友人から以下画像のURLが送られてきました。
ちなみにメールのタイトルは「あ〜あ・・」です。
正直またですか?という所。
いわゆるアスキーアートの権利に関わる話。
数年前にも大手玩具メーカー "タカラ"が商標登録を申請し、
大ブーイングとともに申請を中止した経緯があります。
いつの間にかコピーライトがavex/わた氏になっていますね。
理由も商標に関する担当者も私の知らない方ですので
理由と根拠についてなんともいえませんが・・・
ありがちな考え方では"わた氏"が自分の権利と主張した
ことによりavexが商標の登録に到ったという事でしょうか?
では検証してみましょう。

いくらなんでもこれに権利を主張するのは狂気の沙汰です。
私がドラえもんに眉毛を加えたら私の創作物になるのでしょうか?
創作するってそんなレベルの低いことだとは知りませんでした。
画像を見ても判るように誤差は数ミリのディテールに過ぎず
"のまねこ"のキャラクター資質にある床を叩いたりする
"アクション"は"のまねこ"がオリジナルとは到底いえないものです。
これら出来事を踏まえても、
ブーイングを承知の上での行動としか思えませんが、
商品化となればそれ以上の問題が発生すると想定されます。
そもそもインターネット内で形成された文化は
「誰がオリジナルであるか」かは問題ではなく、
ユーザーの共有資産だと私は感じています。
"アスキーアート"はその中でも最も認知されている
共有資産だと言えるでしょう。
この件が法律上の規制を逃れたとしても
そういう類の議論ではないということです。

かつてのSMILE MARKに近い例を感じます。
(調べてはいませんが)
音楽業界の大多数が「違法ダウンロードはやめてください」と
法律規制対象外の懸案事項に文化育成論や
知的文化の大切さを訴えている現状があります。
音楽業界や音楽家もその身を削る思いを持ちながらも
音楽配信という低価格路線を導入する努力をし、
徐々に理解されはじめてきたに過ぎません。
それらに逆行した振る舞いは理解に苦しく、
私たち音楽家も音楽を大切にしていただけるように願い、
可能な限りの改革を試みてきたつもりです。
それら努力が水泡に返された様な気分も感じております。
個人的な見解ですが、今回の件に関し、
avex担当者のインターネットに対する意識レベルに疑問を感じます
彼らの仕事柄、TV信奉者が多いことは頷けますが
そこに過信し過ぎている印象をこの1年、捨て切れてはいません。
結果的にはコンテンツ製作者を軽視した意識を導き
このような出来事を生み出していると考えられます。
では「誰がAAを殺したのか」
数ミリの違いで権利を主張する事に見受けられる
"創作"という概念と質の低下。
そしてネットに対する意識レベルの低さがついに災いと化した。
というのが私の率直な感想です。
これにより不買運動などの流れが起きたら残念です。
我々含め、avex所属アーティストには何ら非が無い事を
御理解いただければ幸いです。
追記:9/8 23:58
私への相応な風当たりと共に分かった事ですが、
上記の件はavex内でも賛否両論が分かれいる事柄の様です。
今の私としてはavex全アーティストまで巻き込んだ
"不買運動"を迅速に収拾して戴く事を願うばかりです。
何か私に動きがありましたらまた御報告致します。
追記:9/9 21:35
■インスパイア■
avexが巷で言われる"のまねこ汚職"に
オフィシャルコメントを出した様です。
コメントでは・・・・
「パクリでは無く、”インスパイア”されたものだ」
「一般の人がAAを使用することを制限しない」
と主張しています。
まず上場企業が"インスパイア"という言葉の
使い方を間違えている事に驚きです。
そして利用制限への発言。
”制限”されるのは一般ではなくavexです。

多分、このコメントには日本中の企業、
及び個人が冷笑していることだと思います。
そもそも「インスパイア」という言葉は盗作を肯定するために
引用されるものではありません。
「特定の作品をリスペクトして生まれたものだ」
という創作者の意思表示に使用される言葉であるべきです。
勿論、作品が類似していては意味を持ちません。
創作者は時に”オマージュ”という言葉も使用しますが、
それは意図的に”似せることで表現する”際等に使用されます。
勿論、オマージュの対象となる創作物の著作者が
意義を唱えれば著作権法に抵触する可能性が大きいでしょう。
この数年、音楽業界や音楽家は著作権の大切さを訴えています。
しかしそれら運動の要となるレコード会社が
グレー、いや”限りない黒”と世論から指摘されている
創作物に関与するということは
著作権の概念を自ら破壊する選択だと思います。
「企業倫理や道徳よりも金が全て。それが株式会社だ。」
と主張するには結構な事です。
しかし多くの企業はこれほどまでの問題を起こすことなく
頑張っているのではないでしょうか?
