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認定

「化粧品のハラル認定」

mds_2014_9_30以前から「化粧品のハラル認定」についてお話してきました。そして、正式に日本ハラルファンデーションにおいても、認定作業が可能となりましたのでとり急ぎ、この DTSブログにて先行してお知らせいたします。



食品以外のハラル認定についてはこのブログでもお伝えしてきました。


今月正式オープンの日本ハラルファンデーション公式サイトより抜粋

EU各国やGCC(石油産出国)、アフリカへの貿易拠点として利用され、商品も倉庫に保管されているドバイでは、化粧品に関して、国内製造の医薬品、サプリメントの 成分分析とその認証を2014年7月から開始されることとなり、さらに2015年の4月より、「ハラル認証商品以外は、同国に持ち込めない」という「ハラル認定品限定制度」が正式に制定されました。




既に、来年の4月まであっという間です。もちろん化粧品ばかりでなく、健康食品、サプリメント、医薬品も同じ扱いとなることが決定しています。

今回、皆様にご提供可能な化粧品統一規格は、PS:5319-2014基準及び、PS:4992-2010、PS:3733-2010という基準となります。(お急ぎの方で詳細ご希望の方は下記のフォームよりご連絡くださいませ)

ここで、DTS ブログにおける過去のハラル認定と化粧品についてのエントリーをまとめておきます。

ハラル認定限定制度
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1632410.html

ハラル認証の統一への動きは「OIC主導」で動き始めています。
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1625810.html

ハラール認定取得の英国コスメブランド
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1617792.html


★ご連絡先(DTSお問合せメールフォームからどうぞ)
http://www.dts-1.com/contact-us-p-528.html

製造工程のハラル認証手順

mds_2014_7_14お願いいたします!この週末あたりから、
夏っぽい天気になってきました。そろそろ東京にも梅雨明けの声が聞こえてくる気配。みなさま、体調にはお気をつけくださいませ!


さて、今週は日本ハラルファンデーション、本部ハラルファンデーションの「具体的なこと」を中心にお送りしていきたいと思います。

企業でハラル製品の販売をお考えの方は、今週のエントリーはぜひともご注目くださいませ。

さて初日の今日のエントリーは、製造工程のハラル認証手順について。

ハラルファンデーションの食品、サプリメント系製品などの製造工程のハラル認証は以下のような認証手順となっています。



1. ハラル審査申請書の記入

2. ハラル審査申請書の社団への提出

3. 社団での審査

4. ハラル検査のスケジュールと概算費用提示

5. ハラル検査の依頼

6. ハラル検査の実施 (シャリアの法律家と化学分析委員の現地立会い検査)

7. 認定合否の通知

8. 申請料の納付

9. ハラル認定書の発行




「6. ハラル検査の実施」について

日本ハラルファンデーションでは、シャリア法に則ったハラル基準で食品、 食材のハラル認定をその成分分析結果と、 作業手順の確認のうえ承認し認定しています。

この認定の合格した食材もしくは製品は、基本的に世界のイスラム国家を中心に輸出販売することが可能となります。(対象地域につきましては、今週のエントリーで詳しくご説明いたします)

基本的な認定の観念として、次の2つが挙げられます。

1. 化学的な成分分析

2. シャリア法に則った食材の処理、倉庫、 流通管理



明日は、製造工場内における検査内容と物流・倉庫などについてご説明いたします。


最近のハラル関連記事

ハラルコンプライアンスのためのスキル
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1624416.html

ハラルの「数量化」「定量化」、そしてシャリア法典からの観点
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「品質の基準とハラルの標準化に対する融合」
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OIC と SMIIC
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1622628.html

国ごとに異なるハラル認定・2「ある国が認めるハラル認定基準が別の国では通用しない」
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国ごとに異なるハラル認定・1
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グルテンフリーとハラル
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1622049.html

「サービス業者が運営しているビジネス」としてのハラル認定
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1621954.html

ハラル認定のグレーな判断を是正するための「数値」。
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1621823.html

World Halal Assembly(世界ハラール会議)詳細・1
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1621610.html





