水俣病未認定患者団体「水俣病不知火患者会」(熊本県水俣市)の会員約2000人が、国や熊本県、原因企業チッソを相手取り損害賠償を求めた集団訴訟で、原告と被告の双方が15日、熊本地裁に和解勧告を求める上申書を提出した。次回22日の口頭弁論で和解勧告が出される見通し。
 不知火患者会は2005年の提訴当初から裁判を通じた救済を求め、09年11月まで追加提訴を繰り返してきた。同年7月に成立した水俣病救済特別措置法にも、「被害者ではなくチッソ救済を図るものだ」と反発していたが、環境省が同年10月、患者会と和解を目指す方針を表明して以降、両者で和解に向けた事前協議が進んでいた。
 会員の高齢化で早期解決を目指す必要があると判断したとみられ、園田昭人弁護団長は「国がようやく解決のテーブルに着いた。早期の補償実現を目指したい」などと話した。 

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