DTSは、ちょっと違う。 IT企業なのにパキスタンでインフラビジネスに挑戦中!

Hafiz Farooq Ahmad博士インタビュー

NUST大学・ファルーク博士

midashi10809少し猛暑も一休止した今日です。週末はいかがお過ごしでしたでしょうか?今日は、DTSの技術開発研究チーム(DTS technology design team)のNUST大学・ファルーク博士に関連するエントリーです。





dfqNUST大学・ファルーク博士
(Hafiz Farooq Ahmad博士)

2002年に東京工業大学院情報理工学研究科計算工学専攻にて博士号(工学博士)を取得。日本、パキスタン、イタリア、フランスなど各国で技術を紹介するエバンジェリスト。DTSの技術開発の研究チーム(DTS technology design team)の一員。


このブログのエントリーのカテゴリーとしてもあるように、DTSの技術開発になくてはならない存在のファルーク博士。

大学の教授が企業と共同で開発を進めていくのは、海外では常識となっています。各大学教授の技術論文も、マーケティングによりどんどん変化していくのです。

また、企業と大学の教師のある種のネットワークのようなものも形成されていて、所謂「業界の話」でリアルに、技術革新が進行しているのです。なんとなく、大学教授という印象は、究めた学問を教えるというイメージがあります。しかし、最近は(特に海外では)DTSとファルーク博士との関係のように企業の一スタッフとして、企業と共同開発するというケースが増えているようです。

さて、そのファルーク博士が現在来日中なのですが、明日が滞在の最終日。明日の社内ミーティングでは、PlatinumRE WAFなどオントロジーベースの技術を中心とした、新しいプロジェクトの話などを聞いてみたいと思います。もちろん、このブログでみなさまにもお伝えいたします!


ファルーク博士のエントリーはこちらです

オントロジーエンジン搭載でSaaS環境のセキュリティを守る5

見出し091023今週のエントリーでは、ずっと DTS PlatinumRE WAF について連載してきました。さて、このDTSの新しいシステムには「オントロジー」が使用されているわけですが、このオントロジーについて今一度整理してみましょう。

コンピュータにおけるオントロジー
「オントロジーを導入することにより、検索対象となる文書が単なる単語の集まりとしてではなく、文書全体で大きな意味を持ったデータとして扱われ、各文書について統一的な付加情報をもたせることができる。これにより、本当に必要な情報を的確に検索することが可能となる。」
wikiペディアより抜粋

DTS PlatinumRE WAF は、まさにこの wiki の説明通りのテクノロジーを、web アプリケーションレイヤーセキュリティに応用したのです。既存のセキュリティシステムは、既知のアタックのデータベースとの照合により防御していました。

対して DTS PlatinumRE WAF は、「付加情報」により意味付けを行います。これにより、ゼロデイアタック(未知の攻撃)からもwebを守ることが可能となるわけです。

セマンティック・ウェブ(Semantic Web)
「セマンティック・ウェブの目的はウェブページの閲覧という行為に、データの交換の側面に加えて意味の疎通を付け加えることにある。」

wikiペディアより抜粋

PlatinumRE WAF は、まさにこのセマンテックで意味的に類推、判断、検出を行うのです。NUST大学教授・DTS開発スタッフのひとりであるファルーク博士の去年のインタビューを振り返ってみましょう。

私が現在、最も興味のある技術について
「今、私が大学で教えていること、基本的にシマンテッック・・・言葉の意味付けであったりを、ソフトウェアの言語の中に取り入れて行き、最終的には人々がどういうことを望んでいるかという研究になるようなソフトウェアの研究です。」「関連付けを定量的ではなく、定型的にやっていくという発想なのです(例えば最近のWEBページや検索エンジンなどもこの考え方。)」
Hafiz Farooq Ahmad博士に聞く・4



ファルーク博士実はこのインタビューの時、PlatinumRE WAFの開発は既にスタートしていたのです。オントロジー、セマンテックの考え方が、I/Oを集中処理するDTSの技術で実現化されたのがPlatinumRE WAFなのです。




