mds_2013_12_2今週も DTS ブログを宜しくお願いいたします!先週末はビッグデータをお話をしてきました。


今日もビッグデータ関連のお話を続けましょう。技術的なお話ではなく、ビッグデータの考え方のことです。

我々が以前より考えていることのひとつに「企業内にある既存のデータベースを分析するだけでは、市場の変化を読み取ることは難しい」という考えがあります。ビッグデータから、「ヒントを探る」ことができないと意味が無いという考えです。

顧客の嗜好の変化、行動の変化、トレンドの変化をビッグデータを使用して「洞察」することが重要です。

以前に映画でも公開され、書籍もベストセラーになったのでご存知の方も多いかもしれませんが、例えばこの大リーグのアスレチックスの考え方がビッグデータの洞察ということに関してちょうど当てはめることができるのではないかと思います。

一般的に(ここでは、古参のスカウトマンたち)重要視される指標が打率や球速であるのに比較して、当時のアスレチックスのビリー・ビーンは独自の手法で、無視されていた選手たちをスカウトして、奇跡的な強豪チームを作りだしました。

全く新たな指標(出塁率や奪三振など)を元に埋もれている選手を探しだしたわけです。

既存の常識とは異なるところで分析すれば、それが洞察ということになり、ビッグデータの分析からまったく違う手法が生まれる可能性があるわけです。

蓄積されたビッグデータを分析して洞察する。そして、計画して行動に移す。さらに行動の結果をまたデータに蓄積するといった、変化を味方にする情報分析の手法です。

どの球団も欲しがるスター選手を入団させるのと異なり、「ある洞察で発見された選手」は無名に近くコストも低くなるわけです。
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