2006年11月01日

アンダーグラウンド

店のお客さんと会話をしていると、

いちばん白熱する話題はやはり食べ物かもしれない

(当然といえば当然なのだが)

高級料亭、お寿司屋、イタリアン、フレンチだけでなく

安くて美味しい居酒屋まで、さまざまな情報を頂ける

「シェフ、○○寿司のお寿司が美味しいんだけど行ったことある?」

「まだないですね」と答えると

手帳を破いて住所とご丁寧に地図まで書いて教えてくれたりするが

ここだけの話、きれいに折りたたんでポケットにしまい込むだけで

まず生かしたことがない

しかし先日、食の快楽追求に関してはひじょうにマメなH氏に

なんだか気になるお店を紹介してもらい覗いてみた

「料理も美味しく、ロックも見ることができる」というお店

ロック居酒屋(勝手に付けさせて頂いたが) 「うまいぞいや哲」

一風変わった店名が気に入った

場所は新天地の奥にある、中央美食街のいちばん奥

暖簾を振り分け「ガラガラ」と戸を開け店内に一歩踏み込むと

そこは70年代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥る空間

キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、レッド・ツェペリンなどの

ロック好きにはたまらないポスターが天井や壁一面に張られていて

カウンターのみの小さな店だが、自分が座った後ろの棚には

映画やロックDVDがところ狭しと並べられている

ここは店主とお客たちが長い年月をかけて練り上げてきた店であろう

40代半ばと思われるお客さんが、72年頃の「シカゴ」のライブ映像を

食い入るように見ながら「この頃、僕はね・・・・・・・・・・・」と

青春時代を懐かしむかのように店主との会話を楽しんでいた


さて、肝心の料理は

なかなかどうして、新鮮なものを仕入れてるではないか

酒場定番料理はもとより、あん肝、香箱がに、刺身も豊富

山葵は、本山葵を鮫皮で擦っていた

あなどれないぞ、ここの店主は! 次回ゆっくり料理を堪能してみよう


アンディ・ウォーホール












アンダーグラウンド

辞書で調べてみると

「アングラ=地下の意の「アンダーグラウンド」の略
商業性を無視し、独自の主張をする前衛的で実験的な芸術、作品」

と記されている

派手さはないが、存在感があるいぶし銀のような

今では貴重になってしまった酒場であるかもしれない

ここはまさしく、おやじたちの美食のアンダーグランド酒場

ちょっと壷にはまりそう



dumas_1996 at 23:17│Comments(0)TrackBack(0)酒場 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