朱儒庵にて

絵画論を中心に、愛犬るな号(ゴールデンレトリーバー)との生活、薔薇の育成等

気の向くまま、思いつくままに芸術について勝手な考えを述べます

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 この作品は1985年第61回白日展に出品したもの。「団扇(油彩80P)」
 長年放置していたホームページ(「朱儒庵」 www.geocities.jp/dslegs/)の更新をしている。年のせいもあり長時間パソコン画面を見ていると、目が疲れ涙がでてくる。いきおい全部を掲載するのは断念せざるを得ない。古い作品に対しては、めんどくささも手伝って、冷徹に見る。それでも、展覧会に出品した作品は小さくても50号以上で、小品とは比べられない力がある。思えば、一年間の勉強を経、2ヶ月位かけて描いたものだ。やっぱり人物をとことん描きたいものだ。

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 日常の生活に戻り、バラの消毒もした。昨年は黒星病(黒点病)がひどく発生し、2本のバラを枯らしてしまった。我が家の庭は狭く、日照条件も劣悪に近い。幸か不幸か昨年の台風のせいで隣の空き地に生えていた大きな桐の木が根こそぎ倒れたので、南側が日当たり良好になった。例年このバラは最後に咲いていたが、すでに一番花(?)の蕾が大きくふくらんできた。あと二週間もしないで真っ白な花が開くだろう。また忙しくバラを描く季節がやってくる。

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 5月9日(火)~14日(日)には  gallery  re:tail (武蔵野市吉祥寺本町3-12-9)にて馬越正就氏の個展がある。学生時代から40数年来の友人だが、今から楽しみだ。


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 小品展2017もなんとか終了した。この作品は、色合いが未調整で壁面も足りなかったため今回の展示は見送った。
 今回の個展においでくださった方々には厚く御礼申し上げます。それにしても色々と反省することが多い。千葉市アートサロンも画廊の都合で、私の個展が最後になりそうで、来年は別の会場を探さなければならない。作品の方は、自分なりに多少は進歩したと思ってはいるのだが、ご覧になる方には何も変わらないただの自己満足に映るかもしれない。進歩は元々遅々として僅かなものだ。画集は、何年もかけ画家が必死に自己純化した足跡だから、変化も進展も凝縮されている。個展は1年間だけの歩みだからたかが知れている。それでも、現在は展覧会作家でないので、1年1年反省もこめて発表していかなければ、次につながらない。難しいものだ。




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 花にかかった葉っぱのヴァルールがなかなかうまくいかず放置したいたものに加筆した。サーモンピンクの色も素敵なバラだが、黒星病でこの後あまり咲かなかった。今は日当たりが良くなって元気な葉をつけているので、五月末には咲くだろう。もっといっぱい描けるといいのだが。
いよいよ個展まで10日になった。40点にしぼらないと額縁と壁面が足りなくなる。



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 この作品も固まって咲いたバラを描いている。朱色で牡丹のような花だが、大輪ではなく可愛らしい花がいっぱい咲く。白やピンクよりも色が濃いからではなく、八重咲きやフリーゼット咲きだと透過光がほとんどない。それが今一面白くなく放置していたが、とりあえず二度目の彩色をした。


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 完成していなかったののに手を入れた。サムホールの作品はあまり加筆しないことにしている。最初の気分を出来るだけ活かす方が良いと思っている。6・8号だとぎりぎり難しいのでどちらとも決めない。そのままで良ければ一番良いのだが、なかなかそうもいかないことの方が多い。この絵は背景が気に入らなかったのだが、左右の扱いを変えることで見られる様になった。どんなに小さな作品でも、画面の四隅にまで神経が至っていないのは駄目だ。SMサイズの作品は、ちょうど一輪を実物大にすると上手く収まるのだが、めずらしく固まりにして描いた。

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 この作品も昨年スケッチしたものを改めて描き直したもの。小一時間に6、8、10号3点描いたが、いずれも絵の具が浅く作品にはほど遠かった。外光は強すぎると絵の地肌が気になって濃く黒くなり、弱く暗いと逆に薄く白っぽくなりがちだ。しかも雲や海岸の形はすぐに変化する。難しいものだ。


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 彩度を押さえて、爽やかさを描くことに重点をおいた。昨年描きかけていたものを完成させた。本当にマチルダは私の絵に欠かせない花だ。現実にはもう少し朱色味があるのだが、薄く柔らかい花びらが、光を通したり反射したりする。大輪とは言えないが大きめの中輪で、フリルのような優しい形も気に入っている。強力なトゲが多いが、何よりも丈夫で初夏から晩秋まで花付きがよい。題名には「薫る」としたが、実際にはほとんど香りは無い。しかしその姿は清々しく薫っているかのようなのだ。このサイトのタイトルに使っているアイスバーグはもう少しピンクかかっていて、微香だが丈夫で花付きが良い素敵なバラだ。他にも10数種類のバラを栽培しているが、この2種類ほどいつでも画材になるまでには花がつかない。



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 いよいよ1ヶ月あまりに小品展の開催が近づいた。今年は4月16日(日)~22日(金)、場所は同じく千葉市のアートサロンだ。都内と違い来場者が少ない。ほとんど自己満足の世界だが、ともかく良い絵を描いて発表することが大切だ。どんな小さな絵でも3万円以上に設定しているので、その何倍もの価値があると自分で思えるものにしておかなければならない。自分の作品に責任をもつということで、進歩もあるのだと思い込む以外にない。パンフレットの印刷に間に合わないが、あと数点は描けるだろう。


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