私を含めた一般の人々も同様です。
人のものを盗んで生活をしている訳ではありません。
不景気、そして将来に不安を描きながらも
日々切磋琢磨して生きているのです。
「多少なりとも影響力ある君(私)がブログでああいいうことを・・」
と申されましたが、私の意見は逆です。
「多少なりとも影響力のある企業がこういうことを・・・」
ちっぽけな私のブログが今回のビジネスを左右する程に
影響あるのかも疑問。
そんな事で左右する計画だったとすれば
誰に指摘されても仕方ない事ではないでしょうか?
「曲だって売れるならば人から盗んでもいいんだよ」
という考え方が一部に存在するのも承知しています。
しかし類似品と”贋作”の違い位は理解する必要があるでしょう。
”のまねこにインスパイアされた”という
間違えた言葉の弁明を心を悪にし、
肯定的に受け止めたとしましょう。
しかし"オリジナル商品"として扱う以上、
消費者が「これはAAキャラクターだ」と
誤認識して購入する可能性もあります。
これは別の問題を引き起こすことにもなるでしょう。
この問題は全ての創作者と
AAから産まれるエンターテインメントを無償で提供し、
そして育成してきた人々への侮辱的行為と
評価されても仕方の無い事です。
創作者はいかなるときも誇り高く、
そして創作されたものは美しくあるべき。
勿論、過ちは誰もが犯すことですので
それを認めることは恥ずべき姿勢ではないと思います。
"この世界"に従事するものであれば、
ディズニーの”ライオンキング問題”を思い浮かべれば良いでしょう。
この問題は2ch.net文化に限った問題では無い
と私は明言できます。
私がBLOGに書き示した内容目当てに
様々な場所から毎日18〜20万の人が訪れています。
風化どころか日々アクセスは増大しています。
それは毎日1.5倍の比率です。
avexはこの情報から学び得ることもあろうかと思います。
そして社内にも否定的な意見を持つ人が多いこともお忘れなく。
私にとってのavexとは愛するべき会社です。
まだスタッフが十数人の頃から御付き合いさせていただいております。
自分の足で自分が愛するレコードを手に、
ラジオ局やDJなどに頭を下げ、
日本中を駆け巡ったMAX松浦氏は
音楽業界が身をてらすべき鏡です。
そうして産まれたavexだからこそ、
私はavexを愛し、そして苦言を述べております。
昨夜22:00、avexから電話を受けました。
「avexの中で木村ブーイングが起きていて
M.O.V.Eのプロモーションに悪影響が予想される。」
と圧力かけられました。
しかし私はavexに関わる人間だとしても
"明確な黒"を白とはいえません。
avexを愛していますがavexや誰かを信仰している訳ではありません。
そしてavex全てを批難している訳でもありません。
作品を生み出し、人々に伝える、という責任感を持った
本来のavexに戻って欲しいと心から願っているのです。
そして胸を張って自分達の作品(商品)だと言える会社に。
今日の私の投稿はボタンを押すに時間を要しました。
心中を察して頂ければ幸いです。
追記■9/11 am3:30 am8:30改編
(風評的問題を避けるためam3:30投稿を消去しました)
今の私としましてはavexの対応を見ることが先決に感じますので
連絡や進展があり次第御報告させていただきます。
私如きに向けた皆様から温かいお言葉には躊躇いもございますが
全て心に留めさせていただきます。
ありがとうございます。
諸問題をまとめたサイトが閉鎖されたようです。
http://www.bmybox.com/~studio_u/nomaneko/
ちなみにメールのタイトルは「あ〜あ・・」です。
正直またですか?という所。
いわゆるアスキーアートの権利に関わる話。
数年前にも大手玩具メーカー "タカラ"が商標登録を申請し、
大ブーイングとともに申請を中止した経緯があります。
いつの間にかコピーライトがavex/わた氏になっていますね。
理由も商標に関する担当者も私の知らない方ですので
理由と根拠についてなんともいえませんが・・・
ありがちな考え方では"わた氏"が自分の権利と主張した
ことによりavexが商標の登録に到ったという事でしょうか?
