2007年06月28日

久しぶりのブログ更新

あっと言う間に今年も半分が終わり。

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東京で英語学校に行くなら!ウォールストリート・インスティチュート

6月に入っていろいろとやることが増え、ブログの更新がままならなくなってきた。

3月に福津市にある英語学校から引継ぎの話をいただいてから、ずっと準備をしてきた。

オーナーのオーストラリア人Eさんと、アメリカの黒人リチャードと僕の3人で今後のカリキュラムなどについて延々と話をしてきたのだけど、福岡市内から福津市内までは車で片道約90分もかかる。

毎日往復3時間あまりを通勤に割けるかというと、それはかなりの無理があるため、最終的に僕はこの学校の引き継ぎを断念した。

結局リチャードが引き継ぐことになってから、僕は一講師として教えに行くということになったのだけど、そこにたどり着くまでの3ヶ月はとても長かった。

ビジネスの引継ぎということでの交渉だったのだけど、まずリチャードが時間にルーズで、引き継ぎのクラスに初日から遅刻。

その言い訳は、Traffic was heavy.(渋滞してた)だった。

初日は仕様がないとは思ったが、2日目も遅刻。

I couldn’t find the place. (場所がわからなかった)

と、Eさんから案内してもらい「大丈夫」を連発していたにもかかわらずの遅刻。

ガイジンでも日本人でも時間にルーズな人はいるものだけど、リチャードは遅刻をしたあとも悪びれる様子もなくひたすら言い訳。

渋滞はオレのせいじゃない、場所がわからないのはまだ慣れてないから。

あの〜ここはアメリカじゃないんですけど。。

潔く謝ればいいところを開き直るため、ますます立場を悪くしていた。

まるで小学生のような言い訳にEさんも僕も呆れてしまった。

アメリカ人は謝らないとは聞いていたが、ここまで自分の責任を他に擦り付ける人も珍しい。

もう48歳になろうというのに、この横着さ、本人は大まじめなのだ。

でもこれはほんの始まりで、ここからが本当に彼とのやりとりの苦労の始まりだった。

その内容をすべてあげつらうとことはできないので省略するけれど、とにかく僕はこの男とのやりとりを通して、アメリカ人不審に陥ってしまった。

黒人を見たら、誰であれまず一発殴ってやりたい衝動に駆られる(笑)。


その反面、再確認したことは、「ビジネス英語」や「交渉の英語」は難しいなんて世間では思われているけれど、実は大したことない、という事実だった。

基本的な英会話ができる、というのは最低のこととしても、交渉だからといってあまり構える必要はないし、高度な英語力も必要ではない。

誤解がないように書いておくけれど、僕は交渉をなめているわけではない。

交渉に臨むにあたっては、それなりに準備も必要だし、心構えもいる。また落としどころも踏まえていなければならない。

ということで僕は交渉を、勝手にふたつのタイプに分けている。

目的到達型と立場固執型だ。

格好つけて難しく書いてるけれど、実は大したことない。

目的到達型というのは、お互いに合意するポイントは同じだが、そこに到達するまでのプロセスが異なるもの。

立場固執型は目的達成よりもむしろ自分の主義主張を崩さないことに重点を置く。

たとえば、イスラエルとパレスチナの交渉については、お互いに立場や面子にこだわり自国の主義主張に固執するあまり、交渉が行き詰まることが多く、いつまで経っても結果が見えない。

反面ビジネスでの交渉は、取引をするかしないか、この商品を買うか買わないか、とゴールが明確に定まっていることが多いため、結果が出やすい。

そういうわけで、ビジネスでの交渉というのは、お互いが合意というひとつのゴールに向かって進んでいくために、こちらの英語が多少拙かったとしても、相手は聞いてくれるものなのだ。

聞いてくれない場合でも、「聞いてください」と繰り返すことで状況を改善できるし、相手の話す速度が速すぎたとしても、「ゆっくり話してください」、「もう一度言ってください」と言えば、話が繋がるはずだ。

問題はこのような言葉を投げかけずに、わかったフリをすることだ。

こうなると相手のペースとなってしまい、交渉ではなくなる。

英語での交渉はこれまでにもいろいろと経験してきたけれど、いつも僕が思うのは、テクニック云々というよりも、人と人のやりとりには常に感情がつきまとう、ということ。

人間は感情の生き物なのだから当然なのだけど、この感情がなかなかの曲者だ。

一般的に外国人は日本人に比べ感情の起伏が激しいため、交渉中はまるでケンカのようになることもある。

本当に怒っているのか、演技なのか、それともあれが普通なのかは状況によっても異なるが、こういった駆け引きが苦手な日本人は苦しい立場に立たされることが多いように思う。

