「朝鮮半島のミサイル問題」


7月の末に、北朝鮮のミサイルについて、「木を見て森を見ず」というブログを書いたが、

北朝鮮はグアムに向けて「火星12号」を発射するぞと威嚇してきた。

これに対してわが国は数少ないミサイル防衛用のミサイルPAC-3を鳥取や高知など予想弾道下に配備して防護態勢を整えた。

おかしいのではなかろうか?

グアムにミサイルが飛んでくるような状況ではわが国も戦場になるのだろう。その時に数少ないミサイル防衛用のミサイルをそのようなところに展開するのだろうか?

まず守りを固めるのは首都圏や阪神・中京など政経の中枢だろう。日本全土を守れるように配備するのが望ましいが、残念ながらわが国はそうするだけの十分な防衛力を持っていないのだから今となっては仕方がない。

必要な防衛態勢を整えるべきだと言う意見は昔から当時もあったが、政府としては野党の反対もありそのように決心せざるを得なかったのが事実である。

「蟻とキリギリス」のイソップ物語ではないが、準備できる間に準備を整えておかないからこのような結果になる。

防衛力整備に執拗に反対してきた政治家や学者・メディアなどは今口をつぐんで黙っている。

やがて危機が過ぎると、「軍事力を持たなかったから攻撃を受けなかった」とか「祈っていれば平和は来る」というようなことを言い出すのだろう。日本の後ろに強力な米軍が存在していたことを忘れて、再び米軍のオスプレイやイージス艦の事故などを採り上げて騒ぐのだろう。

わが国は能天気の国だが、北朝鮮のミサイルが飛んでくるかもしれないとなったら、少ない防衛力でもなんとか工夫して、日本の防衛を少し真っ当に考えて欲しいものである。

       (2,017・8・23 松島悠佐)