厚生労働省は12日、09年のHIV(エイズウイルス)の新規感染者は1008人で、7年ぶりに前年を下回ったとする速報値を発表した。感染者数とほぼ比例する検査件数も7年ぶりに減っており、厚労省は新型インフルエンザ流行などでHIVに対する国民の関心が低調になったのが原因とみている。

 HIVの検査件数と新規感染者数は98年からの10年間で約3倍に増加。08年は検査が17万7156件、感染者が1126人で、ともに過去最高だった。

 09年も1~3月の検査件数は四半期で過去2番目に多かったが、4月以降に急減。新型インフルエンザ対応で保健所の検査態勢が一時整わなかったり、公共広告機構によるHIV検査の呼び掛けが6月末で終了したことも影響し、通年では感染者が前年より10%、検査が15%減った。新たにエイズを発症した患者は、前年より11人少ない420人だった。

 厚労省エイズ動向委員長の岩田愛吉・東京大教授(感染症学)は「実際の感染者が減っているとは考えにくく、意識の低下には危機感を持っている。啓発の方法などを考えるべきだ」と指摘する。【清水健二】

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