朱儒庵にて

絵画論を中心に、愛犬るな号(ゴールデンレトリーバー)との生活、薔薇の育成等

制作した作品の掲示と、その説明、また関連した芸術論を思いつくまま述べます

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  同じデッサンから何度も描いたが、なかなかうまくいかなかった。今回はバラの描いてあった古キャンを利用した。背景は、空間をまとめるのに必要最少限にしたが、ほとんど元のままだ。頭部をやや下向きにして、階調をもう少しアンダー気味にするつもりだ。

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  サムホールでなく80Pか60F位に描きたいものだが、デテールを描くことにまだ自信がもてない。とりあえずマッスと階調だけはうまくいった気がする。しかし、台風は来なかったものの暑い日々がやってきた。二階のアトリエは40度近い。エアコンがなければ、作業できない暑さだ。ワンコも寝てばかりだ。ゴールデンレトリーバーはイギリス原産なので、夏は弱い。いままでに何度も熱中症で倒れた。25度過ぎると散歩中ふらついてきて倒れてしまう。あれだけ毛に覆われていて、体温を逃がすのは、舌だけというからかわいそうだ。


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  対象物はそれなりに描けるのだが、背景でつまずく。当初もっと明るい緑だったが、気に入らず結局プルシアンブルーを塗りたくった。結果、引き締まったが少し乱暴にも見える。
  最初の色彩分割の計画が、最後まで続くことはまだまだ少ない。本当は、対象と背景の両方が互いに引き合うようにできていかなければならないのに、だんだん出来てくるとどうも今一に思えてくることの方が多い、困ったものだ。うまくいったと思っていた作品も、後になってつまらなく思えてくるものも多い。2年前に描いたものも半分くらいを古キャン利用してしまった。多分少しは上達しているのだろう。過去に描いたものを否定したくなるのはそういうことだろう。きっちりと描いたつもりでも、画面全体から見ると緊張感がなかったり、動きがなかったり、色合いに深みがなかったり思えてくる。私は、毎日断続的に数時間、3~4点を平行して描いている。描きたいという衝動よりも、上達したい、絵とはどうあるべきものかという難題に、ああかこうかと思いついては試していく、文字通りの試行錯誤をしているに過ぎないのかも知れない。5月後半のバラの季節には、綺麗に咲いたバラを見るだけでうれしくなり、描きたい衝動の方が勝ったまま、あまり考えもなく描いてしまう。それはそれで良いこともある、多分沢山描くので絵の具の扱いが良くなる。油での溶き具合や、筆の速度などはこの方が良い。だが、半分は駄作になっている気もする。

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  データが小さすぎて細部がはっきりしない写真を元に描いた。デテールは描けなかったが、マッスとムーヴマンは描けたと思う。頭部がわずかに小さいかもしれない。大きな絵でも小さな絵でも、全体としてマッスの動きや重さは描けていなければならず、階調も丁寧で揺るがないものでなければならない。


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  久しぶりにワンコを描いた。古キャン利用なので、余計なでこぼこがあるが、さらっと描いた割にはある程度の重みはでる。人物だとさらに必要だが、マッス(対象物の塊としての形)をしっかりと表現できなければならない。空間との緊張関係と調和で画面をつくることができないといけないと考えている。


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  描きかけのまま一ヶ月以上も放置してしまった。中央の葉を含む背景がうまくいかず、諦めかけていたが、加筆修正したらなんとか見られるようになった。サムホールに比べて、少し大きな画面になるだけで難しくなる。まだまだ技術が足りないのだろう。

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  クィーンエリザベスはまだぽつりぽつり返り咲く。5月の頃より小ぶりになったものの形は整っていて美しい。



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  まだまだ次から次に返り咲くが、綺麗には咲ききらない。未熟なうちに枯れてしまう。5月と違って葉から水分が揮発する量が多いのかもしれない。地植えのバラには、根の成長のために水遣りはできるだけしないことにしているが、さすがにこの時期だけは3日に一度程度たっぷりと水遣りをすることにした。この絵も古キャン利用。


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  前に描いたもののうち面白くないと思った作品を古キャン利用している。元の色合いをできるだけ活かして描くので、早くできる。また色が強くなり、うまくいけば面白い絵になる。

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  返り咲きの花がポツポツ咲く。しかしながら5月のものに比べ、雨に打たれ直ぐに傷むし花保ちも悪い。その中で比較的ましなのが3種類ある。ジャルダンドゥフランスとヘンリーフォンダとこの花だ。もう暑く、蚊も出てきたので庭で描くのは辛い。


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  寝ポーズの裸婦は難しい。首や背中の、床との関係が上手く出来ればよいのだが、ぎくしゃくすることが多い。立ちポースや座りポーズの場合は、腰と背中がきちんと描け、重心の動きを正確に捉えることだ。


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  古キャン利用で描いた。色を置いただけに近いが、うまくムーヴマンが得られた。室内の雰囲気も良いと思う。両腕は背中の後ろに回っているのだが、胸の上にあるようにも見えてしまう。ま、説明的になるより良いだろう。

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  30F号以上の大きな作品ではデテールも必要なので、このままでよいかどうか分からない。クロッキーを元にして描くのでデテールを練習できないのが残念だ。

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  裸婦習作シリーズ。バラの絵と同じ描法スタイルをめざしている。実はモデルを前に描く時のことを考えながらバラを描いているという方が正しい。着衣の時でも何とかなりそうに思える。風景には応用出来なさそうだが・・・

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  これもクロッキー帳から。バラをかなり描いたことで、思い切りも良くなり、説明的でなくなってきている。ただ大きな作品では無理があるだろう。

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