2013年10月

練習艦隊帰港式

さる5月22日、このブログでもご紹介しましたが、練習艦隊が晴海埠頭から出港しました。

10月30日、約半年ぶりに世界一周の航海を終えて、晴海埠頭に帰港しました。

162日間の遠洋航海は、実習幹部約180名に「シーマンシップ」を叩き込むとともに、18カ国、19箇所の寄港地でのさまざまな行事によって、親善外交にも寄与したことと思います。

 今回の遠洋航海は、太平洋ハワイ、米本土、パナマ運河、カリブ海、大西洋、地中海、スエズ運河、紅海、インド洋そして太平洋と各国を訪問しながらの航海でした。

練習艦隊司令官 北川文之海将補の指揮の下、総勢約730名の実習幹部・乗組員が無事帰還しました。 

河野克俊海上幕僚長の訓示にもありましたが、今後海上勤務以外の勤務に就く実習幹部もいますが、今回の航海で習得した「シーマンシップ」を何時も心において行動することが大事だと思います。

来賓の国会議員からも「お疲れ様」のねぎらいの言葉と共に「海の守りを頼みます」「皆さんは我々の誇りです」などの声がかかっていました。

練習航海帰港式 整列の様子(13.1.30)
練習航海帰港式 海幕長訓示(13.10.30)


「朝鮮半島が危ない」改訂版発刊と「わが国防衛の軌跡」刊行予定

「朝鮮半島が危ない」改訂版は予定通りに10月はじめに発刊しました。

金正恩になってからの変化を主体に改訂しましたので、読んでいただければ幸いです。

幣研究所が目下次に取り組んでいる課題は「わが国防衛の軌跡」です。

わが国の防衛体制は国際的な基準から見ると相当ずれています。これは憲法で「不戦条項・軍隊不保持」を謳いながら、自衛隊を創設したことから始まっているのですが、既に60年間も可笑しなままの状態が続いていますので、これが当たり前と思う人も多くなっています。

何処が、どのように国際的な基準からずれているのか、軌跡を辿りながら再認識するのがその狙いです。

安倍政権では今、憲法改正をはじめ防衛体制を根本から正そうと考えているようです。そのためには、「何処が、どのようにずれているのか」をしっかり見ておくことが必要と思うからです。

 

ところで、数年前に防衛省事務次官を務めていた守屋氏が、商社からゴルフなど過剰な接待を受けて起訴・収監されましたが、今年の春に出所して「わが国防衛の秘録」をまとめ10月18日新潮社から発刊するようです。

守屋元次官は、起訴された事実については、官僚としてあるまじき行為でしたが、防衛行政の問題点を把握して、それを改善する仕事には真剣に取り組んでいました。私自身、守屋氏が課長になるころまでは一緒に仕事をしていましたので良く分かります。その点については、彼の法廷にも弁護人として出廷し裁判官に伝えました。

守屋氏が防衛官僚として感じたわが国防衛の実態を、彼なりに赤裸々に書いたと言っていますので、これもまた参考になると思います。

 

いづれにしても、わが国の防衛体制を正しく位置づけるためには、わが国防衛の実態をしっかりと認識することが不可欠です。今年中にはまとめたいと思っている「わが国防衛の軌跡」にご期待いただければ幸いです。(松島悠佐)

20年ぶりに自民党本部での部会に参加して

先日、議員の依頼を受けて、自民党本部で行われた、政調会の国防部会・安全保障調査会の合同会議に出席しました。

T参議院議員が自民党を出て以来ですので20年ぶりのことです。

まさに隔世の感と、自民党の美風を感じました。

隔世の感の第1は、役員の席に安全保障調査会長中谷元衆議院議員、防衛政務官佐藤正久参議院議員、宇都隆史参議院議員、そして一般席には中谷真一衆議院議員が出席していました。なんと防衛大学校卒業生が4人も国会議員として活動しています。

次に、驚いたのは、制服の陸・海・空の1佐自衛官がオブザーバーとして出席していたことです。ちょっと聞いてみますと、

防衛課長、防衛調整官クラスのメンバーだそうです。質疑等には加わりませんが、説明者である内局の事務官とは別に、各幕からも人を出しており、内局がそれを認めているということです。

上の二件は好ましいことだと思います。

次に思ったのは国会議員の服装です。流石にGパン姿はありませんが、普通の若者と同じ服装が多いのに驚きました。偏見かもしれませんが、国会議員としての服装というものがあると思います。

さすがに中谷元先生、小池百合子先生、小泉進一郎議員などはきちんとしたスーツ姿でした。

私は民主党の議員秘書をしていましたので、民主党の国防部会始め、各種会合に出ました。開始時間になっても人が集まらず時間がずれることがしばしばでした。また、議員の出入りも激しく腰を落ち着けた議論をしているのは役員だけのような会合が多くありました。その点、自民党の部会は約5分前にはほとんどのメンバーが揃い定時に開始されます。あとから参加する議員もいますが、かなりの人数が腰を据えて議論に加わっています。これは自民党の美風だと思います。

一方、相変わらずだなと思ったのは、会場の狭さです。この日使ったのは党本部では2番目に大きい会議室ですが、満員ですので秘書等は入るのにも苦労します。私は厚かましく奥の方まで入りましたが、約1時間立ちっぱなしでした。座っている秘書等も、遅れて参加する議員が来ると、立たされてしまいます。その点民主党は新しい議員会館の広い会議室を使いましたので、秘書たちも、ゆっくりと座って話を聞けました。

政党によって会議も様々ですが、国会議員の会合らしい、国家の大事について、活発な議論を行い、明快な結論を得るよう望むものです。特に自衛官出身の議員は、瑣末なことにこだわらず実務を経験したものとしての見識を十分に活かし、政治家としての意見を述べ、我が国の国防というものを正しい方向に導いてもらいたいと思います。(島本順光)

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