mds_2013_6_27一昨日のエントリーでは、「リバース・イノベーション」のお話をしました。今日のエントリーでは、まず、この話になるまでのエントリーの流れをまとめてみましょう。


通信料金のお話
5月31日
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1561010.html

高橋(DTS CEO)がパキスタン国内に滞在中にだけ使用する、パキスタンで人気のスマートフォン(Q-mobile)。OS は Android 最新バージョンで、筐体は中国産。筐体自体の価格は日本円にしてやく12,000円と現地にしては高めだが、月々の料金は、プリペイド式。基本使用料は一切ナシ。

現地の若い経営者がベンチャー企業を起こしてスタートして、月に10億円単位で売上が上昇中。このシンプルな料金体系が現地で大いに受け入れられた結果です。

リバース・イノベーション
6月25日
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1565432.html

こうした新興国から誕生したローコスト製品、サービス、技術を我々先進国でも導入する。この発想が今、世界中で盛り上がりつつあります。世界的な低景気で先進国でも低所得者層は増加の一方。こうした時には、日本なんかよりもGDPが低いし、賃金も安い新興国のやり方を活用するのが正しいという考え方です。


さらに、日本の例をとってもわかるように、新興国は(日本だけでなく)先進国よりも平均年齢が低い。
当然のことながら、斬新なアイデアの新たな製品やサービスが誕生するチャンスが多いわけです。ここで重要なのは、その新興国は先進国の真似はしないということ。端的に言えば、高機能で(不要な機能まで追加して)、ブランディングがあり(品質は変わらず)、という今まで先進国では普通に思われていたことにまた新興国が追いつこうとしているわけではなく、また、違ったモノ、マーケティングが生まれるのです。

機能はそのままにローコストで。まさに、例に挙げたこのQ-mobile のスマホがこれです。中身は Android 4.0。筐体は12,000円。あとは使用した分のみ。そこには、安かろう、悪かろうというベクトルとはまったく違うマーケティングが生まれます。