国ごとに異なるハラル認定・3

mds_2014_6_26今日も、「国ごとに異なるハラル認定」のお話のエントリーとなります。




国ごとに認定が異なる・・・つまり、インドネシア、マレーシア系でのビジネスをお考えの方はインドネシア、マレーシアでのハラル認定をご利用いただいて問題無いと思います。そして、例えば、ハラルファンデーション(パキスタン)でハラル認定を取得した場合は、中東地域、ヨーロッパ、アフリカ、トルコなどでのビジネスが可能となります。もちろん、製品に記載するロゴの違い自体でわかるようになっています。

もう少し、身近な例えでは、例えば日本国内でインドネシア、マレーシア人向きのレストランでハラルフードを提供する場合、インドネシア、マレーシアで取得したハラル認定で良いかと思われます。それが、例えば中東地域・・・パキスタン料理店、あるいはトルコ料理店などの場合、また異なる国のハラル認定でなければ通用しません。

最近頻繁に言われている「国ごとのハラル認定」を簡単に言うとこんな感じになります。

パキスタンのスイーツ製品。もちろん、こういった製品のひとつひとつにハラル認定ロゴが表記されています。すべての成分も表示されています。

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「サービス業者が運営しているビジネス」としてのハラル認定

mds_2014_6_19本日も、世界ハラル会議@イスラマバード関連のレポートなどをお送りいたします。


今回の世界会議の大きなテーマの1つに「ハラル認定の統一化」があります。

現在、国ごとに、あるいはその同国内においてさえも、バラバラな認定判断、あるいは「勝手認定」とも言えるようなものが多発している状況です。

今回の会議では、さらに細かく、宗教上の矛盾点、化学分析上の矛盾点なども追求され、混沌としている(認定)業界の問題を是正する動きがスタートしています。

会議資料より。ハラル認定はISOと同様に必須。さらに流通方法などもハラル認定が必要な場合もあります。
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ハラルのために、イスラム教の人間がそこに存在しなければならなく、屠殺の仕方はもちろん、お祈りなどの一連の流れの中で行われていなくてはなりません。イスラムの方の立会も、実際にシャリア経典の詳細を熟知していることが必須条件です。

そういった方がいない、存在しない認定コースも乱立している状況です。これが許可される国はありません。これは、「サービス業が運営しているビジネス」に他なりません。特に非イスラム圏でそういった形でやっている団体が存在するので、これを是正するのが今回の世界会議の大きな目的の1つです。

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ハラル認定のグレーな判断を是正するための「数値」。

http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1621823.html


ハラル認定のグレーな判断を是正するための「数値」。

mds_2014_6_18本日のエントリーでは、パキスタンの「ハラルファンデーション」本部の・・・というよりは、「ハラル」の「数値」というものについてお話させていただきます。


この「数値」に関しては、6月4日に開催された世界ハラル会議@イスラマバードでも話題の核心となっています。

現在、世界各国で行われて(しまっている)ような、個々の、バラバラな、或いは独自の解釈だけで発行しているような、ある意味無法地帯とも言えるようなハラル認定の無制限な認定方法を、少し是正するといったような考えから、「ヘルシー」「健康的(体に良い影響を与え得る)」という概念を人間に害があるのか無いのかという見地から考えると、「数値」を使用してもっと大きな意味合いで考えることが可能となります。


DTS CEO 高橋(工学博士) 日本ハラルファンデーション理事長
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例えば、パキスタンの「ハラルファンデーション」本部の場合、日本国内でも数値化をクリアにすることにより、ハラル認定の判断もよりクリアなものとなるという考えがあります。例えば、日本国内では実際にハラルの人間がいない場合・・・こちらの食品、あるいは他の分野の製品から分析した数値を、パキスタン現地の数値と照合して認定の基本とすることが可能となるわけです。

世界各国のどこの土地でも、その「共通の数値」「グローバルな数値」で判断側が把握、そして認定を許可することが可能となるのです。数値の標準化。ここには濁りがありません。

今回のハラルレポートは、まずはこの「数値」というキーワードからスタートさせていただきます。



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World Halal Assembly(世界ハラール会議)速報・1
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World Hala Assembly(世界ハラール会議)速報・2
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高橋宏尚・ハラールインタビュー・3

mds_2014_3_6本日も「日本ハラールファンデーション理事の高橋宏尚のインタビュー」第三回目をお送りいたします。今日は取得プロセスの第一回目。



「例えば、日本側で企業様(食品・アパレル・日常品:物流関連など)の製品、サービスをハラール認定する場合、我々ファラールファンデーションジャパンとして考えた場合、認定するシャリアの方をパキスタンから日本に呼ぶことになります。