さて、今週最後のエントリーは少し長くなりましたが、オントロジーエンジン搭載のSaaS環境のセキュリティを守るPlatinumRE WAF、ぜひ、関連記事をもう一度お読みいただきたく思います。




※お知らせ
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「Hafiz Farooq Ahmad博士インタビュー」第二弾は、アプリケーションレイヤーセキュリティを中心に・・・5

見出し9月1日去年、このブログにて連載した「Hafiz Farooq Ahmad博士インタビュー」。そして、その第二弾が近日公開です。



予告
今回のインタビューでは、DTSの新プロジェクトの一つとなる「DTS アプリケーションレイヤーセキュリティ L7」の開発コンセプトなどについて語っていただきました。さらに、DTS CEOの高橋との対談も公開予定です。






「クラウドコンピューティング」が浸透すればするほど、そこには鉄壁のセキュリティが必携となります。インフラを創るところはこの先、どんどん集約されて来ます。アイディアは最高なのです。ところが、情報をひとつにまとめていく、SaaSの考え方は素晴らしいですよね。

ただし、そこの脆弱(ぜいじゃく)性は最重要チェックポイントです。ここのセキュリティの重度は、従来より飛躍的に上がります。

そのクラウドにアクセスしたユーザーが、いくら完璧に近いセキュリティを施していたとしても、クラウドに自体のセキュリティに穴があったら意味がありません。「なりすまし」による、数々の仕掛けも脅威です。サイバー・テロ対策等も真剣に考えていかなければなりません。

実はまだ、WEBのアプリケーション側のセキュリティは未だにほとんど手がつけられていない分野なのです。

このあたりの重要なお話が満載の、「Hafiz Farooq Ahmad博士インタビュー」第二弾にご期待ください!

脳=HDD×2?5

見出し09727今日のエントリーは、人間の脳と記憶容量のお話です。以前、DTSの技術開発の研究チーム( DTS technology design team )のNUST大学・ファルーク博士(Hafiz Farooq Ahmad博士)のインタビュー時に出た話で・・・



「自分の記憶のデータタイムマシン」云々というのがありました。先日のミーティングでもふとしたきっかけでこの話題になり・・・というか、最近、ストレージの容量の増加の話題に伴い、様々な技術系情報サイトでこの話題を見かけます・・・具体的には、人間の脳はデータ換算すると、約10TBというのが通説ですね。

例えば、カールセーガン氏の論文が流行した頃、人間の記憶は本○万冊・・・という例えがあったと思うのですが、最近ではこれがより具体的にTBで、さらにDVD-ROMの枚数やHDDの台数などにも例えられて、より具体的に想像できるようになりました。「え?たったそれだけ・・・」と思う気持ちもありますし、「やっぱり多いんだろうな・・・」という気持ちもありますよね。


脳と10TBについては、あらゆる方々がブログで論じています。ちょっと気になったものを引用掲載させていただきますね。

「だがどうやら人間の脳は凄いらしいことだけはよくわかる数字である。」
Meishi’s 「Science Watch」 blog
「脳科学の今」

このブロガーさんは、一般的PCの約50台分という例えをしていて、確かに今使っているこのPC50台分の記憶能力が自分にあるとは思えません(苦笑)。


「HGST、2010年までに5TB HDDを目指す」
The AMD's Cafe

さらに、HGSTから現在の容量の5倍のHDDに注目したブログエントリーがこちら。これが登場した場合、人間の脳はHDDたったの2台・・・

このブログでも、記憶とデータのあの実験の記事を引用しています。
こちらもチェック!
「ヒューマンレコーダー」の実現へ?


昨日・一昨日の猛暑の今日は、また強い雨・・・天候が変わりやすくなっています。夏のお身体にはくれぐれもお気をつけください!

今週はDTSサーバページのオープン。お楽しみに!

