来月予定されている「東アジアサッカー選手権」の東京開催を巡り、警備当局が神経をとがらせている。

 日本政府が北朝鮮女子チームの入国を認めたことから、2006年に追加制裁を行って以来、初めてスポーツの北朝鮮代表チームが来日する可能性が出てきたが、北朝鮮が態度を表明せず、具体的な警備計画の策定が進まないためだ。試合日が「北方領土の日」や「建国記念の日」と重なり、右翼団体などが抗議行動を活発化させることも予想され、警備関係者からは「ギリギリまで態勢が整わない恐れがある」との声も漏れている。

 大会は来月6日から、国立競技場(新宿区)など2競技場で行われ、女子の部には北朝鮮、中国、韓国、日本の4チームが参加予定だった。だが、昨年12月、拉致問題担当の中井国家公安委員長が、「(北朝鮮籍保有者の入国を原則禁じた)制裁が続いている」として北朝鮮チームの入国に反対の態度を表明した。

 その後、政権内部で協議した結果として政府が今月5日、「前政権時の決定事項」として入国を認めた。関係者によると、方針が揺れた日本政府の姿勢に、北朝鮮側は日本サッカー協会に抗議文を提出するなどしており、正式な来日表明もまだ行っていない。

 北朝鮮代表チームが来日する場合、通常より厳重な警備が行われる。05年2月にサッカーW杯アジア最終予選で来日した際は、日本戦が行われた埼玉スタジアム周辺に2000人の警察官が大量動員された。

 その後、06年10月に核実験発表に対する追加制裁が実施され、北朝鮮チームの来日はなかった。今回、来日する場合、韓国戦が「北方領土の日」の7日に、日本戦は「建国記念の日」の11日に、いずれも国立競技場で行われる予定だ。

 この両日は例年、右翼団体などが東京都内に集結して活動を活発化させている。警備関係者は「北朝鮮チームの試合が重なると、抗議行動などが試合に支障を与える恐れもある」と警戒を強める。

 警備当局では、北朝鮮チームの来日が実現することを前提に、国立競技場周辺や羽田空港などでの警備を強化する計画を策定する方針だが、来日が本決まりになっていないため、警備計画の詳細を立てられないのが現状という。警視庁の警備関係者は「右翼団体などの情報を収集しながら、来日が決まれば、厳戒態勢を敷く可能性がある」と話す。

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