では検証してみましょう。

いくらなんでもこれに権利を主張するのは狂気の沙汰です。
私がドラえもんに眉毛を加えたら私の創作物になるのでしょうか?
創作するってそんなレベルの低いことだとは知りませんでした。
画像を見ても判るように誤差は数ミリのディテールに過ぎず
"のまねこ"のキャラクター資質にある床を叩いたりする
"アクション"は"のまねこ"がオリジナルとは到底いえないものです。
これら出来事を踏まえても、
ブーイングを承知の上での行動としか思えませんが、
商品化となればそれ以上の問題が発生すると想定されます。
そもそもインターネット内で形成された文化は
「誰がオリジナルであるか」かは問題ではなく、
ユーザーの共有資産だと私は感じています。
"アスキーアート"はその中でも最も認知されている
共有資産だと言えるでしょう。
この件が法律上の規制を逃れたとしても
そういう類の議論ではないということです。

かつてのSMILE MARKに近い例を感じます。
(調べてはいませんが)
音楽業界の大多数が「違法ダウンロードはやめてください」と
法律規制対象外の懸案事項に文化育成論や
知的文化の大切さを訴えている現状があります。
音楽業界や音楽家もその身を削る思いを持ちながらも
音楽配信という低価格路線を導入する努力をし、
徐々に理解されはじめてきたに過ぎません。
それらに逆行した振る舞いは理解に苦しく、
私たち音楽家も音楽を大切にしていただけるように願い、
可能な限りの改革を試みてきたつもりです。
それら努力が水泡に返された様な気分も感じております。
個人的な見解ですが、今回の件に関し、
avex担当者のインターネットに対する意識レベルに疑問を感じます
彼らの仕事柄、TV信奉者が多いことは頷けますが
そこに過信し過ぎている印象をこの1年、捨て切れてはいません。
結果的にはコンテンツ製作者を軽視した意識を導き
このような出来事を生み出していると考えられます。
では「誰がAAを殺したのか」
数ミリの違いで権利を主張する事に見受けられる
"創作"という概念と質の低下。
そしてネットに対する意識レベルの低さがついに災いと化した。
というのが私の率直な感想です。
これにより不買運動などの流れが起きたら残念です。
我々含め、avex所属アーティストには何ら非が無い事を
御理解いただければ幸いです。
追記:9/8 23:58
私への相応な風当たりと共に分かった事ですが、
上記の件はavex内でも賛否両論が分かれいる事柄の様です。
今の私としてはavex全アーティストまで巻き込んだ
"不買運動"を迅速に収拾して戴く事を願うばかりです。
何か私に動きがありましたらまた御報告致します。
追記:9/9 21:35
■インスパイア■
avexが巷で言われる"のまねこ汚職"に
オフィシャルコメントを出した様です。
コメントでは・・・・
「パクリでは無く、”インスパイア”されたものだ」
「一般の人がAAを使用することを制限しない」
と主張しています。
まず上場企業が"インスパイア"という言葉の
使い方を間違えている事に驚きです。
そして利用制限への発言。
”制限”されるのは一般ではなくavexです。

多分、このコメントには日本中の企業、
及び個人が冷笑していることだと思います。
そもそも「インスパイア」という言葉は盗作を肯定するために
引用されるものではありません。
「特定の作品をリスペクトして生まれたものだ」
という創作者の意思表示に使用される言葉であるべきです。
勿論、作品が類似していては意味を持ちません。
創作者は時に”オマージュ”という言葉も使用しますが、
それは意図的に”似せることで表現する”際等に使用されます。
勿論、オマージュの対象となる創作物の著作者が
意義を唱えれば著作権法に抵触する可能性が大きいでしょう。
この数年、音楽業界や音楽家は著作権の大切さを訴えています。
しかしそれら運動の要となるレコード会社が
グレー、いや”限りない黒”と世論から指摘されている
創作物に関与するということは
著作権の概念を自ら破壊する選択だと思います。
「企業倫理や道徳よりも金が全て。それが株式会社だ。」
と主張するには結構な事です。
しかし多くの企業はこれほどまでの問題を起こすことなく
頑張っているのではないでしょうか?