NUST大学教授のファルーク博士、梅雨明けの東京に来日。5

見出し09714東京は梅雨明けです!関西を飛び越えて、関東が先に梅雨明けという異例の状況らしいですね。そんな梅雨明けの東京はDTSに、DTSの技術開発の研究チーム(DTS technology design team)の一員であり、NUST大学教授のファルーク博士が来日です。



1東京へは新しいテクノロジーのお土産を・・・・でも、今日のエントリーでは、ファルーク博士がパキスタンから持って来てくださった謎のお土産をご紹介。






3いただいた箱をパッと開けてみると。そこにはパキスタンのスイーツが!
ちょっと見では、何か日本のおでんのようにも見えますが・・・
おだんごのような球状のお菓子は、パキスタンのドーナッツのようなもの。これがかなりの甘さです。これには理由があって、ご存知のようにパキスタンの料理は辛いので、その辛さにマッチするデザートやスイーツはかなりの甘さが必要なわけです。


2ちょうど会議も一段落後でしたので、CEO高橋が自ら皆におすそわけ・・・ファルーク博士、ごちそうさまでした!







さて、その会議で最終詰めが終了しました新しいDTSサーバの情報を明日のエントリーとさせていただきます!




5
貴重なテクノロジー話満載!NUST大学教授のファルーク博士のエントリーはこちらです。

「アノテーション」を利用してインタビュー映像に注釈を加えました5

見出し09130昨日のエントリーでご紹介しました「アノテーション」。YouTube搭載のこの機能を利用して,DTSの技術開発の研究チーム(DTS technology design team)のNUST大学ファルーク博士のインタビュー映像に注釈を加えてみました。



1日本語訳は、DTS CEOの高橋が映像の中でお伝えしておりますので、アノテーションでは、さらにその高橋の訳を要約したものを加えてみました。

このような感じです。昨日も申し上げましたが、やはりこの機能はかなり便利。例えば、こんな考え方もできるのです。




最近は、動画が補足として配置されているブログが多くなってきました。
逆に、動画が中心でテキストが補足というブログも出てくるのではないでしょうか。日本ではまだまだ浸透していない「ビデオブログ」も、このアノテーションを利用すれば、無理なく気軽に動画をアップできるようになるような気もします。映像だけでは間違った解釈の仕方をされてしまう・・・と心配な方は、テキストで注釈するわけです。
・・・あ、こういう発想も、オントロジーのひとつなんでしょうかね。そういった発想からも、ストレージやソフトウェアを開発しているのがDTSなのです。

動画はこちらです
NUST大学・ファルーク博士に聞く「I/Oを集中処理することによって、現在よりもっと確かなコミュニケーションが可能となるのではないか?」(日本語訳あり)


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「ヒューマンレコーダー」の実現へ?5

見出し081215以前のエントリーで掲載させていただきました、NUST大学・ファルーク博士(Hafiz Farooq Ahmad博士 DTSの技術開発の研究チームDTS technology design teamの一員でもあります)インタビュー時に話題となった「ヒューマンレコーダー」・・・


未来のソフトウェアというテーマで行われた、このインタビューでのヒューマンレコーダーの話は、デジャブ(既視感)から始まり脳学的な範疇とコンピュータテクノロジーとの話でかなり盛り上がりました。

taidanHafiz Farooq Ahmad博士に聞く・3「将来の、未来のソフトウェアについて」はこちら


この時、弊社高橋の言葉にあった「自分の記憶のタイムマシンというか・・・その時に見た映像、聴いた音、食べた物の味、匂い・・・そういったものをデータとして再現してしまう」という研究が実現化された(?)という記事がニュースになっていたので引用させていただきます。

夢を映像化!?脳内画像を脳活動から再現
人が目で見て認識している視覚情報を、脳活動を調べることで読み取り、コンピューターで画像として再現することに国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府)などの研究チームが初めて成功した。
2008.12.11 02:00 産経ニュースより抜粋


