千葉県浦安市の市立小学校で担任の男性元教諭(50)(2007年に依願退職)から性的虐待を受けたとして、知的障害のある女子高校生(18)が県と市に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が24日、東京高裁であった。

 一宮なほみ裁判長は「状況理解能力が劣る原告に行った元教諭の行為は許し難い」と述べ、県と市に慰謝料など計60万円の支払いを命じた1審・千葉地裁判決を変更、賠償額を330万円に増額した。

 1審判決は、元教諭が2003年に原告の胸をつかむなどした3件の行為以外は、「状況が特定されていない」などとして認めなかった。これに対し、この日の判決は、3件以外の被害申告について「信用できる」と評価し、元教諭の別のわいせつ行為も被害事実として認めた。

 元教諭は原告らに対する強制わいせつ罪で起訴されたが、06年に東京高裁で無罪が確定している。

 判決後、原告の両親が東京・霞が関で記者会見し、母親(48)は「『あなたのことを信用してくれる判決が出たよ』と娘を抱きしめたい」と話した。

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