感動のトリノが閉幕しました! 

閉幕式では、日本唯一の金メダル!ミスタードナッツではなく

ミスドーナッツに輝いた!荒川選手が、肩車されて登場しました。

そして、情熱をテーマとした感動的なエンディングでした!

 

今回の冬季五輪、何かこの感覚は、過去に記憶があるなぁ。なんだろう。と思っていたのですが、私が大学時代に、日本スキー連盟(SAJ)のバッジテスト【1級】取得への道に似ていたのでした。

オリンピックと1級取得では、雲泥の差がありますが、私は、大学2年生のシーズンから、3年間、シーズン中は、スキー場のロッヂで働いておりました。

その期間の、個人的目標は1級取得でした。東の浦佐、西の岩岳と言われるほどに、1級合格率が低く、レベルが高いところで取得したい!と、熱い気持ちで岩岳で励んでいたのです。

初年度は、1級を受けるために、まずは2級が必要ということで、2級にチャレンジしました。これは、楽勝といっていいほど簡単に合格しました。ここまでは、開幕前の期待ムード一色の日本と合致します。

そして、2シーズン目、必ず今シーズン中、1級だ!

気合を入れてのシーズンインだったのですが、これが、なかなか受かりません。

1級は、パラレル・ウェーデルン・ステップターン・ゲレンデ・シュプルング(ジャンプ)・総合滑降と5種目のテストを受けます。(当時)

そして、70点が合格点で、だいたい68〜72点の間で採点されます。そして、5種目の合計点が、350点以上で、見事1級合格となるのです。

総合点で、わずか1ポイント足りない・・・

私は、連続して不合格となりました。

まさか、、、、

十分、合格間違えなし!自他共に、そんな気持ちでいたのです。

まるで、メダルを取って当然!と計算していた種目が、ことごとく4位に終わり、あと一歩、届かない状況でした。

わたしが働いていたロッヂは、ある意味、岩岳スキー場の老舗というか、顔的存在でありました。わたしと同様に、1級不合格を続ける、先輩と二人して、プレッシャーがかかりました。

冗談まじりで

「ロッヂ●●で、仕事しているヤツが、何回も落っこちて、あんまり恥かかせるな」

的な、ことまで言われてしまう始末。

有形、無形のプレッシャーがかかりました。

・・・・・

※1級の壁は、けっこう高いんです。すんなり合格してしまう人もいれば、何十回試験を受けても合格できない人もおります。

 

そして

勝負のチャレンジは続きます。

最終種目、総合滑降で69点以上取れば、合格という、1点ビハインドで臨んだ3回目の挑戦。総合滑降とは、急斜面からスタートして、中斜面、緩斜面を自由に滑っていいのです。ただし、その中で表現しなければなりません。

パラレルで、スピードに乗せて、その後、中斜面で小回りに展開、最後の緩斜面ステップターンでフィニッシュというのが一般的な構成です。

 

日々、繰り返し滑ってきた日陰コースがその舞台でした。スタート前、何か言いようのない感覚に襲われつつも、「やるしかない!」と、迷いを振り切り、プレターンに入りました。そして、大胆に大回り、小回りを駆使して、それまでのうっぷんを晴らすかのようにアピール。最後のステップターンも決まった!

と、思った瞬間・・・

板が、雪面に取られたっ

なんでっ???

あっ!と、思った瞬間

ゴールラインを越えるか、越えないかというところで、板は誤開放(外れ)、わたしは転倒したのです。ゴール後の転倒と見るか、ゴール前の転倒とみるか。いずれにしても、力不足は力不足。結果は、68点で、またもや1点差に泣きました。

合格して当然!と、みられていながらも、あろうことか、2シーズン目の取得はなりませんでした。

残されるのは、卒業間近の4年生となった、最後のシーズンのみです。

これも、プレッシャーでした。

もしも、合格できなければ・・・

 

まるで、今回のトリノで「後がなくなってきた日本」に似た状況・・・・

 

あとは、技術面でも、体力面でも、メンタル面でも強化するしかありません。

失意のオフシーズンを乗り越え、学生生活最後のチャンスのシーズンを迎え、どんな斜面、どんな雪質やコンディションであっても、平常心で滑りきれる自信をつけるべく、練習を重ね、いよいよ歓喜の時がやってきました!

フィギア女子で荒川選手が、金メダルを獲得するまでの、ダメか、ダメか、いつか、いつかと期待と不安が交錯する時期でした。

わたしは、すべての種目において、70点以上をもらった!と、自分の中では、ノーミスに近いほどの満足感で、すべての種目を終えました。あとは、採点発表を待つばかりです。さながら、演技後のフィギア選手の気持ちです。

 

何点がついているのだろうか?

 

はたしてメダル(1級合格)にとどいているのだろうか?

 

そして、その時はやってきました!

仲良く?ずっと不合格を繰り返していた先輩とともに、同時に1級の合格ができたのです!

本当に、この時は、嬉しさと喜びと、なんとも言えない満足感、達成感につつまれた瞬間でした。それまでの苦労や練習、挫折があったからこそ、その瞬間があり、喜びも倍増したのだと思っています。

やはり、結果も大切ですが、そこにいたるまでの道のり、ストーリーを大切にしたいなぁと考えておりました。

 

荒川選手金メダル!

で、舞い上がる記事(わたしも含め)が多い中、結果よりもプロセスが大切!と非常に素晴らしい記事を書かれていた方がいます。

いつもお世話になっている

「税金まにあ」木村税務会計事務所通信さまのこちらの記事です。

是非とも、ご一読下さい。

 

「トリノ冬季五輪」と、「わたしの1級合格」、まったく次元の違う話ではありますが、そのプロセスの大切さや、人間、挫折した時にこそ、真価が問われるという点で、非常に共感を持てました。

 

トリノが終わり、金メダル1個に終わった責任論や原因論が展開されています。ここではあえて触れません。

日本代表選手は、みなさん頑張ってくれたと思います。

結果も含め、そこにいたるまでの道のり、ストーリーに感謝感動!の拍手を贈りたいと思います。

選手のみなさん!

お疲れ様でした!

みなさん輝いていましたよ!

つきなみですが、感動をありがとう!

 

 

是非とも、ブログをご覧になっているみなさんにおかれましても、五輪開催中で興味を終わらせずに、益々ウィンタースポーツにご理解をいただければ幸いです。

アルペン・モーグル・フィギア・ジャンプ・スノボ・・・・種目は何でも構いませんが、一度、生で競技をご覧になることをおすすめいたします。

 

なぜなら、もっと冬季五輪を愛することができるようになるからです。

 

最後に、期間中多くのTB、コメントをいただきましたこと、あらためて御礼申し上げます。

 

グラーツエ!

アリヴェデルチ!