でも感情に惑わされることなく元の原理・原則に返って考えると、相手も結果を出すことを望んでいるわけだから、時間はかかっても共通のゴールへと収斂していくように思う。

今回の引継ぎに関してもかなり口汚く罵り罵られたが(爆)結局、結果は出た。

決裂するかな〜、なんて思っていたのにうまくまとまって自分でもちょっぴり驚いてしまった。

そういうもんだ、と言われればそれまでだけど、僕にとってはとてもよい経験となり有意義だった。

まだまだこれからもドタバタは続きそうだけど、この状況を楽しんでいる自分って嫌いじゃない(笑)。

毎日楽しくてツイてるなあ(^0^)v

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Posted by e1000yen_english at 04:32│Comments(11)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
わ〜、お元気で良かった!
やっぱりお忙しかったんですね〜!
昨日はさすがにサイダーのところでコメントしようかと
思いましたが、1日待って正解でしたね。

ユウさんのアメリカ人観や交渉ごと
と〜ってもよくわかります。

久しぶりにユウさん節が聞けて、やっぱり
このブログは不定期でもいいから続けていただきたいな〜、と
思いました。

Posted by はなぶさ at 2007年06月28日 11:54
お元気でなりよりです

駄目外人についてはわたしも何人か経験あります
いずれにせよ「害人」を作ってしまうのは日本人の責任でもあります。そういうやつは徹底的にこらしめなければ。
別に武闘派というのではなくても、何らかの形で制裁を課してわからせてやる必要があると思います。
(やっちゃったですか・・・・!?)
Posted by バカボンのパパ at 2007年06月28日 13:45
全然記事に関係のない話題で申し訳ありませんっ。
ユウ先生、準1級の1次試験に合格しました。
2回目の挑戦とはいえ、「やっと」という感じです。
2級を受けてから、7年目の歳月がかかってます。
ここまでくれば、私も立派な「のろまなカメ」でしょう?
面接試験が、来月8日にあるのですが、
私のスピーキングをご存知のユウ先生に、ひと言アドバイスを
お願いできればと思います....。
今、私なりに文法をおさらいしているのですが、
何か(ウインク以外に)秘策はありますでしょうか。

追記;ウインクは冗談です。緊張して両目つぶっちゃいます。
Posted by Emi at 2007年06月28日 15:37
アメリカ人の事、さぞ大変だっただろうとお察しします...
Posted by たけ at 2007年06月29日 12:59
☆はなぶささん

コメントをありがとうございます!
はなぶささんにそう言っていただけると、とってもうれしいです☆

ユウさん節ですか〜?
自分ではあまりよくわからないですけど(^^;
これからもがんばりますのでよろしくお願いいたします!

Posted by ユウ→はなぶささん at 2007年07月03日 03:28
☆Fさん

お久しぶりです!
「害人」っていいですね〜!
さっそくパクらせていただきます(笑)。

でもほんと、制裁でも課したい気分ですね。
次回ミョーなことになったらやっちゃいたいと思います(爆)。
Posted by ユウ→Fさん at 2007年07月03日 03:31
☆Emiさん

大丈夫ですよ、たったの8分ですもの〜。


Posted by ユウ→Emiさん at 2007年07月03日 03:34
☆たけさん

だははは!たけさんに言われると説得力がありますね〜。
やっぱり現地にはツワモノがわんさかいるでしょ〜??

F-1楽しめましたか?
Posted by ユウ→たけさん at 2007年07月03日 03:36
ユウさん、ご苦労様でした。ああ、あの福間の学校でいろいろ動いておられたんですね。そりゃ、ブログ更新なんて出来なかったでしょう。

でも、交渉の真髄、役に立ちます。

Posted by luckymentai at 2007年07月03日 05:08
たったの8分だからこそ、
私の場合、ヤバいような気がします...。
Posted by Emi at 2007年07月03日 08:38
そのリチャードっていうのは、「ボクラジオデDJシテル〜」とか自慢したりしてませんでしたか?デリカを乗り回してましたか?
私が知っている、去年(一昨年?)くらいに名古屋から福岡に移ったリチャードと似ているなと思って。もし同一人物であれば、あいかわらずだなぁとあきれるばかりです。
リチャードは日本人のことをなめてますから、そういう人とは付き合わないのが一番です。
Posted by 9id at 2007年11月03日 23:58