私を含めた一般の人々も同様です。
人のものを盗んで生活をしている訳ではありません。
不景気、そして将来に不安を描きながらも
日々切磋琢磨して生きているのです。
「多少なりとも影響力ある君(私)がブログでああいいうことを・・」
と申されましたが、私の意見は逆です。
「多少なりとも影響力のある企業がこういうことを・・・」
ちっぽけな私のブログが今回のビジネスを左右する程に
影響あるのかも疑問。
そんな事で左右する計画だったとすれば
誰に指摘されても仕方ない事ではないでしょうか?
「曲だって売れるならば人から盗んでもいいんだよ」
という考え方が一部に存在するのも承知しています。
しかし類似品と”贋作”の違い位は理解する必要があるでしょう。
”のまねこにインスパイアされた”という
間違えた言葉の弁明を心を悪にし、
肯定的に受け止めたとしましょう。
しかし"オリジナル商品"として扱う以上、
消費者が「これはAAキャラクターだ」と
誤認識して購入する可能性もあります。
これは別の問題を引き起こすことにもなるでしょう。
この問題は全ての創作者と
AAから産まれるエンターテインメントを無償で提供し、
そして育成してきた人々への侮辱的行為と
評価されても仕方の無い事です。
創作者はいかなるときも誇り高く、
そして創作されたものは美しくあるべき。
勿論、過ちは誰もが犯すことですので
それを認めることは恥ずべき姿勢ではないと思います。
"この世界"に従事するものであれば、
ディズニーの”ライオンキング問題”を思い浮かべれば良いでしょう。
この問題は2ch.net文化に限った問題では無い
と私は明言できます。
私がBLOGに書き示した内容目当てに
様々な場所から毎日18〜20万の人が訪れています。
風化どころか日々アクセスは増大しています。
それは毎日1.5倍の比率です。
avexはこの情報から学び得ることもあろうかと思います。
そして社内にも否定的な意見を持つ人が多いこともお忘れなく。
私にとってのavexとは愛するべき会社です。
まだスタッフが十数人の頃から御付き合いさせていただいております。
自分の足で自分が愛するレコードを手に、
ラジオ局やDJなどに頭を下げ、
日本中を駆け巡ったMAX松浦氏は
音楽業界が身をてらすべき鏡です。
そうして産まれたavexだからこそ、
私はavexを愛し、そして苦言を述べております。
昨夜22:00、avexから電話を受けました。
「avexの中で木村ブーイングが起きていて
M.O.V.Eのプロモーションに悪影響が予想される。」
と圧力かけられました。
しかし私はavexに関わる人間だとしても
"明確な黒"を白とはいえません。
avexを愛していますがavexや誰かを信仰している訳ではありません。
そしてavex全てを批難している訳でもありません。
作品を生み出し、人々に伝える、という責任感を持った
本来のavexに戻って欲しいと心から願っているのです。
そして胸を張って自分達の作品(商品)だと言える会社に。
今日の私の投稿はボタンを押すに時間を要しました。
心中を察して頂ければ幸いです。
追記■9/11 am3:30 am8:30改編
(風評的問題を避けるためam3:30投稿を消去しました)
今の私としましてはavexの対応を見ることが先決に感じますので
連絡や進展があり次第御報告させていただきます。
私如きに向けた皆様から温かいお言葉には躊躇いもございますが
全て心に留めさせていただきます。
ありがとうございます。
諸問題をまとめたサイトが閉鎖されたようです。
http://www.bmybox.com/~studio_u/nomaneko/