ベトナム難民の子としてタイで生まれ、国籍がないまま日本に不法入国した男性2人が、行ったことのないベトナムへの強制送還命令は不当だとして、東京入国管理局に取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は19日、2人の訴えを認め、処分取り消しを命じた。
 原告側弁護士によると、ベトナム、タイ両国は難民の子の受け入れを拒否しており、2人は今後、在留特別許可を申請する方針。帰国先がなく在留も認められず、入管施設に長期収容されるなどしている難民の子は、国内に20人以上いるという。
 杉原則彦裁判長は、2人は帰国するなら家族のいるタイを希望しており、「ベトナムへの送還を2人に説明し、理解してもらった」とした東京入管の審査官の証言は信用できないと指摘。処分の手続きに重大な過ちがあったと判断した。 

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