
いつものように、Vol.4の全体キーワードを再度、記しておきましょう。
食事は、基本的に1日、夕食だけ、たっぷり制限なしで食べても大丈夫。朝・昼でお腹がすいた時は、五穀米に昆布、小エビ、ゴマなどを一緒に握ったパワーボールを持参して、朝・昼に数個程度つまんでもOKです。※水は飲んでも大丈夫です。※猛暑日が続いていますので、水分の摂取はお忘れなく!
用語的には、モチリンとグレリン。どちらもホルモンに関することでした。
グレリンには「成長ホルモン」が含まれていて、これは「身体の若返りのホルモン」です。
後編の重要ポイントは、この「身体の若返り」に関係する「サーチュイン遺伝子」。別名「長寿遺伝子」「長生き遺伝子」「抗老化遺伝子」とも呼ばれているのです。サーチュイン遺伝子の活性化により合成されるタンパク質、サーチュインはヒストン脱アセチル化酵素と呼ばれ、ヒストンとDNAの統合に作用し、遺伝的な調節を行うことで寿命を延ばすと考えられていると言われています(寿命効果は、まだ確定した効果であるとは言えないようです)

それではこのサーチュイン遺伝子の寿命の延長以外の作用についてはどんな効果があるのでしょうか?
サーチュイン活性化物質を開発している米国の会社 Sirtris Pharmaceuticals,Inc.のサイトによれば、アルツハイマー病などの神経性疾患、動脈硬化、心不全、慢性閉塞性肺疾患、炎症性腸疾患、2型糖尿病、そして、「肥満」にも効果があるということです。
後編は少し専門的なお話となりましたが、老化や肥満などは「成長ホルモン」と関連する(グレリンなど)と覚えておいてください。ちなみに、サーチュイン遺伝子は以前にテレビで紹介されて話題となったこともあります。
※ダイエットをお考えの方は、まだまだ猛暑日が続いていますので、くれぐれも水分の補給はお忘れなく!