「マティス国防長官の先制攻撃」

2月に入ってアメリカのマティス国防長官が韓国と日本を相次いで訪問したが、これは正に中国に対する先制攻撃だった。

中国はトランプ大統領になってから米軍の出方を一番気にしていたと思う。

端的に言えば、日米安保や米韓安保はどう機能しているのか、「瀬踏み」をしたいと思っていたのだろう。

しかし、マティス国防長官は就任早々に韓国を訪れ、北朝鮮の弾道ミサイルに備え「最終段階高高度ミサイル(THAAD)」の在韓米軍配備を確認し、3日日本に到着すると、尖閣諸島の対応は日米安保の範疇であることを宣言した。


「どのような事態になったら、米軍は本気で出てくるのだろうか?」と「瀬踏み」したかった中国の機先を制して手をうった感じがする。さすがは海兵隊の大将だと感心した。


日米安保・米韓安保の実効性は政治レベルでは明確になった。

具体的にどのような作戦をとるのかは軍レベルの検討になるのだろう。

何処よりもまず日本と韓国を訪問し政治レベルの判断を下したことは、アメリカが如何に中国を重視しこれを封じ込めようとしているかがわかる。

これからの軍の対応は防衛秘密に属することだが、万端怠りないことを期待したい。

(2017.2・4 松島悠佐)