いやいや、驚きです。
被験者が実際に見た画像と、そのときの脳活動情報を基にコンピューターで再現した画像

というのも掲載されていまして・・・


夢の図




凄い再現度じゃないですか!!これを観た時はちょっと鳥肌がたってしまいました。上が実際に観た映像で、下が再現画像です。

夢の映像再現なども不可能ではないということで、驚愕の実験結果です。対談の時に高橋が言っていた聴覚や、味覚、臭覚の再現も確かに不可能ではないのでしょう。

今日は週明けから、ちょっと刺激的な技術の進歩についてでした。実験の詳細記事はこちらへ。

☆NUST大学・ファルーク博士「将来の、未来のソフトウェアについて」インタビューのエントリーはこちらです。

NUST大学での学会PHOTOレポート5

見出し081106パキスタン・NUST大学での学会の様子を撮影した写真が入手できましたので、予定を変更して、本日のエントリーもパキスタンの話題で。


3NUST大学についての詳細はこちらのエントリーをどうぞ。
教授、技術者、企業などのプレゼンテーション。










2日本からのDTS組も、真剣に各プレゼンテーションに聞き入ります。











1このブログではすっかりお馴染みのDTS技術開発の研究チーム(DTS technology design team)のファルーク博士(向かって左)。中央は弊社C.E.O高橋。パキスタンでの活動も活発になり、お国柄に従い(?)、髭をたくわえております。








4学会の出席者の皆様。


この学会での発表論文なども、掲載予定ですのでお楽しみに!

★NUST大学サイトにて、ファルーク博士(Hafiz Farooq Ahmad博士)による、ベンチマークテスト結果






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DTSのパキスタンでのミニレポート〜お土産編〜5

見出し081105DTSのパキスタン・ITパーク進出関連のエントリーが続きましたが、今日はその最終日。帰国した弊社高橋よりのお土産をご紹介。少しだけパキスタンの香りをお届けします。


DAWN紙これが現地でDTSの記事が掲載された「DAWN紙」その他の新聞です。







DAWN紙アップこれです!かなり大きく取り上げられています。実際に見ると感激です。






nustこちらはパキスタンのNUST大学よりDTSに贈られた盾です。







動画このDVDには、現地の様子がキッチリと収められています。ちゃんと近日、公開予定ですのでお楽しみに!






絨毯なんと!ペルシャ絨毯をプレゼントされました。高橋が機内持ち込みで運んできた逸品でございます。





candyパキスタンのお菓子。タフィーというか、キャラメルのようなスイーツでした。







というわけで、先週末よりお届けして参りましたDTSのパキスタンでのミニレポートはひとまず終了。パキスタンでの活動はこれからも逐一こちらのブログにて掲載していきます。

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パキスタンの「ITパーク」5

みだし1031昨日、弊社C.E.Oがテレビ出演した速報をお届けしましたが、このエントリーの中に出てくるパキスタンの「ITパーク」。業界関係者の方々は既にご存知かもしれません・・・


DTSのアドバイザー、ファルーク博士のエントリーにもあるように、現在、IT産業はパキスタンで急速に発展しています。

インドのIT産業が急激に発展しているのと比例して、パキスタンのIT産業も発展しているようです。

パキスタンには「IT省」が存在していて、2010年までにラホール、イスラマバード、そしてカラチにこの「ITパーク」を開設すると発表しています。インドのニュースサイト「VOICE OF INDIA」によると「インド南部のケーララ州政府は、州内すべての地区にITパークを設立するプロジェクトを発表した。」とあるように、パキスタン、インド地域、意識してはいましたがIT関連の発展スピードがホントにハンパなく速くなっているようです。

なかなか現地のIT事情の情報がネット以外に入らないパキスタンのIT情報、DTSでは逐一このブログでお伝えしたいと考えています。

と、そんなパキスタンやインドのIT事情を考えている週末の夜。今晩は意味なくカレーに決めました!

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