「シャリア法典と科学的分析結果での2つのプロセスで認定されます」(高橋宏尚)
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実際に、日本の製品・サービスの各工程をチェックしていただきます。これがシャリア法典であるところのプロセスとなります。

認定プロセス例(クリックで拡大)
HFJについてプロセス













こちらと並行して、内部成分分析を実行します。これは日本国内でも行うことが可能ですし、パキスタン政府公認施設でチェックすることも可能です。成分分析で問題が無いことが判明された場合、科学的分析結果と処理をしているシャリア法典の認定者の方が最終的に認定した結果の両方で認定番号が発行されることとなります。


これがプロセスの概略となります。次回は、実際に日本のメーカー様、サービス企業様がハラール認定取得にかかる費用とシャリア法典の考え方についてのお話をさせていただきます。」
(日本ハラールファンデーション・理事長 高橋宏尚)


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高橋宏尚・ハラールインタビュー・1「つまり、もしかしたら、日本酒やビールでもハラール認定が取得出来る可能性もあるわけです。」


高橋宏尚・ハラールインタビュー・2「実はこの時に使用するアルコールは、ハラール上では問題になりません。」

高橋宏尚・ハラールインタビュー・2

mds_2014_3_5本日のエントリーでも、日本ハラールファンデーション理事の高橋宏尚のインタビューの続きをお送りします。




(続き)
例えば、日本の医薬品、サプリメントなどもハラール認証を取得することが可能なのです。成分調合剤にアルコールを使用することがあります。実はこの時に使用するアルコールは、ハラール上では問題になりません。これは、「蒸発してしまえば問題がない」ということになるのです。


「医薬品、サプリメントなどもハラール認証を取得することが可能なのです。」(高橋宏尚)
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遺伝子組み換え(昨日のエントリー)については、まだ本部では話は進行していないのですが、僕の方ではなんとか進行させておきたいところです。

ファラールファンデーションジャパンについ

我々日本ハラールファンデーションジャパンは、本部であるハラールファンデーション(パキスタン)の日本支部という位置付けの団体となります。すなわち、本部ハラールファンデーションで持つ権利などはすべて我々が引き継いでいるというわけです。

例えば、ハラール認定をする実際のシャリア法典を勉強した方がいないとなりません。当然、イスラムの方でその方たちは大学のコースを4年間履修して卒業した方に資格があります。

明日は実際の日本での認定の仕組みについてお話します。

(日本ハラールファンデーション・理事長 高橋宏尚)


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高橋宏尚・ハラールインタビュー・1

「日本ハラールファンデーション」
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1586855.html

「ハラール」についての簡単な概略、日本のハラール団体について。

「ハラール認定者の教育」
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1587529.html

講義はカラチ大学などの国立大学のカリキュラムに組み込まれているものです。そして、それらのコースへの参加を推奨することになります。

「日本ハラールファンデーションの具体的な運営内容」
http://blog.livedoor.jp/dts_1/archives/1588085.html

本部である Halaal Foundation(ハラールファンデーション)の日本での機関として、その全ての業務を代行します。

日本ハラールファンデーションの認定の種類

mds_2013_10_24ここ連続のエントリーで、DTS が代表を務めさせていただきます「日本ハラールファンデーション」についてご紹介させていただいております。


我々は、正式に国家レベルで運営されているハラールの団体と契約しているのですが、国の中には、個人でハラール取得団体を運営されている方が多く存在する国もあります。特に正式な許可なく、出処が不明確(自分たちの自己解釈による運営)な場合が多いと言われています。

一方では、例えばサウジアラビアなどはハラール取得していない食品の輸入はすべて認めず、もし無許可で販売した場合、犯罪となります。

このように、ハラールの考え方は国よって定義がまちまちになっている状況です。

我々は、ハラールを国際標準として考えて、まずは科学的に成分分析を行い、判別を行った上で許可を発行するといったことを目指しています。


パキスタンのファラールファンデーションオフィスにて。
Shariah Based Halaal Awareness Research & Certification Organization


