお祈りいたします。

また、被災者の皆様方の一日も早い復興を願ってやみません。

 防衛システム研究所では東日本大震災発災後、設立されました「大規模災害廃棄物処理有限責任事業組合」(宮城県刈田郡 代表理事 真野孝仁)に参加し、松島悠佐代表も、現地での合同会議に参加し、復興のお手伝いをしています。

 ご存知の通り、松島悠佐代表は「阪神淡路大震災」の自衛隊側現地総指揮官であり、体験に基づき、震災の現状について広い見識を持っています。その後も「大震災が遺したもの」(内外出版)などの著作を通じて、種々の対応についての検証を実施して今日まで活動しています。

 今回の大震災の復興についても、何とか寄与したいとの思いで取り組んでいるところです。

 今回の震災でも自衛隊の大きな能力が実証されましたが、法整備等まだまだ不十分な部分があります。今後とも、継続して研究し、自衛隊能力の有効発揮実現に向けて努力していきたいと考えています。

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