郵政改革法案の「最終案」をめぐり閣内対立が生じている問題は、29日も閣僚が国会などで食い違った発言を繰り返し、混迷の度合いを深めた。

 30日夜の全閣僚参加での懇談会での意見集約は難航が必至だ。

 この日の参院決算委員会では、菅財務相が、亀井郵政改革相が発表した「最終案」について、「発表前日の夕方に確かに電話を頂いたが数字に関することはなかった」と改めて指摘した。前日の民放テレビ番組で同席した亀井氏から「耳が悪い」と批判されたことについては「耳が悪いのか(亀井氏の)口が悪いのか、お互いさまだ」と突っぱねた。

 平野官房長官は同委員会で、30日にも菅、亀井両氏から事実関係について聴取する考えを示す一方、「政治主導の中で、閣僚が自分の思いを含めて闊達に議論するのは決して悪いことではない」などと開き直る場面もあった。

 一方、亀井氏は29日の福岡市での金融機関との会合で「(最終案は)首相にOKを頂き、4月半ばをめどに法案提出の準備に入っている」と述べるなど、修正には応じない構えだ。

 閣僚らのかたくなな姿勢を踏まえ、鳩山首相は29日夕、首相官邸で記者団に対し、「あす(30日)全部が決まるというよりも、プロセスを確認することが大事だ」と述べ、30日の閣僚懇談会で閣内不一致を解消できない可能性に言及した。

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