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ハラール認定の種類

●ハラールに沿った食材、食品加工工程の持つ製造業者にハラール認定を発行。

●ハラールに沿った飲食店の食材加工処理、工程を確認し、ハラール認定を発行。認定レストランとしてハラールファンデーションジャパンのwebサイトに表記。(これにより、イスラム圏の海外からの旅行者の方々にも安心してお食事をご提供できることとなります)

明日は、ハラール認定者の教育についてご紹介してみたいと思います。台風が近づいている様ですので、くれぐれもお気をつけくださいませ。

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日本ハラールファンデーション

ハラール認定には注意が必要です

ハラール認定には注意が必要です

mds_2013_10_22昨日のエントリーでは、「日本ハラールファンデーション」についてお知らせいたしました。



日本からイスラム圏に食品(他)を輸出する際は、このハラール認定が絶対条件となります。例えば、大豆。実は大豆が入っている食品はハラール認定を受けることは不可能です。

ということは、ハラムということになってしまい、日本でも言われているような遺伝子組み換えのような考え方で弾かれてしまいます。逆にイスラム圏以外での海外でも女性を中心としてハラール認定された食品のみを食べるといった動きも出ています。健康食の一種として受け入れられる動きも出ているということです。

さらに、ハラールは食品ばかりでなく、「肌に触れるものはすべて」関係してくると思ってください。化粧品、下着、眼鏡など直接に肌に触れる製品はすべてです。

イスラム圏では、世紀なハラール認定を提供する団体が多くの食品メーカーや生活消費部材メーカーに正しい始動を行うと同時に、認定を行える人材を教育するプログラムを大学に開講して、正しいハラール食品提供活動を行っています。

日本でハラール認定を受ける時に必ず気をつけなければならないのは、「現地のハラール公式法人」に認定されているのか、という点です。DTS は、正式にパキスタン政府認定の PSQCA(Pakistan Stamdards of Quality Control Authority)公式ハラール認定契約を結んでおりますので、安心してご利用いただけます。

海外のハラール認定の団体でも、非営利団体を含め、いくつかの好意的な意思で活動している団体も多いのですが、その大半が利益のためだけの否認団体ですので注意が必要です。


パキスタン政府認定のハラール認定資料
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日本ハラールファンデーション

イスラム圏でのビジネスを考えている方は無視できないHALAL

mds_1244みなさん昨日の暴風は大丈夫でしたか?被害が大きくなった地域もあり、去年の震災や台風に続き、日本は(世界は)常に自然と一緒にあるということを自覚した一日でした。



さて、昨日のエントリーでご紹介しました「HALAL(ハラル)認定」。今日のエントリーでも少し補足、研究してみます。(日本語では、ハラルまたは、ハラールとなります)

さてまず昨日はご説明できませんでしたが、HALALの意味。これは、イスラム教の正しい製品・サービス・活動のことです。wikiペディアでは
「イスラム教で許された項目」
とあります。反語はハラム。イスラム教徒にとって有害なものという意味になります。(ハラルとハラムの中間の疑わしいものはシュブハ)

このハラムの方に入る製品を販売、輸入した場合は法によって罰せられることもあります。昨日のエントリーでも書かせていただきましたように、日本では主に豚肉や酒がハラムの対象になると思われていますが、アイテムは多岐に渡ります。

インドのハラムマーク(wikiペディアより引用)
Halal_India_logo





wikiペディアに興味深い情報が掲載されていたので引用してみました。

国内に在住するムスリム向けの食材店が中心だったが、近年ではハラールフードを売り物にする店も登場している。またイスラム教圏からの留学生への対応として、学生食堂のメニューにハラールフードを追加する大学も現れている(東北大学など)。
中国でも元来ムスリムの間で食べられていた清真料理が、安全性やヘルシーさなどから非イスラム教徒にも注目されている。


「ハラールフード」なるジャンルが存在するとは驚きです。
現在、世界のイスラム教徒の人口は16から30億人と予測されています。つまり、それだけハラル市場が拡大するということになり、イスラム圏でのビジネスを考えている方は無視できない重要事項となります。

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